【淫靡な研究室番外編】スイートクリスマス
こんにちは。まぬかんです。ご無沙汰しすぎております。みなさま、お元気でいらっしゃいますか?
お休み中にも関わらず、愛のぽち(バナークリック)や拍手など、ありがとうございます。
大好きです!
来年はもうちょっとちゃんと更新したいなと、思っています。いろいろえろえろすみません~
そしてみなさま、メリークリスマス♥
往診のお話の途中ですが、ちょっとクリスマスネタを挟ませてください。
涼介と弥生がまだ結婚前の、つきあっている頃のお話です。
弥生 編
「弥生。明日のクリスマスはどこかに行きますか?」
「え?」
涼介さんの部屋で食後のコーヒーを淹れていると、ソファに座る涼介さんから思わぬ声がかかった。
「でもお仕事……」
「ここのところ忙しくて淋しい思いをさせていましたからね。明日はお休みをとりました。……いやですか?」
私はコーヒーサーバーを慌ててカウンターに置いて、涼介さんのもとへパタパタと走り寄る。
「イヤなわけないじゃないですか。……うれしいです」
涼介さんの横に座り、涼介さんの太ももの上に手をのせる。すりとその手を覆うように涼介さんが手を重ねてきた。
ちょっとだけ冷たい、でも心は温かい、涼介さんの大きな手。その手を挟み込むようにもう片方の手をのせると、私は涼介さんの顔を見て微笑んだ。
「楽しみです。でも、あまり無理をしないでくださいね」
涼介さんはくすっと笑い、ゆっくりと眼鏡を外す。角度がついたあごから首筋のラインが、見とれてしまうほど色っぽい。
「涼介さ……」
涼介さんの表情がいたずらっぽい表情に変わり、段々と近づいてくる。
涼介さんの脚の上においた手はしっかりと握られ、身体を仰け反らすことも許されない。
ぴん、と張った腕。逃げることも反らすことも出来ない躰。そして魅入られたように視線すらもそらすことが出来ない。
やがて涼介さんの輪郭すら見えない距離になり、私達の距離はゼロになった。
恥ずかしさと。
もっと涼介さんを欲しいと思う気持ちと。
どちらの気持ちも正直な私の気持ち。そう思っていたのに――――。
涼介さんの唇がなんの前触れもなく離れ、私の唇は思わず涼介さんのそれを追ってしまった。
躰がくいっと前に傾き、私の気持ちは後者なのだと気がつく。
目の前では涼介さんが意地悪そうな顔で笑っていた。
『私が、欲しいですか?』
口角を上げながら、無言でそう私に語りかけてくる。
「涼介さんの……いじわる」
そう言って頬を膨らませると、その頬にチュッとキスした後耳元で囁いた。
「ではクリスマスにどこに行くか作戦会議といきましょうか。――――ベッドの中で」
そう言って耳の襞に沿ってれろりと舐めると、私の躰を抱き上げた。ぐらりと躰が揺れ、その腕から落ちそうになる。
「きゃっ」
慌てて涼介さんの首に腕を回し抱きつくと、くくっという押し殺した笑い声が聞こえた。
躰を少しだけ離し涼介さんの顔を見ると、楽しくて仕方がないといったかんじでニヤニヤと笑っている。
「わざとですね?!」
私の問いにニヤリと笑うと、大股で私を大きく上下に揺らしながら寝室へと歩き出した。
「もう」
私は再び涼介さんに抱きつく。
「……私は涼介さんさえ一緒にいてくだされば、別にどこにもいかなくてもいいんです」
顔が見えなくて良かった。たぶん私は茹で蛸のように顔が真っ赤になっていると思う。
「では、クリスマスは一日中繋がっていましょうか」
その言葉の意味を、少し遅れて脳が理解した。
「涼介さんの、えっち!」
涼介さんは笑いながら私を大きなベッドの上に降ろすと、優しい目をしてそっとキスをした。
スイートクリスマス 完
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