【淫猥病棟番外編】甘い往診#05
「ほんとに……透さ…ん……。せめてシャワーを……」
黒羽の舌がヌルリとナカに差し込まれ、春奈は大きくカラダを震わせた。黒羽の熱を帯びたザラザラとした感触の舌が、肉襞を押し分けてナカを進む。時折舌先をくいっと曲げ、こそげるように舌を動かしたかと思うと、ナカを撹拌するかのように激しく動かしたりする。
そのたびに春奈はビクンビクンとカラダを震わせ、黒羽の髪に埋めている指先に力を込める。
「シャワーをあびるなんてもったいない」
「もったい……ない?」
「ああ。春奈が濃くていい」
そう言ってニヤリと笑う黒羽に、春奈は真っ赤になった。
「もうっ!」
春奈は黒羽の肩をつかみぐいっと押しやると、「立ってください」と頬を膨らませながら言った。その表情もかわいいなどと思った黒羽は、思わず言われるままに立ち上がってしまった。
それとは逆に、春奈は壁に背をつけながらするりと床にしゃがみこみ、黒羽のベルトをカチャカチャと外し、チャックを下ろした。
「春奈?!」
「お返しです!」
そう言うと布の上からはむっと黒羽のモノを咥え込んだ。
春奈は黒羽のモノを咥えながら舌をその先端にあてがい、じっとりと唾液を染み込ませる。春奈の唾液なのか、それとも黒羽の先走りなのか、染みが大きく広がっていく。
「は…る……」
布越しの刺激でもそれが春奈によってもたらされるモノだということだけで、黒羽は爆ぜそうになるカラダを必死でコントロールする。そんな黒羽を見上げ、春奈はふふっと微笑み、そして下着に手をかけた。
「くっ」
剥き出しになったモノを春奈が根本から先端に向かって舐め上げる。そしてかぷっと口に含むと、頬をすぼませて前後に動かし始めた。
「春奈っ。……きたな……いからっ」
「透さんが濃くていいです」
「口に……咥えたまま、しゃべ……るなっ」
黒羽の余裕のない顔を見て、春奈は満足気に微笑んだ。
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