蛇の涙#01~私を犯して~
「犯して。わたしをえぐるように貫いて。」
涙を流しながらそう訴える女の白い肌に、男は赤い舌を這わす。
胸元から首筋まで、ねっとりとなぶるように舐め上げ、頬から伝い流れている涙を遡るように目尻にキスをする。
「なぜそんな哀しそうに泣くんだ?」
男はもう片方の目から溢れている涙を長い舌で舐めとると、女の顔をじっと見つめる。
「リョウ・・・。あなたこそなんで、そんなさびしそうな目をしてるの?」
女はそういってリョウと呼ばれた青年の頬に手を添える。
そしてその青年は、さびしそうと言われた目を閉じて、ゆっくりと女のナカに入っていった。
蛇の涙
とある洋館でパーティが開かれていた。
きらびらかな衣装に身を包んだ男女が、グラス片手に談笑している。
しかし普通のパーティと異なるところは、誰もが仮面で顔を隠している点だ。さながら仮面舞踏会といったところだろうか。
安西 桃子(あんざい ももこ)も羽根のついた仮面で顔を隠していた。
桃子はふぅっと小さくため息をつくと、ベランダへと出た。三日月が雲の合間からのぞき、桃子を照らしている。
———こういう華やかな場所は苦手だわ・・・。
夫の希望で同伴したものの、夫の姿は先ほどから見えない。もともと華やかな場所を苦手としていた桃子は壁の花と化していたが、それでも声をかけてくる男性が煩わしくなり、こうやってベランダへと出てきた。
それもそのはず。桃子の格好は扇情的だった。
躯のラインを強調する真っ赤なドレス。胸元は大きくV字に開き、その切れ込みは胸の下まできている。その開いた布を押し上げている豊かな膨らみの裾野が、V字からのぞいている。
普段ならこんなドレスは着ない。夫がプレゼントしてくれたドレスだった。自分のために選んでくれた夫の手前、着ないわけにはいかない。
桃子はベランダの手すりに手を乗せると、ふたたびため息をついた。
そのときだった。
「ひとり?」
男の声がいきなり耳元でして、桃子は飛び上がりそうなほど驚く。
身体を反転させて男の顔を見ようとしたが、その前に手すりにある手をその上から押さえつけるように握られ、身体を密着された。
男の手が桃子の腕を押さえつけながら、徐々に上へと上がってくる。
「ちょっ。ちょっと何を?!」
桃子は身をくねらせながら男の腕の中から逃れようとするが、男に上手い具合に要所要所を押さえられ、逃れられずにいた。
「春とはいえ、まだ夜は冷え込む。こんな格好で外にいたら風邪をひくよ。」
そう言って桃子の大きく開いた胸元に手を入れた。
「ほら、こんなに冷たい。」
そう言って乳房の大きさを確かめるように撫でると、ニップレスを指の腹でこすり始めた。
「やっ。ちょっ。やめっ。」
男の指が何度も往復するたび、その下から主張するように突起が盛り上がってくる。
男はその突起の根元をスーッと指でなぞった後、今度はひっかくように指を動かした。
「やっ。あぁんっ。」
桃子はたまらず前にかがもうとするが、男はそれを許さず、逆に桃子の躯を自分へと張り付けるように抱き抱えた。
↓よろしければ、1日1回、愛のクリックをお願いします♪更新の励みになります♪
こんにちは、まぬかんです。
このお話は、わたしが凹んだ記事を出してから、毎日コメントをくださっているYさんに捧げます。あ、でも、折半にしましょう(笑)
最初のクダリでピンと来てくださった方がいたら嬉しいのですが、このお話は、まだ蛇だったころの涼介のお話です。
嬉しいことにYさんが涼介のことを気に入ってくださっていただいていてですね、お礼をかねて、そしてわたしの趣味も兼ねて、書かせていただきました。
まだ、メガネをかける前の、とんがっていたころの涼介と、◯◯(ネタバレなので伏字)をお楽しみいただけたら嬉しいです。
コメントのお返事など、滞っていて申し訳ありません。
なお、勝手ながら、らばさんのお誕生日関連のコメントの承認並びにお返事を先にさせていただきました。
ほんと、溜め込んでいてすみませんっっ。
大好きです~っ←必死
←お礼ページ始めました♪
FC2ブログランキングに参加しています よかったら「つん」ってしてね♪ |
にほんブログ村ランキング(愛欲小説)にも参加 しています。押してもらえると小躍りします♪♪ |
人気ブログランキング(官能小説)に復帰でき ました♪押してもらえると跳ねて喜びます♪♪ |
官能小説.comのランキングに参加してみました♪ よかったらこちらもクリックしてみてください♪♪ |
官能文書わーるどのランキングに参加してみました♪ よかったらこちらもクリックしてみてください♪♪ |
いつも応援してくださってありがとうございます!!みんな優しくって大好きですっ
ささやかなお願い:
当ブログには「inポイントを稼ぐための騙しリンク」や「PVを稼ぐための意味の無い大量の空白行」はありません。
皆さんの愛(クリックや閲覧)だけで成り立っています。もし「しょうがねぇな、少しは応援してやるか」という気持ちになられましたら、バンバンクリックしていただけると泣いて喜びます。
当ブログには「inポイントを稼ぐための騙しリンク」や「PVを稼ぐための意味の無い大量の空白行」はありません。
皆さんの愛(クリックや閲覧)だけで成り立っています。もし「しょうがねぇな、少しは応援してやるか」という気持ちになられましたら、バンバンクリックしていただけると泣いて喜びます。