蛇の涙#06~メスの匂い~
桃子 編
自己嫌悪。
今の私の状態を表す漢字4文字といったら、これ以外に思いつかない。
私はダイニングの椅子に腰掛け、テーブルへと腕を伸ばしながら突っ伏す。
昨日はコトが終わると私は気を失うようにベッドへと倒れこんだ。目が覚めた時はすでにリョウはいなかった。
深夜の闇に紛れ自宅の戸をくぐり、そのままシャワーを浴びた。私の躯の隅々まで残るリョウの痕跡を洗い流す為に。
・・・でも。
半日以上経った今も、気を抜くと私のココロはリョウの痕跡に絡め取られそうになる。
リョウの体温、舌遣い、指の運びを思い出し、躯の奥が熱くなる。
テーブルの上に伸びた手が、下に降ろされ、スカートをたくし上げ始める。
「リョ・・・。」
指がクロッチに触れる。すでにじんわりと湿っているそこを、さするように指を這わす。
リョウの指使いを思い浮かべながら、やや押し込むように布の上からワレメをさする。
「んは・・・あ・・・。」
指が一点で止まり、強く押しながら震わせる。突起を潰すように強く押すと、ワレメを伝ってきた蜜が染み出し指を濡らす。
「あ・・・ん・・・・・・。リョ・・・オ。あっ。んンッ。」
ピンポーン
イってしまいそうになる私を、チャイムの音が現実へと引き戻す。
私、今、何を?リョウを思い浮かべて、何をしていたの?
ピンポーンッ
再びチャイムの音がして、慌てて立ち上がる。
インターフォンに出ると、宅急便だった。この時期はいろいろ贈り物が届く。
だから・・・・。
だから私は無防備ででてしまったのだ。
「お待たせしまし・・・。」
ドアを開けると、そこにはリョウが立っていた。
「だめだな、おくさん。そんな無警戒でドアを開けちゃ。」
ドアを手で押さえ、ニヤリと笑いながらリョウが玄関へと入ろうとする。
ドアを閉じようと引いても、男の腕力には叶わない。
「なっ。何をするのっ!?大きい声を出すわよっ。」
そう言う私をニヤニヤと見下ろしながら、リョウは玄関へと入り、後ろ手でドアを閉め鍵をかける。
「どうぞ?でも、俺のことをなんて説明するんだ?」
そう言って私の手首を掴むと首筋から耳裏に向かって舐め上げた。
「メスの匂いがする。」
リョウはそう言うと、いきなり私のスカートの中に手を入れ、下着の隙間からワレメを指で撫でる。
「やっ。」
リョウはすぐに手を引き、その蜜のついた指を私の目の前でこすり合わせた。
リョウの指が、淫靡に濡れ光っている。
「くっ。こんなに濡らして・・・。俺を思い出して、躯が疼いてしょうがないんだろう?」
「違うわっ。離してっ。」
リョウの手をほどこうと手首を振ろうとするが、微動だにしない。
「貞淑な妻の仮面の下には、淫乱なメスの素顔が隠されてる。でも・・・。もう、あんたは俺の前では仮面で隠せない。」
私は目を見開いてリョウの目を見る。
「あんたはもう俺の前では、何も隠せない。」
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