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まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
そんなシチュエーションが好きな管理人が官能小説を書いてみました。まだまだ拙い文章ですが、みなさんのたくましい妄想力で補ってやってください♪

基本的に平日14時頃に更新します♪
土日は更新したりしなかったり、です。

作品リスト

すべてではありませんが、一部のお話のリストです。
ちょい読みに役に立てばうれしいです♪


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蛇の涙#11~遮られる視界~



桃子のキスを受け、リョウは桃子の身体を引き寄せる。

背中に手を回し細い身体をギュッと抱きしめると、そのままベッドの上へと寝かせた。

無言で自分を見上げる桃子の視線が、リョウのココロを貫く。

ーーーそんな目で・・・俺を見るな。俺を哀れんだ目で見るなっ。

リョウは手で桃子の視界を塞ぎ、唇を奪う。

激しく唇を何度も交差させ、舌を絡めあい、吸い上げる。

桃子はリョウの舌の動きに応えようと、舌をできるかぎり伸ばしている。

唇を離し、ふしだらに差し出された桃子の舌の先を舌先でつつき、ねっとりと絡ませ貪るように再び唇をふさぐ。

蛇の毒が舌を伝って注ぎ込むように、なんどもなんども舌を絡ませる。

「桃子、俺が欲しいか?」

リョウは絞り出すようにそう呟くと、桃子が依然視界を閉ざされたままで即答する。

「私はあなたを欲しがらない。欲しがることはない。」

その言葉に、リョウの顔が歪む。

これ以上毒を注ぎ込んだら、目の前のこのオンナは壊れてしまうのではないか?そんな不安が頭をよぎる。

「3日間もあるんだ。ゆっくりたっぷり愉しませてやるよ。」

そういうと、桃子のブラウスの合わせ目に指をかけ、一気に下へと下ろした。

ブチブチっと糸が切れる鈍い音が響く。

絹製の光沢を放つ柔らかい布地が左右に開かれ、そこから現れた白い肌に赤い舌を落とす。

レースに覆われた柔らかなふくらみのその稜線を舌で辿りながら、ゆっくりとその布地を左右へとずらしていく。

「あ・・・。リョ・・・・っ。んっ」

舌先が頂点に触れ、桃子の躯がビクンと大きく震える。

ねっとりと舌を巻きつかせるようにその頂点を嬲りあげ、その先端をつつく。

もう片方の乳房を直に揉み上げ、尖ったその頂点を指で弾く。

桃子の脚があがりリョウの背中に回ると、腰をすりつけるように悩ましく動きはじめた。

めくれたスカートをさらにたくし上げる様に太ももを指でさすりあげる。

リョウはいきり勃った己のモノを、桃子の太ももの内側に押し付けるようにしてこすりあげた。

そしてゆっくりと桃子の中心へと移動させ、すでに蜜が溢れているその穴を布の上から突く。

押し込まれるような感覚と、一向に挿れられることのなもどかしさに、桃子は腰を揺らす。

「俺はあいにく手が塞がっているからな。自分で脱げ。」

桃子の視界を遮るため片手が使えないと主張するリョウに、桃子は羞恥で頬を赤らめる。

脚をあげているこの体勢でショーツを脱ぐということは・・・・

「ほら、ちゃんと見ていてやるから、さっさと脱げ。」

リョウはわかっていてそう言った。

「なんなら脱ぎやすくしてやろうか?」

そういって膝を桃子の尻の下に入れ、ぐいっと桃子の腰を持ち上げる。

桃子の躯がくの字に折れ、脚が大きく開かれる。

桃子の視界が奪われていなければ、おそらく桃子自身もその濡れた己の秘部を覆う布が見えていただろう。

リョウが膝をさらにぐいっと入れ、桃子の躯がさらに高く折られる。

背中はもう半分ほどしかついておらず、腰は高くあがり、太ももにリョウの熱い息が当たる程近づいている。

「いや・・・。はずかし・・・・い。」

ククッとリョウの笑いを噛み殺す声が聞こえて、桃子はカッと顔が赤くなる。なにをいまさら、そう言われているように聞こえた。



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蛇の涙#12~蛇の涙~



桃子はショーツと腰の間に親指を入れると、ゆっくりとショーツを下ろし始めた。

下ろすといっても実際には布を上げていくわけで、その通常とは異なる動作に躯が熱くなるのを感じる。

片足ずつショーツから脚を抜き、それがおわるとベッドの上にパタンと手を下ろした。

リョウの目の前の無防備にさらされたワレメには、後から後から蜜が噴水のように溢れて出る。



その蜜壺にそっと舌を挿し込むと、桃子の躯が大きく跳ねる。

「あぁっ。だ・・・めぇっ。こん・・・なっ。はずかし・・・っ。やっ。あぁぁっ。」

頭を振って抵抗しようとするが、リョウの大きい手のひらで額から頬骨まで包むように抑えられている為、それもできない。

舌をねじ込みながら蜜壺に唇ごと押し当てると、ぐちゅりと卑猥な蜜の音が辺りに響く。

視界を遮られた桃子の耳に、その音が大きく響き、桃子の躯がいっそう熱くなる。

「お願い・・・。おろして・・・。こんな体勢・・・。はずかし・・・・。」

リョウの口角が上がる。

リョウは桃子の躯を少し下げると、視界を覆っていた手をどけ、顔を覗き込んだ。

ニヤリと笑うその口元に桃子がドキっとするのも束の間、リョウが桃子を貫いた。

「あぁぁぁっ。あっ。リョッ。あっ。はあぁっ」

リョウが激しく腰を打ち付け、桃子の躯がそれにあわせて上下にブレる。

「だめっ。あ・・・・あぁっ。リョッ。んンッ。も・・・・やめ・・・・て・・・・。はぁぁっ。」

リョウの背中に指をめりこませ、桃子が仰け反りながら訴える。

リョウは桃子の足首を掴みさらに脚を広げさせ、奥へ奥へと己を突き立てる。

リョウのモノが肉襞をこする度、桃子の口から声にならない熱い息が漏れる。

官能の波に飲み込まれそうになりながら、桃子はリョウの背中から手を引き、リョウの頬を包むように手を添える。

「リョウ・・・。はぁっ。泣かな・・・いで・・・っ。」

桃子の思いがけない言葉にリョウは驚き腰の動きを止め桃子を見つめる。

「私を・・・好きにしていいから・・・っ。泣かないで・・・。」

リョウは驚いて目の下をこすり、その手を見たが汗以外でその手を濡らすものはなかった。

「泣いてなんかいない。変なことを言うな。」

そう言って再び桃子を突き上げた。

「リョウっ。あなたは気がついていないかもしれないけれどっ。んっ。あなたは私をっ。はぁっ。私を抱きながら、泣いてるっ。」

リョウはその言葉を振り切るように腰を激しく動かす。

ガクガクと躯を揺さぶられながら、桃子は話を続ける。

「あなたは心の中でっ。はぁっ。助け・・てくれってっ。叫んで・・るっ。なんでっ。な・・・んで・・・なに・・・にっ。そんなに苦しんで・・・るのっ。」

「黙れっ。」

「あなたの目が・・・っ。もう許してくれって・・・・訴えてるっ。なんであなたは・・・っ。そんな悲しそうな目でっ。私を抱くのっっ。」

「黙れっっ。俺の中に入ってくるなっ。」

リョウが一際強く腰を押し付ける。

「俺のっ。俺の心に触れるなっ。っく。」
「あぁぁっ。」


桃子は頂点に達し、リョウもまた精を吐いた。

桃子は薄れていく意識の中、頬にポタッとひとしずく、水滴が落とされるのを感じた。



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こんにちは、まぬかんです♡

ゴールデンウィークの更新予定ですが、今のところ5/2までは毎日更新させていただきます♪といっても明後日なのですが…。

残りは単発でなにか書きたいなぁと思っていますが、ど、努力目標とさせてください←なぜかどもる(笑)

あと、涼介について、語りたい←また自分のキャラを語り出す痛いやつとか思わないでいただけると嬉しいです。親バカです。はい。

これもできたら、と、思ってます。

ちなみに、昨日Twitterでつぶやいていた「暴れん坊将軍の殺陣のテーマをかけながらエロシーンを書くと、はかどるってTLにあったので試してみた」という件。
それが今回のお話です。
内容的に激しい回ではなかったので、残念ながらはかどりませんでした(笑)

パソコンモードでご覧の方は画面右側に出ていますがスマホや携帯ですとわからないですよね…。

以前一度だけ記事にとりあげましたが、こんな感じでつぶやいています。





最近、『本日の更新予報』を始めました。予約投稿されていれば快晴、そうでなければくもりとして、降水確率でどれぐらいヤバそうかということをつぶやいています。
後は、お話を書いている時に煮詰まった時の独り言と、生活感丸出し(主にカレーw)のつぶやきがほとんどです。
ご興味があればフォローしてみてください。
一応怪しいエロ書きのアカウントなので、話しかけられない限り@つきで話しかけませんのでご安心ください。
でも、たまにどうしても突っ込みたくなると、@無しでつぶやかせていただくことがあります。主に変態ネタに食いつきます(笑)

こんなまぬかんですが、今後ともよろしくお願い致します♡






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THEME:18禁・官能小説 | GENRE:アダルト |

蛇の涙#13~父の決意、祖父の想い~



 
 
医療法人財団 佐伯会本部。

日本屈指のその組織の長がいる理事長室のドアをノックしてリョウが中に入る。

その部屋の主が大きい革張りの椅子から立ち上がり、リョウを出迎える。

「涼介。お前から私に会いにくるなんて。どういう風の吹きまわしだ?!」

リョウの名前は佐伯涼介といい、この佐伯会理事長である祐一郎の息子である。

「親父。あんたには悪いが、俺はあの女から手を引かせてもらう・・・」

「・・・涼介?」

「あんたの道具になりきれなくて悪いと思ってる。だからもう、俺に構わないでくれ。俺は俺のせいで人生を狂わせてしまった彼女への贖罪のためだけに生きる。彼女が俺の命が欲しいというのなら、俺はよろこんで差し出す。だから、俺の能力の事なんて・・・俺の存在なんて忘れてくれっ。」

涼介はそういって部屋を飛び出していった。。

後に残された祐一郎はしばらく放心していたが、涼介の言葉を反芻して我に返る。

「私の名を語って・・・・誰かが涼介に佐伯の能力を使わせていた・・・のか?そうなんだな?涼介。」

ギリっと歯を食いしばる。

「誰が、何のために。必ず突き止めてみせる。」

拳を固く握り、怒りに肩を震わせながら、祐一郎は固く決意した。





「涼介様。涼介様。」

ビルを出た涼介を呼び止める声に、脚を止めそちらを向いた。

頭を下げているスーツ姿の男性の姿が目に入る。長い髪を後ろで一つに束ねているその風貌に見覚えがあった。

「・・あんたはじいさんの・・・?」

スーツ姿の男性が頭を上げ、涼介に向かって柔らかく微笑む。

「はい。虎二郎様の秘書兼執事をしております高瀬と申します。本日は虎二郎様の使いでやってまいりました。」

涼介は高瀬を無視してその場を立ち去ろうとすると、高瀬が呼び止めた。

「涼介様、あなた様の血の秘密を解き明かしたくはありませんか?!」

涼介は驚き目を見開いた後、ゆっくりと振り向いた。

そこにはまっすぐ涼介をみる高瀬がいた。

「涼介様も通っていらっしゃいましたあの大学。あれを建てたのは虎二郎様ということはご存知ですよね?」

高瀬の言葉に、涼介は黙って頷く。

「あの大学は、将来あなた様があなた様に流れる血の研究をする際に必要になるだろうと言って、建てられたものなのですよ?」

涼介は驚いて声も出なかった。

「どうぞ、大学に講師としてお入りください。そして、佐伯家の双子を縛るその血の謎を解いてください。それが・・・・長年の虎二郎様の夢でございます。どうぞ、虎二郎様の夢を、孫であるあなた様の手で叶えて差し上げてくださいませ。」





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蛇の涙#14(完)~予感~


涼介編





俺は高瀬の言葉に、いや、じいさんの言葉に従うことにした。

己に流れる血の謎を解き、いまだに自我を手放してしまっている彼女・・・谷田部美也子を元に戻したいと思う。

元に戻したからといって許されるものではないと思っている。それでも何かをせずにはいられなかった。

何か用意をするものはないか?と問う高瀬に、メガネを用意するようにいった。

「目はお悪くないはずですが?」

なんで俺の視力とか知っているんだ?と思いつつ、度の入っていない眼鏡を用意させる。

『なんでそんな悲しそうな目をするの?』

桃子の言葉が脳裏に蘇る。

俺はその”悲しそう”と言われた目を、眼鏡で隠す。

もう誰も心に立ち入らせないために、鎧をまとうように。

もう俺のことを可哀想といって、心に寄り添おうとする人を作らないために。



こうして大学での俺の研究がスタートした。






数ヶ月後、研究を続ける俺のもとに、綾小路家の跡取り娘がやってきた。

綾小路家はじいさんのころからの付き合いで、佐伯家の血の秘密を知る数少ない外部の人間だ。俺も何度かじいさんのパーティの会場で彼女に会ったことがある。

名目上は俺のゼミに参加したいとのことだった。誰も受け入れることのなかった俺のゼミに。

「綾小路麗香です。お久しぶり。」

「ああ。」

俺はそれだけ返事をして背を向ける。

どうせ俺の能力をさぐりにきたんだろう?

必要最小限の会話以外何も話さない。そんな日が続いたある日。

新しいゼミ生として、門戸を叩く人物が現れた。

「谷田部です。」

谷田部・・・。そう多くない苗字だ。まさか。



谷田部は俺が人生を狂わせた女性の弟だった。

俺と会話をしている時の視線は穏やかなものだったが、俺が背中を向けるとその気配は一変し、憎しみの視線が俺の背中に降り注ぎ、焼けつくような痛みを感じる。

しょうがない。俺はそれだけのことをしたのだ。

しかしある日麗香の言葉で状況が一変する。

俺の研究の内容を察した麗香が協力を申し出てきた。そして谷田部までもが。

そして谷田部が俺に言う。

「正直言うとね、まだ気持ちの整理はついていないです。あんたの本意にしろそうでないにしろ、姉さんが今おかれている状況には変わりがない。でもね、それだったら前を向け。最善の道を探せって、麗香さんに叱られました。」

俺は言葉を失い、谷田部を見た。谷田部もまっすぐ俺を見ている。

「ひとつだけ付け加えるのであれば・・・その血はあんたのせいじゃない。それは、わかります。」

言葉が出なかった。そして目頭が熱くなるのを感じて、慌てて2人に背を向けた。

俺を許すと言ってくれるのか?

美也子をあんな目に合わせた俺を。

・・・いや、まだだ。俺は許されてはいけない。美也子の身体に残る俺の毒を除去できるまで、美也子の精神をもとに戻すまで、俺は許されてはいけないんだ。

谷田部の紹介でもう1人研究に加わった。岡本というこの男も、谷田部と同様に薬学に造詣が深く、研究は一気に進んだ。

そして、解毒剤といって差し支えのないレベルのものが出来上がり、美也子に投与した。

その後美也子は徐々にではあるが己を取り戻しているらしい。

谷田部の話によると、リハビリに付き添っている医師と心を通わせ始めたらしい。

「センセ、さびしい?」

谷田部が俺に聞く。

俺はフッと笑った後「そんな事はない。むしろ喜ばしい」と答えた。美也子の幸せを心から願った。



解毒剤の精度をもっと上げるために研究は続けられた。

そんなある日、研究室で麗香と2人きりになった際、麗香が俺の顔をまじまじと見ながら喋り始めた。

「ねぇ、佐伯くん。そろそろその眼鏡を外してもいいんじゃないの?」

・・・・え?

俺が驚いた顔をすると、麗香は笑みを浮かべながら俺を見る。

「佐伯くん、目が悪いわけじゃないでしょ?見ていてわかるわよ。その眼鏡は、たぶん人と一線を引くためにかけているだけよね?」

俺はあいた口が塞がらない。常日頃から麗香の洞察力の深さには驚かされてばかりだが、こんなことまで言い当てられるとは正直まだ麗香のことを侮っていたのかもしれない。

「もう、必要ないわよね?」




資料をまとめるからと言って、1人研究室に残った。パソコンの画面を開いたまま、物思いにふける。

正直、俺は人を愛するということに臆病になっていた。

今回美也子にはたまたま効いただけなのかもしれない。

今後第2、第3の美也子が生まれるとも限らない。

俺はふぅっとため息をつく。

いつか眼鏡を外し本当の自分を曝け出して女性を愛する日が来るのだろうか?

いつかこんな自分でも受け入れてくれる女性が現れるのだろうか?


その時パソコンから電子音が流れる。

ゼミの申し込みを知らせる通知メールだった。

俺はそのメールにあるリンクから、ゼミの申し込みを行った生徒の情報にアクセスする。

「立花、弥生。」

思わず声に出してその名を呼ぶ。

俺に予感めいたものがあったのかもしれない。

俺の呪縛を解いてくれるのは、この立花弥生であるという予感が------。



蛇の涙 完







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こんにちわ。まぬかんです。
お久しぶりな人とお久しぶりなシーンで、ちょっと懐かしくなりながらお嬢様の淫事を読み返していました。
よろしければお嬢様の淫事もいかがでしょうか?←営業?
 お嬢様の淫事はこちら⇒1話目が開きます

そして、ついでといってはなんですが、作品リストも更新しました。ただし「蛇の涙」はまだ入っていません♪

淫靡な研究室がらみの作品リストはこちらからどうぞ⇒こちら




先日書きました「涼介を語りたい」ですが、ものすごく長くなってしまいそうでして、今日の最終回に間に合いませんでした。
まだ半分も書いていないはずなのに100行超えとか、自分でもすこし引いています(笑)
最後までかけるかも謎なので、一応それように作った表だけペタッと貼っておこうかと思います。
こんなかんじで時間がかぶっています。という、「だから?」という表です・・・・

↓クリックすると大きくなります。
jikeiretsu.jpg


最後までおつきあいいただきましてありがとうございました♪

明日からはサクッと「勤労淫乱女子」を何話かアップする予定です♪
よろしければあそびにきてやってください♪

ではでは!!

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この歳になってまさかの腐女子再デビュー。 BL小説・BLお絵かきを不定期に更新中。ハメをはずしすぎてます。(佐伯兄弟の祖父と高瀬の話「孤独な月」はこちらで超スローペースで配信中・・・のはず。)
⇒BLすいっち

淫猥病棟を全年齢向けに改稿。3月14日に最終回です♪ 誤字脱字、こちらで「NG集」とした部分なども修正しています(笑)
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