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まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
そんなシチュエーションが好きな管理人が官能小説を書いてみました。まだまだ拙い文章ですが、みなさんのたくましい妄想力で補ってやってください♪

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淫靡な研究室2#06~疑念~

 
 
涼介の家に入ると、弥生は涼介の着替えの他、入院の可能性も考えて必要なものを手際良くひととおり揃え床に並べる。床に座り、それらをバッグにつめていた。

そんな弥生を、先程の刑事が見ている。

その視線に弥生は気づくと、バッグのファスナーを閉めながら話しかけた。

「まだ、私の事を疑っているんですか?」

その弥生の言葉が自分に向けたものだと気づくと、刑事は組んでいた腕を解き、返事をする。

「疑うのが商売なんでね。」

そう言って弥生の前に片膝をついて弥生の目をみる。

「個人的には疑いたくないんだがね。」

「えっ?」

弥生が驚いていると、刑事はバッグを掴み、立ち上がる。

「荷物はこれだけか?病院まで送って行く。」

そう言って玄関へと歩き始めた。

「大丈夫です。1人で戻れます。」

弥生がそう言うと刑事は振り返る。

「被害者の怪我の理由がわからない限り、用心するべきだ。あんたもノコノコこんなところに1人で来るんじゃない。もし、事件だとして、あんたがここに出入りしているのを見られたらどうするんだ?」

弥生の顔が一気に青ざめる。

おどかしすぎたか?


刑事はそう思った。

まあ怖くなってここに来ようなんて思わなくなる方がまだいいか。


しかし弥生の反応は刑事の考えとは異っていた。

「涼介さんの怪我、やっぱり事件なんですか?涼介さん、また狙われたんですか?」

自分の身よりも、オトコの心配が先、か。


刑事はフッと笑うと、玄関にいた他の刑事に声をかけ、廊下へ出た。




病院につき、警察の車を降りると、弥生は車の中を覗き込み礼を言う。

「ありがとうございました。え…と…。」

「町田だ。あんたも大変だろうががんばれよ。あ、あとなにか困ったことがあったらここに連絡してくれ。」

そう言って名刺を一枚渡した。

「政財界にも名を馳せている佐伯会の次男が襲われたかもしれないということで、上がピリピリしている。極力原因が早くわかるように努力するから…」

照れたように鼻の下に指を当てた町田を見て、弥生は小首をかしげる。

「だから、あんたもあんまり泣くな。」

弥生は驚いたがすぐに笑顔になり礼を言った。

町田は軽く手をあげると、そのまま車を出した。


しばらく走り、赤信号で止まる。

町田は何か心に引っかかるものを感じた。

「なんか、さっきの言葉。どこかしっくりこないものを感じた。どこだ?」

独り言のように呟くと、結んだ拳を唇にあて考え込む。

信号が青になっても気がつかず、後ろの車にクラクションを鳴らされ、思考が中断した。

「この感覚は、何か腑に落ちない時の感覚だ。……あの女は何かを隠している。」

そう思い、署に戻る予定だった車の行き先を、涼介の大学へと変更した。






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淫靡な研究室2#07~愛する資格~

 
 
その後の精密検査で記憶がないこと以外異常がない事がわかり、涼介は退院することになった。

涼介の実家に行くという案もあったが、今までと同じ環境に身を置いた方が記憶が戻りやすいという医師の提案通り、涼介のマンションに戻ることになった。

高瀬が運転する車で涼介のマンションへと向かう。

その車中で涼介はずっと外を見ていた。まるで隣にいる弥生から視線を外すように。

マンションの駐車場で、弥生が高瀬に諸注意を受けている間も、涼介は焦点あわない目で、視線をそらしていた。

「外出される際は、必ずお声をかけて下さい。お一人では絶対に部屋を出ないこと。よろしいですね?この意味、おわかりになりますね?」

高瀬の真剣な表情に、弥生は青ざめながらも頷く。

涼介と2人でエレベーターに乗り込み、涼介の部屋へと入る。涼介は初めて来た場所のように、あたりをみまわしている。

そんな涼介の後ろ姿を見ながら、弥生はキッチンに立ち、冷蔵庫から水を取り出すとコップにつぐと、涼介に渡す。

「あ、ありがとうございます。」

涼介はそう言うとコップを受け取り、水をひとくち飲んだ。

そんな他人行儀な涼介に、弥生は心が締め付けられる。

昨日、ここであんなに愛してもらったのに。


そう思って、つつ、と、指をシンクの淵の上ですべらせる。

「おそらく…」

涼介がいきなり口を開いたので弥生は驚いて涼介を見た。

「おそらく、記憶を失う前の私は、あなたのことを大切に想っていたのでしょうね。」

弥生は何も言えず、ただ涼介を見つめる。

「あなたが悲しそうな顔をすると、私は胸が痛いほどに締め付けられる。」

そう言うと寂しげに笑った。

「あなたのことまで忘れてしまって申し訳ありませ…。」

涼介は目を見開いた。

弥生が涼介の胸に飛び込んできたからだ。

弥生は涼介の背中に手を回し、ギュっと涼介を抱きしめる。

涼介は困った顔をして弥生を見下ろしていたが、ゆっくりとためらいながらも弥生の頭に手をのばすと、その柔らかい髪を撫でた。

弥生が涼介の胸から顔を離し、涼介を見つめる。

その目は潤んでいて、涼介の胸がズキっと痛む。

「涼介さん・・・。」

弥生はそっと目をつぶり、心持ち顎をあげる。

涼介の唇がゆっくりと弥生に降りて行く。


お互いの息がかかる距離になったところで、涼介が弥生の二の腕を掴み、己の顔をグイッと背けた。

「りょ・・・」

「すみませんっ。」

「涼介さん?」

「今の私にはあなたを愛する資格がありませんっ。」

そう言って呆然とする弥生を後にして、部屋を出て行った。


弥生は膝の力が抜け、ヘナヘナと床に座り込んだ。

涼介さん、本当に忘れちゃったんだ。私の事も。みんな。


涙がこみ上げてくる。子供のようにヒックヒックとしゃくりあげながら、涙を指と手の甲で何度も拭う。

「涼介さんっ。涼介さんっっ。」

ふと、我に返る。

「涼介さん?」

あたりを見回すが涼介の姿はない。気配すら感じられない。

「涼介さん?!」

弥生は青ざめ、立ち上がると家中のドアというドアを全てあけ、涼介をさがす。

「まさか、外に?!」

弥生は慌てて廊下へと飛び出した。






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淫靡な研究室2#08~失言~

 
 
エレベーターに乗り、一階のロビーに出ると、マンションの外に涼介の姿があった。

「涼介さんっ」

弥生の声は届かず、涼介は拾ったタクシーに乗り込んだ。

弥生は青ざめる。

ちょうど流しのタクシーが捕まり、前のタクシーを追うよう伝えた。

弥生は胸の前でギュッと手を握りしめる。

タクシーは大学の敷地内で止まり、弥生もそのすぐ後ろにタクシーを停めてもらう。

「あ。」

弥生はその時初めて、自分が何も持ってきないことに気がついた。

「あって、お客さん、財布持ってないの?困るんだけど?!」

運転手の声に、弥生はたじろぐ。

運転手は振り返り、弥生の躯を上から下まで舐めるように見渡すと、舌で唇をぺろっと舐め、いやらしい笑みを浮かべながらいった。

「お客さん、かわいいから、躯で払ってもらってもいいよ。」

そう言って弥生の膝に手を延ばす。

弥生はびくっとして後ずさる。


ガチャッ

弥生の横のドアが開き、運転手の伸ばした手をはたき落とすように一万円札が押し付けられた。

「いててっ。」

運転手はたまらず肩を抑える。

「それでたりるでしょう?さぁ、降りますよ。」

そう言って弥生の二の腕を掴むと、タクシーから引っ張り出した。

「涼介さんっ。」

涼介は厳しい目を弥生に向けた後、ふうっとため息をついた。

「まったく。貴女は危なっかしくって放っておけません。」

そう言ってふっと笑う。

久々に見た涼介の笑みに、弥生はじわっと涙ぐむ。

しかし、キッと涼介を睨む。

「危なっかしいのは、あなたですっ。また狙われたりしたらどうするんですかっ。いくらあの代議士が刑務所に入っているからって、他に狙っている人がいたらどうするんですかっ」

涼介は驚いて弥生を見ている。

「どういう意味ですか?代議士って、なんですか?私はなにか狙われるようなことがあるんですか?」

矢継ぎ早に涼介が質問してくる。

弥生は明らかに喋りすぎたという顔をして、俯き黙っている。

「教えてくださいっ。貴女は私の何を知っているんですか?!」

涼介が弥生の肩を掴み揺さぶる。

「その話、俺も聞きたいな。」

気がつけば横に刑事の町田が立っていた。






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淫靡な研究室2#09~能力を狙う者~

 
 
弥生は青ざめる。

「何を隠している?話せ。」

町田は弥生の手首を掴みあげる。

「痛いっ」

弥生が顔をしかめると、今度は町田が顔をしかめた。

弥生の手首をつかんでいる町田の腕を、涼介が掴んでいる。

ぎりっと指を食い込ませる。

「乱暴はやめていただきたい。」

涼介は静かにそう言うと、町田の腕を引っ張り、弥生の手から引き剥がす。

町田は忌々しそうに涼介の手を振って落とすと、キッと涼介をにらみ、そしてそのまま弥生を睨んだ。

「もう一度聞く。何を隠している?!」

弥生は硬く口を結び、何も話さない。

「質問を変える。被害者はこの大学で秘密裏に何かの研究をしていたそうじゃないか。何の研究をしていた?ゼミ生のあんたならしってるよな?!」

「・・・知りません。」

町田の眼が、弥生を捉えて離さない。

「あんた、嘘をつくのが下手だな。きょうび小学生だって、もう少し上手く嘘をつくぜ。」

弥生はまだ身構えていたが、急に腕を上にあげ、伸びをしている町田に面食らった。

「しゃあねぇな。惚れたもんの弱みか。」

町田が小声でボソッとつぶやく。その言葉は弥生には聞こえず、弥生はえ?といいながら耳を傾ける。

「こんなのは刑事としては失格なんだが、俺はあんたを信じることにした。だから、あんたも俺を信じて欲しい。」

弥生の肩を掴むと、町田は真剣な顔で弥生の目を覗き込んだ。

「俺に話せる範囲でいい。彼氏を助けたかったら、知っていることを教えてくれ。」

3人は涼介の研究室へと移動した。

今は使用されておらず、人の出入りもない。また、研究棟の1番端にあるため、人の目に触れることが少なかった。

「話せる範囲で、なんですけど。」

弥生が口をひらく。

その口調は明らかにまだためらっていた。

弥生と涼介の2人は研究室の中央にある作業台の横で、椅子に座っている。町田は勧められた椅子には座らず、2人を視界に収めるように作業台によりかかりながら見下ろしている。

「綿貫代議士ってしってますか?元、代議士ですけど。」

まさかその名前が出てくると思わなかった町田は、面食らった顔をして返事をした。

「あ、ああ。1~2ヶ月前に逮捕された代議士だろ?贈収賄で逮捕状が出ていたのに、人質強要罪と傷害罪で緊急逮捕されたっていう、あのセンセ。」

弥生はコクリとうなずく。


「涼介さんは特殊な能力を持っているんです。前にそれを利用しようとうする人たちに誘拐されそうになったことがあって。その時は気が付かなかったのですが、たぶん綿貫代議士が背後にいたんだと思います。しばらくして、今度は涼介さんのお兄さんとその彼女さんを使って、涼介さんをおびき出そうとしたんです。」

「・・・」

涼介も町田も、弥生の次の言葉を待っている。

「涼介さんのお兄さんが涼介さんの格好をして、助けてくれました。」

町田がストップをかける。

「確か双子だったよな?でもそんなんで綿貫が信じるのか?」

弥生は町田に向かって微笑む。

「だからなんでしょうね。私に面通しをさせました。私はお兄さんだと気がついていたので、あえて涼介さんと呼びましたけど。」

町田は笑いながら驚いた。

「あんた、意外に機転がきくんだな。」

弥生もつられて笑う。

「意外に、だけ余計です。」

涼介だけ笑わず、表情が凍りついていた。

弥生が真顔に戻る。

「綿貫代議士が刑務所に入っているので安心していたのですが、他にも涼介さんの能力を知っていて狙っている人がいるとしたら…。」

そういって弥生は青ざめ、震えながら涼介と町田を見た。







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淫靡な研究室2#10~潜在意識~

 
 
町田がしばらく考え込んだ後、口を開いた。

「その能力は、その、例えは悪いが、本人が死んでも発揮する能力なのか?」

あまりのひどいたとえ話に弥生は驚く。しかし町田が本気で聞いてきていることを感じ、真面目に答える。

「たぶん、それはないと思います。」

「じゃあ、意識がない状態でも同じってことだよな?」

「…うーん。ちょっとわからないです。」

町田は少し考え、再び口を開いた。

「仮に今回のことが何者かに襲われたことだったと仮定して。その能力とやらが目的ではなさそうだ。」

弥生と涼介が驚いて町田を見る。

「命を落としたら使えない能力なのであれば、命の危険があるような行為は行わない。頭を殴るなんてもってのほかだ。無意識では発揮するかわからないなら、そんなリスクはおかさないだろう?」

「あ…」

弥生は驚いて手を口にあてた。

「そう言う意味では、安心してもいいのかもな。よかったな。」

町田はふっと笑って弥生を見る。

弥生の頬が上気する。

「ありがとうございますっ。そうか。よかった。よかった…。」

そう言って少し涙ぐむのを涼介はただ見ていた。

「でも、そうすると、振り出しに戻るな。なんで襲われたんだ?いや、そもそも襲われたのか?」

そう言って涼介を見る。

「うーん。やっぱり思い出してもらうのが一番早そうなんだが…。」

そんな町田の視線に、涼介は困った顔をする。

「申し訳ない…。」

町田はハッとする。

「悪いっ。別にあんたのことを責めているわけじゃないっ。そうだ!ここはあんたのラボなんだろ?ここで彼女にその当時を再現してもらったら、なにか思い出すんじゃないか?」

「えっ?!」

弥生は真っ赤になって驚く。

涼介の目が輝く。

「それはいいっ。ぜひお願いしますっ。」

弥生の手を取ってまっすぐ弥生を見て懇願する。

弥生は戸惑っていた。ここで行われたこと。それはすなわち…。

「私は貴女のことを、早く思い出したいんです。」

弥生はため息をついた。

「町田さん。2人っきりにさせてもらえますか?その…。今日はお帰りになっていただけると…。」

なぜだが真っ赤になる弥生を不思議そうに見ていた町田が笑って答える。

「そこまで野暮じゃねぇよ。あ、あと、意識がない時にその能力が使えるのかも、一応確かめておいてくれ。じゃあな。」

町田が出て行ったのを確認すると、弥生は入口の鍵を締める。

心臓がバクバクいって、顔は真っ赤になっている。

「涼介さん…。」

振り向いた弥生の顔を見て、涼介はわけもわからず心臓が高鳴る。背筋がゾワゾワっとする。まるで獲物を前にした捕食者のような高揚感を覚えた。

「準備してきます。ちょっとだけ、待っていてください。」

そう言って弥生は隣の部屋へと入って行った。

隣の部屋に入り、ドアにもたれかかりながらふうっと大きな息を吐いて胸に手をおく。

これは、涼介さんの記憶を取り戻すために、仕方なくするんだから。


そう自分に言い聞かせると、服を脱ぎ始めた。





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