ハギレの絢#10~身を委ね~
side 仁美
いやらしい…。
私、とってもいやらしいことしてる。
自分で彼の舌に、口に、頬に。乳房をなすりつけている。
彼の視線は相変わらず私の顔に向けられていて、きっと淫乱な女だと思われているに違いない。
そう思うとじんわりと下腹が熱くなる。
自分が淫乱だと思われていることに躯が熱くなるのか、それともしている行為に躯が熱くなるのか。自分でもわからなかった。
…もしかすると、その両方なのかもしれない。
「はっ。あぁっ。…い。いい…のっ。」
私は知らず知らずのうちに腰をくねらせ、喘ぎ始めていた。
「かわいそうに。こんなえっちな躯、いままで満足させてくれる男に出会わなかったんだね。」
男性はそう言うと、私の腰を引き寄せ乳房にむしゃぶりついた。
激しく舌を動かされ、敏感になっている突起の先端を刺激する。
「はぁっ。…あっ。んはぁっ。はっ。あっ。」
呼吸が苦しくなる程、息を小刻みに吐くことしかできない。息を吸うことも忘れ、彼の舌の動きに合わせ躯を跳ねさせ、甘い息を吐く。
その時、彼のクスッと笑う声が聞こえた。
「ヒトミちゃん、息は吸った方がいいよ。はい。深呼吸して。」
私の二の腕を持ち上げバンザイの格好をさせる。
私はそれに合わせて新鮮な空気を取り込む。
「ひゃんっ。」
手をあげさせ露出した脇の下を、彼がペロンと舐めた。
そんなところを舐められるなんて。私は驚いて手を下げようとする。彼の頭に肘鉄を食らわさないように躯を捻って腕を下ろすと、その流れを利用して彼が背後に回った。
そして指ですうっと腰から背中に向けて指を滑らせた。
「はぁんっ。」
私は弓なりに仰け反り、思わず声が出る。
その軌跡をなぞるように、彼の舌が背中を舐め上げた。
「はぁっ。せな…あっ。こん…なっ。」
「背中、気持ちいい?」
時折爪を立てながら、私の背中を指が行き来する。私はその都度躯を跳ねさせた。
背中がこんなに感じるなんて…。
彼の舌の動きに翻弄されながらも、その快楽に身を委ねている私がいた。
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