淫猥病棟#84～がまんできない～

　
　
黒羽の指が再びワレメを往復し、ある１点で止まった。

ぬぷっ

そこから奥へと指を埋めていく。

「あっ。んンっ。あ・・・・・。」

ぬぷぬぷっと指が奥へ挿れられ、春奈は息を荒くする。

ゆっくりと肉襞をかきわけながらすすむ指は、時折角度を変え春奈を内側から刺激する。

「はぁぁっ。ん・・・。もう、、、、」

「？」

聞き取れず黒羽が首をかしげ春奈の顔を見る。

その視線にきがついたのか、春奈が首を傾けながら黒羽を見上げる。

「もう、、、がまん、、できな、、、、。」

真っ赤な顔をして潤んだ目で訴える春奈に、黒羽はドキッとした。

黒羽は自分のモノを取り出した後、春奈のわきを抱えて持ち上げ、そのまま自分の上に下ろした。

「あぁぁぁっ。んぁっ。・・・・・っ。」

自重によってさらに奥へ奥へと進んでいく肉棒に、春奈は自分を支えている黒羽の腕を掴みながら耐えている。

「と・・・るさ・・・。」

黒羽にもたれかかりながら仰ぎ見るように視線を向けた春奈を見て、黒羽は加虐心を煽られる。

春奈の手首を掴み、下方向へ負荷をかけながら、腰を突き上げる。

「あぁぁっ。」

鋭く強く突かれ、春奈は身をよじるが逃げ場がない。

「あっ。んっ。はぁっ。はぁっ。」

黒羽は腰をひねり、春奈の中を攪拌するかのようにかきまわす。

「とお・・・るさ・・ん。もう、、もう、、、、。」

「もう、なんだ？」

春奈がせつなそうな顔をすると、黒羽はうれしそうに微笑む。

「もう、、、イかせて・・・ください・・・・。」


黒羽は後ろから春奈を押すとそのまま膝立ちになり、春奈を後ろから何度も突く。

春奈は目の前のテーブルに手を置き、やはり膝立ちになり腰をたかくあげて黒羽を受け入れている。

「あっ。あぁっ。イっちゃうっ。透さんっ。イっちゃうっっ。」

「葛西っ。俺もっ。くっ。俺もイっちまうっ。」

－－－葛西っ。愛してるっ。葛西っっ。

黒羽が春奈のナカに想いを放出すると同時に、春奈も絶頂を迎えた。












一方、病院の地下駐車場には、カメラをかかえたオトコが一人車の中にいた。

以前祐介にいいようにあしらわれた、あのゴシップ記者だった。

「くそ・・・なかなか尻尾をつかませないな。綿貫はゼッタイにここに入院しているはずなのに。」

忌々しそうに、いまにも舌打ちをしそうな口調で言った。

「こうなりゃ２４時間体制ではりついてやる。」

そう思っていたところ、車がくる気配に、腰をずらし身を低くして隠れる。

目の前を黒塗りの車が通り過ぎた。

－－－あれは綿貫の秘書？！

身を極力低くし、カメラのファインダー越しに秘書の乗った車を追う。

車は立体駐車上の前のターンテーブルでとまり、秘書が降りてきて操作盤をさわっている。

－－－この時間、こんなに駐車場が空いているのに、なぜ立体にいれるんだ？

秘書はきょろきょろとまわりをみまわし、車に乗り込むと、扉が開いた立体駐車場の中に車を入れる。

そして、そのまま扉が閉まる。

－－－なっ！！！

そのまま数分待ってみたが、秘書はでてこなかった。

記者の口角があがる。

「やっと、つかんだぜ。綿貫、おまえの尻尾をな。」

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