官能小説「淫猥病棟」完結のお礼とご挨拶

こんにちは。まぬかんです。

淫猥病棟を長きに渡ってご愛読いただき、ありがとうございました。
5月19日にみなさんにお披露目してから、約５ヶ月（え？本当に？）。なんだかあっという間だった気がします。


少しだけ、余韻（？）に浸っていただいて、この後、ちょっとだけお時間をください。


まず、お礼から。
全118話になるなんて、書き始めた当初は考えもしませんでした。
特に話を引き伸ばしたこともなく、アイデアに詰まることもなく（あ、えっちシーンはつまりまくりでしたが）淫研に比べれば、かなりの安産だったと思っています。（覚えていないだけか？）
キャラが勝手によく動きました。特に祐介は暴走気味で、その暴走にしばしば引きずられながらも、今振り返ってみれば楽しくお話を書かせていただきました。

クロの父親が亡くなったなんていうのは、完全に祐介の暴走から生まれた話です。それに関連した話を拍手のお礼ページでいきなり語り始めるから、慌てて本記事に格上げしたのもいい思い出です。

前にも少しだけ語りましたが、淫研に出てきた祐介を幸せにしてあげたくて、書き始めたお話でした。
涼介はねじ曲がる前は常に人が周りにいる愛されキャラだったので、人から愛されることも、人を愛することも知っているわけです。だからこそ、弥生と距離をとっていた。
祐介は逆に人を愛することを知らない。愛されるということもわかっていない。表面上は明るく人懐っこいんだけれども、誰も懐に入れない。心を許すこともない。人を信じて裏切られ捨てられたと思い込んでいる彼。佐伯家に自分の居場所はないと思い込んでいる彼。笑っている瞳の奥は常に暗く淀んでいるような、そんなイメージの彼を幸せにしてあげたいと思って書き始めたのが、この、淫猥病棟でした。


ラストシーン、賛否両論あると思っています。
何回も、はい、何回も『これでいいのか？』って、自問自答しました。でも、これ以外の結末は、自分にはありませんでした。

この結末はだいぶ前から決めていたので、変えずに最後まで貫き通そうと思いました。

応援してくださる方は中盤を越えたあたりから圧倒的に祐介派の方が多く、祐介に幸せになってほしいと、春奈とくっついて欲しいとコメントをいただく度、このラストを受け入れていただけるか？と、心がキュッとなっていました。なので、たまに歯切れの悪いコメ返ですみませんでした。
でも、いただいたコメントは宝物で、今でも読み返したりしています。私のやる気スイッチをおしてくれます。ありがとうございます！

中には、この話のどこが祐介救済の話なのか？と、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でもですね。

幸せの形って、いろいろあると思っているんです。
春奈と結ばれることは叶わなかったけれど、祐介は人を信じ、心から人を愛することが出来た。それは過去の祐介からすると、とっても幸せなことなんです。その感情こそが、祐介にとって宝物になると思うのです。

もしかすると、祐介は春奈への想いを墓場まで持って行くかもしれません。しかし、願わくば誰かいい人と出会って、春奈とクロ以上に幸せになってほしい。うん。そう願わずにはいられません。

でも、まだ、私にはそれを書くことができません。

でも、書かなくても、今の祐介だったらすぐにいい人が見つかる。そう思っています。そうおもいませんか？

何自分のキャラなのに語っちゃってんの？とか痛い女だとおもわれちゃってますかね？

それだけ祐介は私にとって特別なキャラでした。



そして、クロ。

自分が思う「かっこいいオトコ」の定義をふんだんに盛り込んだキャラでした。

ぶっきらぼうだけど、その中にはやさしさがあって、たまに流れてくる笑顔がどきっとさせて。自分だけに見せてくれるいつもとは違うわがまま。離したくない。とか、そのつもりでいろ、とか、言葉は短く高圧的ではあるんだけど、返せばそれは溢れる愛情からくる言葉で。

春奈に屋上で出会ってから、彼は春奈のためだけに生きるわけで。そしてこれからも春奈のためだけに生きるんだと思います。あ、かわいい弟や妹も忘れてはいないと思います。逆に健太と愛が遠慮して友達のところに泊まってくるとか、するかもしれませんね。
一回だけチラッと頭のすみを横切った妄想は、高校生になった愛が祐介のところに行って「まだ一人なんだ。結婚してあげてもいいよ」っていうツンデレパターン（笑）

って、祐介いくつよ？と思い、取り下げ（笑）



そして、春奈。

最初はこんなシリアスになる子だとはおもわなかったんですけどねぇ。
ちょっとお尻の軽い、後先を考えない子、という設定だったんです。
まあ、春奈も大人になったということで…。



え？春奈に関してはこれで終わり？

んー。なんというか、春奈に関しては語れないというか。春奈は読んでいただいている方の分身で有って欲しいとそう思っています。
だから標準的な子にしたつもりです。
あ、将棋の腕は標準じゃなかったか（笑）




舞台が病院ということもあって、知らないことだらけで「やばい、背伸びしすぎたか？」と、ドキドキしたことも。いろんな症例を読んだり（全くいかせず）色々な機器の名前を調べたり（全く出せず）私のヴィジェット（過去の閲覧履歴とかから表示される広告といえばいいんですかね？）は、ナース関係ばかり。求人広告などもナースばかり。ブックマークも増え、ハードコピーなども増え、病院一色でした。（しかし活かせず（笑））

シロチョーが目指す医療やゆう子の改革の内容など、一応どんな内容にするかは決めていました。政府が発表している資料や病院の作っている資料、地方病院の医師のブロク。病院のランク付けの資料やその審査を受ける顛末。ドクターカー・ドクターヘリの活躍。医師不足。モラルの低下。自由診療。いろんなものを読み漁り、かき集め、それっぽい話にはなりました。でも、"ぽい"だけ。かき集めの上っ面？自分の意見ではないのと、自信がないのと、話の本筋には関係無いのと、説明ちっくなのと、いろいろあって、出すのはやめました。

あと、最後の回に、挿絵をいれてすみませんでした。
どうしても１回、いれてみたかったんです。
わがままいってすみません。

わたしのツイートをたまたま見た方へ。
結局脚の長さは「現実的な方」にしましたｗ



あー。長くかたっいゃいましたね。

あぁ、本当に終わりなんだ。

もうちょっと書いていたかった、かな？

淫猥病棟。完全に名前負けの、官能小説でも純愛小説でも無い、何のジャンルになるのかもよくわからない小説でしたが、こうやって最後までみなさんにお届けすることができて、本当によかったです。

皆さんの心の片隅にでも、ちょっとだけ残ってくれると嬉しいです。

ほんと、読んでくださってありがとうございました。^_^

これからのまぬかんですが、しばらくは真面目（？）に「官能小説」を書こうかなぁとかとも思っています。

ぜんぜん「官能小説」ブログでなくなってしまったので（笑）

というわけで、明日からは短編（予定では10話程度。今4話目を書いていますので、先は不透明（笑））
久々エロ全開です（笑）っていうか、エロオンリーです（笑）ひたすらエロです（大笑）
ついでに、だいぶ下がってしまったアクセス数を元に戻したいので、サブタイトルとかも前のようにきわどいのをつけさせていただきます。ひかないでくださいね。というか、最近そういうタイトルをつけていないので、私が照れちゃって。てへ。ひたすら乳首乳首書くかも（笑）


で、エロ暖気が済んだら（車か？）、「俺様王子とヒミツの契約」の続きに入ろうと思っています。

久々最初から読み直しました。あー、こんなファンタジー色濃かったっけ？って思いました（笑）え？ウルに尻尾なんて生えてた？とか（笑）

官能小説ではなく、ラノベに転向、、、、って、無理か（笑）



もちろんＯＯＴＣの続きも忘れていません～

ショコラティエの話を書きたいって言ったこともね。

短編もおなねたシリーズもしばらく書いていませんし。

あと、原点回帰（？）したエロ涼介の（おい）、甘々濃厚キッチンえっちのリクエストも忘れていませんよ。（これは妄想中につき、もうしばらくしたらお披露目できると思いますｗ）

なんだ、書くこといっぱいあるじゃないか、私。

ちょっと前までは淫猥が終わったらもう書かないんじゃないかとか思っていたのに、淫猥のラスト数回を書いていたらハイになっている自分がいて。

なんか、書くのが楽しいって思っている自分がいました。

そういう気持ちにさせてもらったお話でした。

なので、というわけではないのですが・・・。あ、いや、そうなの、かな？

じつは、淫猥を書いている途中から、こんなにエロシーンがないのなら、全年齢向けに改稿できるのでは？と思い始めまして。（全年齢は無理でも、R15指定程度だったらいけるんじゃないのかと。）

淫猥病棟を全年齢向けに書き直して別ブログにアップしたいという野望を持つようになりました（ちっちゃい野望・・・）。
ブログ村さんである時急に『小説』扱いされなくなってしまい、小説カテから来てくださっていた方々に恩返しの意味も含めて、小説カテに再投稿したいと。（だれですか？お礼参りとか殴り込みとか言っている人は。）

淫研とは切り離して書かないといけないので、どこまで書けるのか謎ですが（淫研は全年齢向けに直すのはぜったいに無理なので笑）、それでもなんとなくまとまりはじめ、本日から本格運用となりました。

恋愛すいっち
（思いの他ブログ村さんに早く登録できてしまったので、バレバレだったと思いますｗ）

淫猥病棟をReversi-Loveというタイトルで焼き直しています。
淫猥でもともと使いたかった文章がありまして、タイトルはそこからきています。
「白と黒に挟まれて、君はいったいどっちの色に返るの？」って。
使うところ、まったくありませんでした。リバーシといいながら、イメージはチェスの駒ですしね。

具体的な性器の表現がない、ということでR18指定をはずしていますが、ちょいエロです（笑）
まあ、元が元なので…。
でも最初は手探り状態なので、結構おとなしめです（笑）

よかったら、祐介に、クロに、もう一度恋してみてください。


５ヶ月間、本当にありがとうございました。

皆さんに読んでいただけて、本当に幸せでした。

今後とも、まぬかんをよろしくお願いいたしますm(_ _)m

また、お会いできると、うれしいです～っっ

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