淫罰#04~奴隷志願のオンナ~
私は先生の顔を仰ぎ見る。
先生は私を口の端で笑いながら見下ろしている。
ああ、わたし、これから先生に抱かれるんだ。そう思っていた矢先、思いがけない言葉が先生の口から発せられる。
「罰の内容は自分で考えなさい?」
私は耳を疑った。
「あなたの反省度合いを、見せていただきましょう。」
困ってしまった。
燃え上がった躯が行き場をなくして、熱が下半身へと集中する。
もじもじっとしていると、先生が早くしなさい、と、促す。
「何を、したらいいのか、わかりません…。」
私は正直に言った。
「それを考えるのも、贖罪のひとつです。考えることを放棄し、言われた事だけをするのは、ただの奴隷と同じです。」
先生が諭すように言う。
でも、私は・・・
「・・・私、それでいいです。」
「・・・は?」
「私に、命令してください。」
先生は少しだけ黙ると、私の顎に指をかけ、ぐっと持ち上げた。
「言っている意味がわかっていますか?!」
顎が抑えられているので頷くことが出来ず、私はゆっくりと瞬きをすることでYesということを伝えた。
「私の奴隷になるということは、私の言葉には絶対服従なのですよ?」
私は再び瞬きをした。
「口ごたえはゆるしませんよ?」
再び瞬きをしようとして目を閉じた瞬間、先生に唇を奪われた。
理性を奪うかのような、激しいキスに酔いしれる。
草食系だと思っていた森先生が、こんな獣のように貪るキスをするなんて。
お互い口を大きく開き、お互いを貪りつくすかのように食らいつく。
舌は深いところから絡み合い、飲み干すことも叶わない唾液が口の端からだらしなく顎を伝い、肩口を濡らす。
お互いの腕で相手を引き寄せ、躯を密着させ、貪るように、相手を食らい尽くすかのごとく唇を重ねる。
先生の唇が離れ、顎から首筋へと移動する。
「んっ。あぁっ。はやくっ。はやく私を弄んでっ。」
思っていた言葉が口をついて出てしまった。
その矢先、先生がカラダを離す。
「いま、私に命令をしましたね?」
私は疼く躯を抱きかかえながら、先生の顔を仰ぎ見る。
「え・・・?」
「まだ自分の立場をわかっていないようですね。」
眼鏡の奥の瞳が妖しく光る。
「脱ぎなさい。」
「え?」
「あなたの置かれている立場をわからせて差し上げます。はやく、お脱ぎなさい。」
口調は丁寧なのだが、有無を言わせないその圧力にも似たその言葉に、私は背中がゾクゾクッとするのを感じた。
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