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まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
そんなシチュエーションが好きな管理人が官能小説を書いてみました。まだまだ拙い文章ですが、みなさんのたくましい妄想力で補ってやってください♪

基本的に平日14時頃に更新します♪
土日は更新したりしなかったり、です。

作品リスト

すべてではありませんが、一部のお話のリストです。
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イラストはこちらのメールフォームから

淫猥病棟#06~路上ひとりえっち~

 
 
「じゃあ、着くまで1人でしてて。」

言っている事が飲み込めず、春奈はキョトンとした目で祐介を見た。

「ひとりえっちだよ。オナニー。マスターベーション。自慰。」

畳みかけるように言葉を浴びせられ、春奈は真っ赤になる。

ハンドルに肘をかけ、軽く握った指を顎にあてて、祐介は意地悪く微笑む。

「は・や・く」

祐介に急かされ、シートベルトをした後、自分の秘部に指を這わす。

「見えないから、スカートもっとめくりなよ。」

容赦ない言葉が浴びせられる。

春奈はソロソロとスカートをたくし上げると、ショーツの中に指を入れた。

くちゅ

指に愛液が絡まる。

恥ずかしさで顔が真っ赤になるとともに、さらにカラダの奥が疼き出す。

中指でワレメをさすると、ヌメヌメとした肉襞が指を飲み込もうとする。

「あ…っ」

前後に動いていた指は、やがて穴の中に入り、上下に動き出す。

その様子を運転席で見ていた祐介は、車を走らせた。


信号待ちで祐介はワザとバスの真横に停まる。

雨は上がっており、視界を悪くするようなものは無い。
 
「バスから丸見えだね。」

「や…」

春奈はチラッとバスをみる。

車高が低い為、バスの乗客の視線がどこを向いているかはわからないが、かえってそれが春奈のカラダをいっそう熱くする。

「もっと、足を開いてごらん。」

春奈は言われるまま足を徐々に開いて行く。

---見られちゃうっ。私の、恥ずかしい姿、知らない人に見られちゃう…

とぷっと、蜜が溢れ出る。

先ほどまでは一本の指で自分を慰めていたが、今は片方の手でワレメを拡げ、もう片方の手でクリトリスと膣を愛撫している。

トロトロと流れ出る愛液は座席部分の スカートを濡らし、その下の皮のシートの色まで変えていた。

信号が青に変わり、車を急発進させる。

そのGに膣がきゅぅっと絞まる。

そこに道路の継ぎ目の度、カクンとした振動が膣に伝わる。ヌプッと指が奥へと入る。

「あん…」

春奈は目を閉じて、指が織りなす快楽に浸る。

---あ…イっちゃいそう…

呼吸がだんだん早くなる。

出し入れをしている指の動きが速くなる。

片方の手はシートベルトによって膨らみが強調されている胸を揉みしだく。

「あっ。あぁっ。祐介センセっ。私っ。私っ」

祐介は車をキュッと停め、春香の顎をくいっと持ち上げた。

「ダメだよ、イっちゃ。」

「はぁっ。あぁっ。先生っ。」

「着いたから降りなよ。」

車はいつの間にかマンションの地下駐車場へとついていた。

春奈は名残り押しそうに指を引き抜く。

「はぁんっ」

指が抜かれる感触に身悶える。

車から降り、フラッとなったところを祐介に抱きとめられる。

「くすっ。歩ける?」

祐介は愉快そうにそう言うと、春香の肩を抱きながらエレベーターに向かって歩き始めた。

祐介に寄りかかりカラダの疼きに耐えながら春奈は歩き出す。

しかし自分が歩く振動ですら軽くイきそうになる。

エレベーターに乗ると、祐介は最上階のボタンを押し、春奈を壁に押し付けた。

足を春奈の足の間にいれ、そのまま太ももで春奈の股間をグリグリと刺激する。

崩れそうになるカラダを無理やり壁に押し付け、唇を貪ると舌で口内を蹂躙する。

喘ぎ声すらもあげれないこの状況に、春奈の理性は吹き飛びそうになる。

---もうダメ、何も考えられない・・・
 



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淫猥病棟#07~カラダの契約~

 
 
唇が離れ、エレベーターは最上階へと到着した。

ドアを開けると、視界が一気に開ける。

フラフラと窓辺まで歩くと、春奈は感嘆の声をあげる。

「すごい…高いです。人がちっちゃいです。空が近いです。」

そんな春奈の背後に祐介は音もなく近づく。

そしていきなり羽交い締めにすると、少し乱暴に胸をまさぐった。

「あっ…っ」

一気に先ほどの感覚が蘇る。

蜜は溢れ出し、下着を濡れさせる。

揉みしだかれている胸ではすでに乳首が痛い程尖っており、洋服の上からでもその形状がわかる。

祐介はその突起物を指の腹でなぞる。

「あっ。や…っ。」

反応を確かめると、カットソーとブラジャーを一気にたくし上げると、形の良い乳房を直接揉みしだいた。

まるでもっとなぶって欲しいと言わんばかりに、春奈の乳房が祐介の手のひらに吸い付く。祐介の指の間からは、柔肉がこぼれる。

祐介は人差し指で乳首をもてあそびながら、残りの指で乳房を揉みしだく。

「あっ。はンっ。」

春奈のクチから甘い喘ぎが漏れる。

祐介はもう片方の手を、太ももに伸ばすと、爪を立てそのまま上に引く。

「はぁんっ。あっ。あぁっ」

そのままショーツの上から膣の中に指を押し込もうとする。

春奈は思わず身をかがめて抵抗しようとする。引いた腰に、祐介の膨らんだ股間があたる。

「擦り付けんなよ…。せっかちだなぁ。」

「ちっちがいま…。あぁっ」

指がするっとショーツの中に入り、トロトロの蜜壺を指で掻き回す。

立っていられない程の痺れと疼きが、春奈を襲う。

「はぁっ。あぁ…。あっ」

祐介の指が肉襞に触れる度、春奈は目を閉じてカラダをくねらす。

「はぁっ。も…う…。立っていられ…ないで…す…」

祐介はニヤっと笑うと、春奈のショーツを一気に下げた。

「きゃっ」

咄嗟の事に驚いた春奈は、短く声をあげる。

窓に手をつかせ、腰を突き出すように指示する。

ワレメからは蜜がとうとうと溢れ出し、内腿をつたっていく。

中指でその蜜をヴァギナ全体に塗り広げると、おもむろに膣の中に指をいれた。

「あぁんっ。」

何回か肉襞を刺激するように指を回した後、リズミカルに抜き差しする。

ぐっちゃぐっちゃと水音が響く。

「はぁっ。あぁんっ。もうっ。もうガマンできません…。」

「何がガマンできないの?」

「・・・」

指を二本にして、膣内に挿入する。

「あぁっ。はぁっ。もうっ。もうっ。イっちゃうっ。」

その途端、祐介は手を止める。

「ダメだよ、ひとりでイっちゃ。」

春奈はイかせてもらえなかった疼きが身体中を支配する感覚に陥った。

「・・・の…」

「ん?」

祐介はニヤニヤしながら、春奈の言葉を待つ。

「もう、限界、なんです…。先生の、挿れてくださ・・い」

「俺の何を何処にいれるの?」

「ゆ・・・すけ先生の…いじ…わる…」

祐介は笑うと、後ろから春奈を一気に突いた。

「あぁっ。」

祐介はゆっくりと抜き差ししては、ドンッと強く突き上げる。

悶えながらよがっている春奈の後姿を見て、祐介は何かが心をふっとよぎった。

「?」

「祐介先生?」

急に動きが止まった祐介に、春奈は声をかける。

祐介は少し考え込み、春奈から肉棒を引き抜いた。

そして春奈を抱きかかえベッドまで連れていくと、ベッドの上で四つん這いになるように命じた。

「そのまま、咥えて。」

不思議に思いながらも、言われるままクチに祐介の肉棒を含んだ。

その春奈の姿を上から見下ろし、祐介は息をのんだ。

その春奈の姿は、弥生によく似ていた。なだらかな背中から腰にかけてのライン。はらりと落ちる髪の毛。

---そうか。だから俺はこのオンナを選んだのか…。笑えるな。

「ありがとう。じゃあ、お礼をしないとね。」

そう言うと祐介は春奈に逆を向かせ、再び後ろから突いた。

肉と肉のぶつかり合う音があたりに響く。

祐介は春奈の背中に手を伸ばす。

---弥生。弥生っ。偽物でもいい。幻でもいい。弥生っ。弥生を抱きたいっ。

祐介は春奈にしがみつくように抱きかかえ、そのまま放出した。


夜勤明けの春奈はその日は休みだったため、そのまま祐介の部屋で体を休めていた。

求められるまま、何度でも脚を開いた。

「春奈ちゃんさ。」

隣で寝ていた祐介がクチを開く。

寝ていたものだとばっかり思っていた春奈はびっくりして祐介の方を向く。

「どう?俺とカラダだけの契約、しない?」

「・・・。え?」

「今日みたいにさ、俺が抜きたいとき、カラダかしてよ。」

---それは"都合のいいオンナ"っていうんですよ、祐介先生。

「今、それって都合のいいオンナって思ったでしょ。違うよ。」

---え?それって。期待していいんですか?

「都合のいいオンナはオトコがオンナの愛情を逆手にとって利用するだけど、今回のは最初っからカラダだけの関係ってこと。いわゆるセフレだよ。間違っても、俺のココロは欲しがらないでね。」

「・・・先生のココロは個室の彼女のものですか?」

「勘ぐる子はキライだよ。」

そう言うと祐介は春奈の上に覆いかぶさり、唇を奪った。

「余計なことは考えられなくしてやるよ。」

そう言うと首筋に舌を這わせていった。

「あ…。あぁっ。」

春奈は祐介の言うとおり、余計な事が考えられなくなるほど、祐介の舌戯に溺れていった。
 
 



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淫猥病棟#08~狂気~

 
 
透き通るような白い肌。絹のような滑らかな肌にメスを落とす。

途端に鮮やかな赤い液体が、玉のように湧き出す。

コワシタイ。コノママ、オレダケノモノニシタイ。


祐介はガバッと起き上がった。

額からは冷たい汗が吹き出て、頬を伝う。

息は荒く、瞬きを忘れる程、目は見開いている。

「俺は…」

額に手をあて、うつむく。




いやな夢を洗い流すように、祐介はシャワーを浴びていた。

均整の取れた、しなやかなカラダにシャワーの水が幾重にも線を作る。

前髪をかきあげると、キュッとシャワーのコックを閉めた。


春奈用の鍵をテーブルの上に置き、春奈を残したまま部屋を出る。

愛車、と言うにはだいぶ無頓着に使っている車を駆り、病院へと向かう。

誰にも見咎められず、弥生の個室に入った祐介は、弥生の傍にある椅子に腰掛けた。


しばらく弥生の顔を見ていると、ドアを叩く音がする。

「どうぞ」

そう言って祐介が席を立つと、涼介がドアから入ってきた。

涼介はすこし驚いて祐介に声をかけた。

「あ、兄貴。」

「よお、元気か。りじちょー」

自分の心を悟られまいとしてか、努めて明るく言葉を返した。

それにつられて涼介は少し笑顔になる。

「りじちょーはやめてくれよ。ただの事務的な肩書きだ。それより、弥生の具合、どう?」

祐介は弥生をチラッと見ると、クチを開いた。

「薬が効いてるみたいで、よく寝てるよ。ちょっとハードな手術だったからね。寝ていられるときは寝かせてやってくれ。」

「わかった。」

「それにしても、前兆はあっただろうに。責めるつもりはないが、お前、もう少し弥生ちゃんの事、気にかけてやれよ。あと数時間遅かったら、手遅れになっているところだったんだぞ。」

祐介は、『俺なら』という言葉を呑み込んだ。

「反省してるよ。ちょうど理事長就任関連でバタバタしていた時期だったからな。ほんと、反省してる。」

「お前が素直だと、ほんと、気持ち悪い。」

陳腐な捨て台詞を残して、祐介は部屋を出た。

今は涼介と弥生を同時に視界にいれたくなかった。

---わかってる。この感情は。ただの嫉妬だ。

「こら。祐介先生っ。私服で病棟をウロウロしないでください?」

振り向くとそこには看護師長の福田がいた。口調とは裏腹に、顔は全然起こっていない。

「あ、すみません。着替えてきます。」

福田はニコッと笑って、祐介を見送った。




その日の夜、祐介は弥生の病室にいた。最近はここで休憩をとることが日課になっていた。

「ん…」

弥生がうめき声をあげ、祐介はハッと顔をあげ、弥生を見守る。

やがてうっすらと弥生の目があく。

「祐介さん?」

---あぁ、この子はちゃんと俺のことを見てくれる。

「痛い?」

「ん…。少し。ついてくださってたんですか?ありがとうございます…」

弥生は力なく笑った。

祐介は胸が締め付けられたようになる。

「弥生ちゃん。痛みってのはカラダからのシグナルなんだから、ガマンしちゃダメだよ。」

「ごめんなさい…」

---違うよ弥生ちゃん。謝って欲しいわけじゃないんだ。ただ、君が大切なだけなんだ。

「うん。わかればよろしい。」

祐介はワザとおどけて言う。

弥生はふふふ、と笑おうとしたが、腹が引きつれて痛く、笑えなかった。



一方、目を覚ました春奈は、しばらくボーッとしていたが、やっと自分が今おかれている状況を把握した。

「ヤるだけヤったら、何も言わず病院に行っちゃったんだ…」

軽くムッとしながら、立ち上がり、水を飲もうとキッチンへ向かう。

その途中、テーブルの上にある鍵が目に入った。鍵の下にはオートロックの暗証番号と、祐介のものと思われる携帯番号・メールアドレスが書いてあった。

「カラダだけの契約、か。」

春奈はその紙をキュッと握りしめた。

---それにしても…祐介先生って、どんだけバック好き?あ、そうじゃなかったときもあったっけ?でも、駅弁状態でしがみついてる私の背中を鏡でうつしていたっけ。・・・背中フェチ?まさかね。


春奈は少し笑いながら身支度を整えると部屋を後にした。
 
 


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淫猥病棟#09~サンキュ~

 
 
翌日から日勤に戻った春奈は、病院の通用口に入ろうとしたところを、目つきの悪い男に呼び止められた。

「お姉さん、ここの関係者?」

春奈は無言で身構える。

「かわいい顔で睨むなよ。なあ、ここに特別な病棟があると思うんだけど、それってどこからはいれるの?」

春奈は無視して建屋に入ろうとしたところ、男に二の腕を掴まれてしまった。

「離してっ。離してくださいっ」

「ネェちゃんが教えてくれたら、離してやるよ。あぁん?知ってるんだろ?」

男はもう片方の手を春奈の胸元に伸ばし、頂点に指をめり込ませる。

「んっ」

「毎晩よぉ、ナースが股を開いてご奉仕してるって噂じゃねぇか。ネェちゃんもそのくちか?」

春奈はカッとなって腕を振り払おうとするが、男の手はびくともしない。

---離してよっ。

そう思い目をつぶった矢先、男の腕が離れ、イテテテという叫び声があがった。

そこには男の腕をひねり上げている祐介がいた。

「うちのスタッフに、手荒なマネはやめてもらおうか?」

「あ、あんたは佐伯祐介っ。次期理事長のあんたなら知ってるよなっ。特別病棟の入り口をよっ」

祐介の眉がピクリとあがり、男の腕をさらに締め上げる。

「ひぃっ。や、やめてくれっ。折れるっ」

「俺は医者だからね。折れる限界まで骨をしならせてやるよ。ま、折れても俺がくっつけてやるけどね。」

男は必死に肩をタップする。ギブアップだというジェスチャーだが、祐介はあえてそれに気がつかないフリをする。

「祐介先生っ。本当に折れちゃいます。もう、やめてくださいっ」

春奈がそういうと、祐介は男をドンっと押しながら手を離した。

「おぼえてやがれっ」

100%負け犬のようなセリフを吐いて、男は立ち去った。

「春奈ちゃん、大丈夫?」

祐介は洋服をはたきながら、春奈に声をかけた。

「はいっ。おかげさまで大丈夫ですっ。ありがとうございました。」

---昨日の今日で、どんな顔をして会えばいいのかわからなかったけど、普通に会話できてよかった。

「さっきの人って・・・」

チラッと男の立ち去った方を見た祐介は「ブン屋だろ」と、吐き捨てるように言った。

---何かマスコミ相手に嫌な思い出とかあるのかな?


「ところで先生って、次期理事長なんですか?なんで?」

祐介は目を丸くして春奈を見た。

春奈もなぜ祐介が目を丸くしているのかわからず、小首をかしげるようにして祐介を見た。

ぷっと祐介が噴き出す。

「春奈ちゃんってさ、天然?」

笑っている理由がわからず、春奈の頭の上にはてなマークが幾つも浮かぶ。

「春奈ちゃんが俺を物欲しげに見ていたのは、本当に俺のカラダだけが目的だったんだ。」

「な、なんてこといきなり言い出すんですかっ」

「俺の属性目当てでくるオンナもいるからさ。俺って、ここの跡取りだって、知ってる?」

春奈は固まった。

---え?

『苗字で呼ばないのは、理事長と区別してるからだよ。2人も佐伯先生がいたら間違えちゃうでしょ?』

先輩の美也子の声が頭をよぎる。

---そ、そういう意味だったんだ。先輩の話っ。

祐介はまだ楽しげに笑っている。

「もう、そんなに笑わないでくださいよっ。本当に知らなかったんですからっ」

「あー。笑った笑った。こんな笑ったの久しぶりだな。サンキュな。いろいろ。」

「いろいろ?」

「ん?だから、俺の属性に欲情せず、俺のカラダに欲情したってこと。」

春奈は顔を真っ赤にする。

それを見て祐介は再び腹を抱えて笑い出す。

春奈は話題を変えようと、先ほど耳にした単語を口に出した。

「さっきの人が言っていた特別病棟って、本当にあるんですか?」

その途端、祐介の顔から笑みが消えた。

「それはね・・・」

祐介の真剣な顔に、春奈も思わず真剣な表情をつくる。

「ナイショ」

祐介は茶化して建屋に入って行った。






更衣室で、春奈は先輩たちに囲まれていた。

「葛西さん。なんであなたが白王子と一緒に出勤してきたのよ?」

「えっ?。違いますっ!。入り口でマスコミの人に捕まって、祐介先生に助けていただいただけですっ」

「本当にそれだけ?」

「はいっ」

「なら、いいわ。」

解放された春奈は、ホッと一息ついた。

---祐介先生の家の鍵を持っているなんていったら、大変なことになりそう・・・

春奈は背中に冷たいものを感じて、ブルブルっとしたのだった。
 
 


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淫猥病棟#10~せつないココロ~

 
 
病棟付き看護師の一日は夜勤の看護師からの申し送りを聞くことから始まる。

春奈はまだ配属一ヶ月のため担当患者はおらず、先輩の患者について一緒に話を聞いていた。

それが終わるとバイタルサインを測定するために、先輩達は散り散りになり、各担当患者の元へ向かっていった。

バイタルチェックが終わった患者に春奈は朝の挨拶をしながら、蒸しタオルを渡して行く。

「おはようございます。はいっ。タオルです。お背中、拭きましょうか?」

利き腕を怪我した患者に声をかける。

「ありがとう。春奈ちゃん。今日も元気だね。お願いしても、いい?」

春奈は笑顔で頷くと、ベッドの周りのカーテンをしめる。

パジャマを脱ぎ上半身裸になった男性の背中に、ゆっくりとタオルをあてる。
蒸気をなじませるようにしばらくタオルをあてたあと、優しく拭き取る。これを何度か繰り返していく。

「気持ちいいっ」

男性は嬉しそうに笑うと、春奈に耳打ちする。

「ね、春奈ちゃん。俺のここもキレイにして欲しいんだけど。」

男性は目線で股間を示す。

こんな患者はそれなりにいるため、春奈は全く動じない。

「手が届くでしょっ。じゃあ、タオルをあずけましたからね。キレイにしてくださいね。」

「ちぇー。今度よろしくねー」

男性患者も慣れたように明るく返事を返す。

「次は個室、と。」

タオルがのっているカートを押しながら、春奈は弥生の個室の前に来た。

ノックをしようとすると、ドアが細く開いており、中から男女の話す声が聞こえてくる。

立ち聞きするつもりはなかったのだが、思いがけず言葉が耳に飛び込んできた。

「弥生、愛してる。」

「私も。先生・・・」

心臓が早鐘のように激しく鳴っている。

---この声っ。祐介先生と個室の女性。やっぱり2人は!!

ドアの隙間から覗くと、ちょうど2人のシルエットが重なっているところだった。

---ど、どうしよう。

別に何をどうするわけでもないのだからうろたえる必要はまったくないのだが、春奈はそんな事にも気がつかないほど気が動転していた。

不意に背後から声がかかる。

「覗き見とは、いい趣味してんな。」

振り向くと、祐介が立っていた。

「え?あれ?え?」

病室内と祐介を交互に見ながら、慌てふためく春奈を、祐介はため息交じりに隣の空いている個室に手招きした。

祐介はマットレスが剥き出しになっているベッドに腰掛けると、隣に座るよう春奈に促した。

「あれはな、俺の双子の弟だ。」

「え?」

「彼女は、弟の・・・オンナだ。」

「え?」

「お前なぁ、え?しか言えないのかよ。」

「え?あ、いいえ。」

---じゃあ、祐介先生は?

「今、なんか俺のことかわいそう的なこと思っただろ。」

「えっ?そ、そんなことないです。」

「ふーん。ま、いっけど。あいつさ、いま忙しいから、この時間しか面会に来れないんだ。悪いんだけど、目をつぶってやってくれよ。師長にも話は一応通してあるからさ。」

わかりました、と言って、複雑な気持ちになる。

あなたはそれでいいんですか?って、聞きたい気持ちを春奈は必死に抑える。

---せつない・・・。

彼女の手術の時、『俺が絶対に助けてやる』って言って思いつめてる余裕の無い先生を初めて見たって、オペ看の先輩が言っていた。
いつもは『天使のメス』って言われるほど手術中は笑みを絶やさない先生が、そんな余裕が無いほど怖い顔だったって。

手術が終わった後、張り詰めていた神経がフッと途切れて、人に支えてもらわないと座り込んでしまいそうだったって・・・。

彼女の事、弟のオンナ、なんて、吐き捨てるように・・・。そんな悲しい顔をしながら・・・



気がつくと春奈は祐介の頭を撫でていた。

祐介は突然のことに驚き、一瞬固まった。

「これは、なんのまねだ?」

春奈は自分がしている行為に気が付き、ハッとなる。

「どういう意味だ?」

声に怒気がはらむ。

「あ、いえ。虫が。そう、虫が。」

祐介の目が丸くなり、やがてぷっと吹き出した。

「バカらしっ。こんなマヌケな言い訳するやつに、何をムキになってるんだ、俺」

---その言い方は、ちょっとないんですけど。


そんなことを思いながら、まぁ、笑ってくれたんだからいいや、と、春奈は自分を納得させた。

自分の胸の奥で、チクっとした小さな痛みにはまだ気がつかなかった。

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