俺様王子とヒミツの契約#63~交わす、愛~
まりあ 編
桃太郎が優しく私を床に寝かせ、ゆっくりと覆いかぶさるようにキスをした。
穏やかで優しいキスに、思わず笑みが浮かぶ。
「何かおかしいか?」
そういう桃太郎だって笑ってる。
優しく細められる桃太郎の瞳に、私の笑っている顔が映る。
「ううん。ちょっと…幸せだなって思ったの。」
私がそういうと、桃太郎は私の髪を撫でながら、私の顔にキスの雨を降らせた。
「最初。あの公園で初めて会った時は、なんて横柄な人なんだろうって思った。
でも…。」
「"でも…"なんだ?」
桃太郎がやっぱり優しい目をして私を覗き込む。
桃太郎の瞳の中の私は、ちょっとだけ恥ずかしそうに笑っていた。
「知れば知るほど…。好きになっていった気がする。」
そう言うと桃太郎がコツンと額をつけた。
「"気がする"だけなのか?」
「もう…。」
私は桃太郎の首にぶら下がるように腕を絡ませると、背中を少し仰け反らせ意地悪を言う口を唇で塞いだ。
そしてゆっくりと離し、桃太郎の目を見て愛の言葉を紡ぐ。
「好き…。桃太郎、好き。」
我ながらなんて陳腐な台詞なんだろう。これでも物書きのはしくれなのだろうか。そう思わずにはいられなかった。
でも。
本当に伝えたい言葉って、至ってシンプルなのかもしれない。
「桃太郎は?」
私が甘えた声でそう聞くと、桃太郎が微笑んだ。
「言葉にしないとわからないのか?」
そう言って私の唇にキスをした後、耳に唇をつけ、囁いた。
「愛している。」
その甘い言葉は私を幸せで満たす。
その甘い言葉は私の全身を走り、熱を持つ。
「桃太郎。」
「まりあ。」
硬い床の上で、私たちは身体を重ね、お互いを余すところなく愛で、愛を交わした。
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こんにちはー。まぬかんです~
なんか、ご無沙汰しております~。
先週はバタバタとすみませんでした。
そして(そして?)今日は短めですみません。
しかも、胸焼けしそうなぐらい甘々ですみません(当社比)
なんとなーくニヤニヤしていただければうれしいです♡
あと…
今月末にかけて、仕事がピークを迎えていまして…。
またおやすみさせていただくかもしれません。その時はなまあたたかい目で見守っていただけるとうれしいです。
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