ハギレの絢#03~甘い誘惑~
side 仁美
押しあてられた唇が、やがてゆっくりと離れる。
男性が折り曲げた指で私の頬を撫でながら、私を見つめている。
漆黒の瞳。
後ろにかきあげるようにして流している同じ色の髪。
切れ長の妖しげな目に、余裕のある笑みをたたえた口元。
「寝ている女を抱くほど、俺は不自由してないよ。」
そう言ってニヤリと笑う。
この、女ったらし。
「じゃ、そういうわけで。」
男性はそう言って、いきなり私の首筋にキスしてきた。
「えっ?!えっ!ちょっとっ。何す…。あっ…あんっ。」
男性の舌がねっとりと私の首筋から耳裏までを舐め上げ、思わず鼻にかかったような変な声が出てしまった。
「かわいい声。な、もっと聞かせて?」
耳に口をあてながらそう言うと、耳の中に舌を挿し込んできた。
耳の中で卑猥な水音が大きく響く。
や…。音が…いやらしい…。
私は男の腕を掴み、私の上からどかそうと押し上げるけど、くやしいことにびくともしない。それどころかタオルケットの上から私の胸をまさぐり始めた。
「や… 。だめ…。やめ…て…。…んっ。」
男性の手が下から持ち上げるように乳房を覆う。そしてその手は円を描くようにゆっくりと乳房を揉みしだく。
指の関節が乳首の上を通過する度、その甘い刺激に乳首がそそり勃っていく。
「や…ん。だめ…。…やめ…て…。」
タオルケットの上からでもはっきりとわかるほど尖りきったその突起を男性が指で弾いた。
「やめてとかいいながらかんじまくってるヒトミちゃん、かわいいね。」
そう言って指を往復させるようにして再び乳首を指で弾く。
「やっ。あんっ。」
くすくすとわらいながら、完全に面白がって私の乳首を何度も何度も指で弾いた。
私はその度に躯をびくつかせ、甘い声をあげる。
甘い誘惑に流されそうになる躯と心を懸命にひきとめて、私は抵抗を試みる。
躯を捻りうつ伏せになって男性の指から逃れた。でもそれは逃れたつもりだったようで、男性は背中から手を回し、乳房を鷲掴みにした。
そしてその頂点を指先で捏ねる。
「ひゃっ。やぁっ。…んっ。…触ら…ない…で…。はぁっ。」
「何言ってるの?気持ちいいんでしょ?」
そう言って男性は一旦手を離すと、下を向き円錐状になっている私の乳房のその頂点を指で勢い良くかすめた。
「ひゃぁんっ。」
背中を弓なりに仰け反らせ、顎をあげる。
その動きに乳房がぶるんと揺れる。
「感度いいねぇ。っていうか、良すぎだよね。」
そう言って何度も敏感になっているその先端を指でかすめる。
「や…あっ。…あンっ。」
その度に私は躯をビクンと大きく震わせる。
「だめ…。やめ…て…。…そんなに…はぁっ。触られ…たらっ。んっ。」
「何?聞こえない♪」
男性は私の躯を起こすと、後ろから抱きかかえるように脚の間に私を座らせた。
そして乳房を下から持ち上げ胸を尖らせるような形にすると、その先端を人差し指で上下に何度もなぶった。
その指の動きが見えないほどの速さから与えられる激しい愛撫に、私は男性に躯を預けるようにして仰け反る。
「さ、ヒトミちゃん。おっぱいだけでイっちゃおうか?」
男性がそう耳元で囁くと、躯にゾクリとした熱いものが走り、私は無意識に両手を上げ、男性の頭を抱えるように手を伸ばしていた。
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