淫靡な研究室#28~触れ合うココロ~
東京のとある高層マンション。
弥生は佐伯の部屋に居た。
「すごい!ドラマに出てくるマンションみたいです。」
弥生は窓際に寄って、眼下に広がる景色を眺めた。
そんな弥生を佐伯は後ろからそっと抱きしめる。
「今日は本当に申し訳ありませんでした。でも、兄を許してくれてありがとう…」
弥生の髪の毛に顔をうずめながら佐伯がつぶやく。
弥生は自分の前に回された佐伯の腕を、そっと抱く。
「先生…」
「涼介、と呼んでください…」
「りょ、りょうすけ、さん」
佐伯がクスクスと笑う。
「慣れが必要ですね。」
「先生も。」
「なにがですか?」
「そのしゃべり方は、"佐伯先生"用ですよね。」
佐伯は少し驚いて顔を上げた。
弥生がほんの少しだけ肩をひねって、佐伯を振り返って見る。
「さんざんひどいこといいましたよね?淫乱だとか、M体質だとか。」
佐伯は少し驚いた後、相好を崩した。
「ばれましたか?」
「ばれましたかじゃないですよっ。もうっ。いろんな意味でショックだったんですからねっ」
「何が?どうショックだったんだい?」
佐伯は弥生の髪を指ですきながら、愉快そうに問いかける。
「それですよ、それっ。そうやって言葉で追い詰めるから、パニクっちゃうんじゃないですかっ」
佐伯がクスクスっと笑う。
「だって、弥生が可愛いから。」
弥生は真っ赤になった。
「捕食される前の、震える小動物みたいで。」
弥生は違う意味で赤くなった。
「もうっ。ひどいですっ」
弥生は佐伯に背を向ける。
佐伯は弥生の耳に唇を近づけると、甘い声で囁いた。
「怒りましたか?」
「ずるいです。"佐伯先生"だと文句言えないじゃないですかっ」
「どちらも私ですよ?二枚舌ですから。」
弥生を再び抱きしめる。
「どちらも愛してください」
---ずるいなぁ。私ばっかり好きみたい。
弥生は佐伯の腕に顔をうずめた。
---まぁ、いいか…。
佐伯は弥生の顎を指でくいっとあげ、少し回り込んでキスをした。
「つっ」
弥生はピリっとした痛みに顔をしかめた。
祐介に殴られ少し切れた唇の端が少し開いた痛みだった。
佐伯は唇の端と、少し赤くなっている頬に触れる。
「少し、腫れてしまいましたね。本当にすみ」
弥生が佐伯のクチを手で抑えた。
「もう、なしです。」
弥生は佐伯に微笑みかける。
佐伯は少し泣きそうな笑顔を見せ、弥生の唇の端を舌で舐めた。
「消毒です。」
唇を離した佐伯は、いたずらっぽく笑っていた。
そして耳元で囁く。
「弥生」
弥生はゾクゾクっとした。
佐伯はそのまま弥生の耳の中に舌を這わせる。
「弥生…」
---名前を呼ばれているだけなのに、なんでこんなにドキドキするんだろう。
「かわいい耳ですね。」
そういうと耳の後ろに唇をつける。
その流れで、髪をかきあげうなじに唇をつける。
「ん…っ」
弥生は思わず目をつぶる。
佐伯は弥生の両頬に手を添え、まぶたにキスをした。
そして弥生を正面から見つめると、クチを開いた。
「私の、体質の話は聞きましたか?」
佐伯の真剣な声に、弥生は目を開き、そしてうなづいた。
「もし、万が一、貴女が色狂いになってしまっても、私が責任を持って、一生あなたに応えます。」
「先生、それって…」
弥生のクチを佐伯が唇でふさぐ。
弥生は目を閉じると、佐伯の首に腕をまわした。
←お礼ページ始めました♪
いつも応援してくださってありがとうございます!!みんな優しくって大好きですっ
弥生は佐伯の部屋に居た。
「すごい!ドラマに出てくるマンションみたいです。」
弥生は窓際に寄って、眼下に広がる景色を眺めた。
そんな弥生を佐伯は後ろからそっと抱きしめる。
「今日は本当に申し訳ありませんでした。でも、兄を許してくれてありがとう…」
弥生の髪の毛に顔をうずめながら佐伯がつぶやく。
弥生は自分の前に回された佐伯の腕を、そっと抱く。
「先生…」
「涼介、と呼んでください…」
「りょ、りょうすけ、さん」
佐伯がクスクスと笑う。
「慣れが必要ですね。」
「先生も。」
「なにがですか?」
「そのしゃべり方は、"佐伯先生"用ですよね。」
佐伯は少し驚いて顔を上げた。
弥生がほんの少しだけ肩をひねって、佐伯を振り返って見る。
「さんざんひどいこといいましたよね?淫乱だとか、M体質だとか。」
佐伯は少し驚いた後、相好を崩した。
「ばれましたか?」
「ばれましたかじゃないですよっ。もうっ。いろんな意味でショックだったんですからねっ」
「何が?どうショックだったんだい?」
佐伯は弥生の髪を指ですきながら、愉快そうに問いかける。
「それですよ、それっ。そうやって言葉で追い詰めるから、パニクっちゃうんじゃないですかっ」
佐伯がクスクスっと笑う。
「だって、弥生が可愛いから。」
弥生は真っ赤になった。
「捕食される前の、震える小動物みたいで。」
弥生は違う意味で赤くなった。
「もうっ。ひどいですっ」
弥生は佐伯に背を向ける。
佐伯は弥生の耳に唇を近づけると、甘い声で囁いた。
「怒りましたか?」
「ずるいです。"佐伯先生"だと文句言えないじゃないですかっ」
「どちらも私ですよ?二枚舌ですから。」
弥生を再び抱きしめる。
「どちらも愛してください」
---ずるいなぁ。私ばっかり好きみたい。
弥生は佐伯の腕に顔をうずめた。
---まぁ、いいか…。
佐伯は弥生の顎を指でくいっとあげ、少し回り込んでキスをした。
「つっ」
弥生はピリっとした痛みに顔をしかめた。
祐介に殴られ少し切れた唇の端が少し開いた痛みだった。
佐伯は唇の端と、少し赤くなっている頬に触れる。
「少し、腫れてしまいましたね。本当にすみ」
弥生が佐伯のクチを手で抑えた。
「もう、なしです。」
弥生は佐伯に微笑みかける。
佐伯は少し泣きそうな笑顔を見せ、弥生の唇の端を舌で舐めた。
「消毒です。」
唇を離した佐伯は、いたずらっぽく笑っていた。
そして耳元で囁く。
「弥生」
弥生はゾクゾクっとした。
佐伯はそのまま弥生の耳の中に舌を這わせる。
「弥生…」
---名前を呼ばれているだけなのに、なんでこんなにドキドキするんだろう。
「かわいい耳ですね。」
そういうと耳の後ろに唇をつける。
その流れで、髪をかきあげうなじに唇をつける。
「ん…っ」
弥生は思わず目をつぶる。
佐伯は弥生の両頬に手を添え、まぶたにキスをした。
そして弥生を正面から見つめると、クチを開いた。
「私の、体質の話は聞きましたか?」
佐伯の真剣な声に、弥生は目を開き、そしてうなづいた。
「もし、万が一、貴女が色狂いになってしまっても、私が責任を持って、一生あなたに応えます。」
「先生、それって…」
弥生のクチを佐伯が唇でふさぐ。
弥生は目を閉じると、佐伯の首に腕をまわした。
- 関連記事
-
- 淫靡な研究室#30~アイシテル~
- 淫靡な研究室#29~悦ぶ乳首~
- 淫靡な研究室#28~触れ合うココロ~
- 淫靡な研究室#27~裏切らないモノ。裏切れないモノ。~
- 淫靡な研究室#26~届かない声~
←お礼ページ始めました♪
FC2ブログランキングに参加しています よかったら「つん」ってしてね♪ |
にほんブログ村ランキング(愛欲小説)にも参加 しています。押してもらえると小躍りします♪♪ |
人気ブログランキング(官能小説)に復帰でき ました♪押してもらえると跳ねて喜びます♪♪ |
官能小説.comのランキングに参加してみました♪ よかったらこちらもクリックしてみてください♪♪ |
官能文書わーるどのランキングに参加してみました♪ よかったらこちらもクリックしてみてください♪♪ |
いつも応援してくださってありがとうございます!!みんな優しくって大好きですっ
ささやかなお願い:
当ブログには「inポイントを稼ぐための騙しリンク」や「PVを稼ぐための意味の無い大量の空白行」はありません。
皆さんの愛(クリックや閲覧)だけで成り立っています。もし「しょうがねぇな、少しは応援してやるか」という気持ちになられましたら、バンバンクリックしていただけると泣いて喜びます。
当ブログには「inポイントを稼ぐための騙しリンク」や「PVを稼ぐための意味の無い大量の空白行」はありません。
皆さんの愛(クリックや閲覧)だけで成り立っています。もし「しょうがねぇな、少しは応援してやるか」という気持ちになられましたら、バンバンクリックしていただけると泣いて喜びます。
- 淫靡な研究室#30~アイシテル~(2013.05.04)
- 淫靡な研究室#29~悦ぶ乳首~(2013.05.03)
- 淫靡な研究室#28~触れ合うココロ~(2013.05.02)
- 淫靡な研究室#27~裏切らないモノ。裏切れないモノ。~(2013.04.30)
- 淫靡な研究室#26~届かない声~(2013.04.30)