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まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
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淫靡な研究室#26~届かない声~


弥生が次に佐伯の姿を見たのは、大学葬でだった。

佐伯は親族席に座っていた。

その場所はあまりにも遠く、声すらかけることができなかった。

---これが先生と私の本来の距離感なのかな?

弥生は佐伯の後ろ姿を遠くに見つめながら、そんな事を思っていた。

葬儀が終わり、外に出ると、車に乗ろうとしている男性の後ろ姿を見て、弥生の胸はドキんとした。

「先生っ。佐伯先生っっ。」

駆け寄る弥生を警備員が制した。

車に乗ろうとしていた男性は弥生を確認すると、そのまま車に乗り込んだ。

遅れて運転席に高瀬が乗り込んだ。


「先生…」






「高瀬。今の女は誰だ?」

「はい。祐介様。涼介様のゼミの生徒で"立花弥生"さんとおっしゃいます。」

「ふーん。生徒、ねぇ。」

祐介はしばらく考え込んだあと、高瀬に言った。

「高瀬。涼介と同じ伊達眼鏡を用意してよ。」





翌日から大学は連休に入った。

弥生は大学でゼミ室の掃除をしていた。

---今日も先生に会えなかった…

「先生…会いたい…」

ふと窓の外をみると、門の所に車を停め、こちらを見上げている男性が目に入った。

「先生っ」

弥生は研究室を飛び出した。

---先生っ。

弥生は門までかけていくと、そのまま胸に飛び込んだ。

「先生っ。会いたかった…」

ギュッと抱きしめ返され、弥生は安心した。油断すると涙が出そうだった。

車に乗るように促され、助手席に乗り込んだ。

弥生を載せた車は大学を後にした。


麗香はたまたまその光景に出くわした。

「佐伯くんが車?」

合宿の時の佐伯の言葉が思い出される。

『外国に行っている間に免許が失効してしまいましてね。今無免許なんです。

 岡本くん、車を借りて来てもらっても良いですか?』




「まさか…祐介さん?」


麗香は通りかかったタクシーを捕まえると、前の車を追うように言った。

そして、佐伯に電話をかける。

何コールかした後、留守電に変わる。

麗香は一旦電話をきって、掛け直す。

---お願い。佐伯くん、出てっ

何回目かの電話で、佐伯が電話に出た。

「麗香、しつこ…」
「佐伯くんっ。弥生がっ。弥生が祐介さんに、あなたの恰好をした祐介さんに連れていかれたわっ」

「なっ。」

「今タクシーで彼の車を追っているのだけれど、車は目黒方面に向かっているわ。」

---兄貴、なに考えてるんだっ?!

「マンションの駐車場に入ったわ。目黒の…マンションの名前を確認するわね。」

麗香はそういうと料金を払いタクシーを降りた。

麗香はマンションの名前を確認する為、入口にまわった。

「佐伯くん。マンションの名前は目黒グレ…」

「何をしてるんですか?麗香お嬢さん」

振り返ると、そこには祐介が冷たい目をして麗香を見下ろしていた。

「あ…」

「麗香?麗香?!」

佐伯の声が耳元で聞こえる。

嫌な汗が背中を伝う。

「綾小路家のお嬢様ともあろう人が、つけて来たんですか?」

そういうと麗香のみぞおちに拳をあてた。

「うっ」

麗香はカラダをくの字に曲げ、そのまま祐介の方に倒れこんだ。

「麗香っ!?」

祐介は地面に落ちた麗香の携帯を手に取ると、通話相手を確認した後、電話を切った。

---くそっ。

佐伯は執務机をドンっと叩く。

その音に隣室から高瀬が顔を覗かせたが、尋常でない佐伯の雰囲気に、一瞬ひるんだ。

「どうかなさいましたか?」

「高瀬…。お前、兄貴に弥生の事を話したのか?」

「はい。聞かれたので答えましたが?」

「なんで兄貴は俺の格好をしてるんだ?」


高瀬はゆっくり口を開いた。

「涼介様は虎二郎様から素晴らしい能力をお継ぎになりました。

 涼介様はその能力を活かして、政財界の闇の部分を手中におさめるべきです。

 虎二郎様がお若い頃そうして佐伯会を大きくしていったように。」

佐伯は黙って高瀬を睨む。

「それなのに涼介様はたった1人の女性に心を奪われている。そんな事があって良いとお思いですか?」

「黙れ。」

「黙りませんっ。あなたのその力はあなた1人のものじゃないっ」

「黙れっ。高瀬。弥生に何かあったら、俺はお前を許さない。」

その殺気とも取れる迫力に、高瀬はゾクゾクっとした。

「はぁ。本当に惜しいです。」

「まだ言うのか?」

「祐介様が所有していらっしゃるマンションは、都内に5つございます。」

佐伯ははっとなった。

「目黒だっ。目黒のグで始まるマンションを教えろっ。」

高瀬はドアに向かって歩き出すと、佐伯に向かってこう言った。

「ご案内します。」

佐伯は走って部屋を後にした。

程なくして、佐伯の携帯に麗香からFaceTimeで着信があった。

電話に出ると、そこには拘束され目隠しをされた弥生が映っていた。

「弥生っ」

音声がオフになっているのか、佐伯の声は弥生には届かない。


弥生は目隠しをされ、口には猿ぐつわをされ椅子に座らされている。

両手は椅子の後ろでくくられ、足は椅子の足に固定されている。

そんな弥生の正面から、三脚か何かを使って、携帯で撮っているようだった。

「むーっ。むーっ」

弥生は何か叫んでいるが、口の自由を奪われている為何を言っているかわからなかった。

祐介は猿ぐつわを外した。

「せっ。先生?!」

祐介は弥生のクチをふさぐようにキスをする。

くちゅ

舌を絡ませ、弥生の舌を吸い上げる。

「ん…。」

弥生がおとなしくなったのを確認すると、弥生の背後に回り、カットソーの上から乳房を揉む。

佐伯に見せつけるように両脇から乳房を持ち上げ、荒々しく指を動かす。


「先生?」

いつもとは違う乱暴さに、弥生は戸惑う。

ジャキッ

「なっ。何の音ですかっ?」

祐介は無言で弥生のカットソーをハサミで切っていく。

前身頃を縦に真っ二つに切ると、その冷たいハサミを弥生の胸元にあてる。

「やっ。やだっ。先生っ?!」

---こわいっ。先生?なんで?!


そんな弥生の戸惑いを他所に、祐介は今度はスカートを切り始めた。

弥生はカラダを揺すって抵抗するが、カラダを拘束されている為ジタバタするしかなかった。

「くくっ。大切な所が切れちゃうよ?」

そういうとぷっくり膨れている女陰唇に下着の上からハサミをあてる。

冷んやりとした感触に、弥生は青ざめる。

下着姿になった弥生のカラダを祐介の指が這い始める。

---いやっ。やだっ。

「いやっ。あなた、誰?!先生じゃないっ」

祐介は高らかに笑うと、弥生の目隠しを取った。

そのまま弥生の唇を奪う。

弥生は必死で顔を背ける。

「佐伯先生だよ。もっとも、大学の先生じゃなく、病院の先生だけどね。」

---佐伯先生そっくり。でも、違うっ。

「君の好きなセンセは、あそこ。携帯の向こうからキミの姿を見ているよ」

「やっ。いやぁーっ」



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