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まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
そんなシチュエーションが好きな管理人が官能小説を書いてみました。まだまだ拙い文章ですが、みなさんのたくましい妄想力で補ってやってください♪

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淫靡な研究室#25~過去と秘密~

佐伯は自分の部屋に戻ると、ベッドの上に静かに弥生を降ろした。

その傍に腰を降ろし、そっと弥生の頬を撫でる。

「せんせ…」

弥生がうわごとをつぶやく。

佐伯の指が止まる。

その時佐伯の携帯が鳴った。

通知された名前を見て目を見開く。

それは佐伯の祖父の秘書の名前"高瀬"だった。

弥生から少し離れた窓際に立ち、電話にでた。

「涼介様でいらっしゃいますか?」

「はい。」

「今どちらにいらっしゃいますか?火急の用件ですが、お電話よろしいでしょうか?」

「長野の別荘にいます。ご用件はなんですか?」

「すぐにお戻りください。理事長がお亡くなりになりました。」

「なっ。」

「遺言書の開封に立ち会っていただく必要がございます。意味はお分かりですね?」

「すぐに戻る。」

「それではヘリを手配させますので、しばらくお待ちください。」

通話が終わり、佐伯は振り返って弥生を見た。

歩み寄り弥生にそっとキスをする。

---冷たいキス…。先生?

弥生は意識が朦朧とする中、そんな事を思っていた。



佐伯はリビングて他のメンバーに東京に戻る事を告げた。

「佐伯の大叔父様が?なぜ?」

麗香が青い顔をして口を開いた。

「心筋梗塞らしい。倒れた時の打ち所も悪かったらしい。申し訳ないが、これからヘリで東京に戻る。おそらく大学葬になると思う。みんなはゆっくりしていってくれ。」

「私も一緒に戻ります」

麗香はそういうと荷造りをする為にいったん部屋をでた。

佐伯は岡本の方に向き、口を開いた。

「立花さんをよろしくお願いします。」

「どういう意味っすか?」

佐伯は少し困ったようなため息をつき、岡本に向き直った。

その瞳は冷たい光を放っていた。

「そのままの意味ですよ。多分私はどう転んでも大学で今の立場のままとはいかないでしょう。最悪、ゼミも解散かもしれない。私は彼女についてあげる事はできませんが、君にならそれができる。それだけの事ですよ。」

岡本は拳を握った。

「はあ?あいつの気持ちはどうするんだよ?あんた、気がついてるんだろ?あんたもあいつの事が好きなんだろ?」

岡本はハッとした。

佐伯が今までにない冷たく空虚な目で岡本を見据えていたからだ。

上空にバラバラという音がし始めた。

「ヘリも来たようですし、これ以上の議論は不要です。みなさん、お世話になりました。」

佐伯はそういうと、部屋を出て行った。

谷田部は中庭に降りたヘリコプターに麗香が乗り込んでいく姿をじっと見ていた。


一方、弥生もヘリコプターの音で目を覚ました。

近くにあった浴衣を適当に着ると、ベランダへ出た。

中庭にヘリコプターがあり、その近くに佐伯が立っていた。

「先生…」

その声が聞こえるわけがないのだが、佐伯は弥生がいる二階ベランダのほうに振り向いた。

二人の周りから一切の音が消えた。

飛んでいけるのなら、今すぐ佐伯の胸に飛び込みたい。弥生はそう思った。

佐伯がどこか遠くに行ってしまう、そんな胸騒ぎがしていた。

佐伯は踵を返すと、ヘリコプターに乗り込み、ヘリコプターは上空高く舞い上がった。


弥生はリビングに駆け込んだ。

「佐伯先生は?あのヘリコプターは?!あ、れ?麗香さんは??」

岡本は弥生の姿を見て、複雑な顔をした。

谷田部が声をかける。

「弥生ちゃんは、佐伯センセの事、どこまで知ってるの?」

「え?」

「理事長の孫っていう話はしってるよね?」

「あ、はい。聞いた事があります。」

「麗香さんの家と仕事上の付き合いがあるって話も、麗香さんから聞いていたよね?」

弥生は黙って頷いた。

「麗香さんは小さい会社、なんて言っていたけど、それは世界シェアでの話であって、国内じゃ医療機器を中心に手広くやっている業界最大手の綾小路グループの一人娘なんだよ。」

弥生は驚き言葉を失った。

谷田部は話を続ける。

「佐伯センセのところは医療法人佐伯会っていって、大きい病院を何個も経営してる。」


弥生の反応も確かめず、谷田部は淡々と話を続ける。

「センセのじいさんは医療事業に関する事はみんな息子に譲って、私財でウチの大学と高校を作ってらしい。社会的地位が欲しかったのかはわからないけどな。じいさんはセンセの特異体質の一番の理解者だった。いや、じいさんの体質がセンセに隔世遺伝したらしい。」

「体質、ですか?」

弥生が質問する。

谷田部はチラッと弥生を見た後、弥生に質問した。

「弥生ちゃん。この間のクスリの成分ってさ、何か聞いてる?」

---そういえば、先生が私のアソコを舐めた時、そんな話をしていた気がする。

弥生が答えにくそうにしているのを谷田部は気がつき、話を続けた。

「そう。センセの体液、特に唾液に含まれる媚薬成分と、その効果を高める女の人の愛液、特に処女の愛液に含まれる成分が、キモだったんだ。」


「でっ。でもっ。わたし、そのっ。あ、愛液なんて、提供してませんよっ。」

「それについては謝るべきなのかな?採取された時あったよね?」

『処女のエキス、確かにいただいたよ。』

いつかの痴漢の声が蘇る。

---あの声は…先生?!

「初めて研究室に来た時、センセに耳の後ろにクチをつけられた事あっただろ?

 耳の後ろっていうのは俗に言うフェロモンが分泌される場所と言われてる。

 そこで弥生ちゃんの体質と自分の体質のマッチングを確認したらしい。

 で、その日の帰りに、採取させてもらったんだ。」

弥生はクチをパクパクさせて谷田部を見ている。

「で、処女の愛液と、非処女の愛液を比べる為に、その日の夜岡本を騙して、
 
 弥生ちゃんを襲わせたんだ。ごめんな。」

弥生は岡本の顔を見た。岡本もバツが悪そうにしている。

「弥生ちゃんは被験者であり、実験台だった。

 でも、センセの中で何かが変わっていったんだ。

 もしかするとこの忌まわしい体質の原因がつかめるかもしれない。

 過去から解放されるかもしれないって思ったんだと思うよ。」



「過去?」

「まだ、体質に自覚がない時、女の人を狂わせちゃって、刃傷沙汰になった事があったんだ。

 それからはその体質を利用されて、親の事業の競争相手を蹴落とす為に、汚い事…

 相手の理事長夫人をオトしたりとか、やらされていたらしい。
 
 センセの体液には常習性があるらしい。夫人はセンセに溺れきって、
 
 どんな情報でも流すようになって、それでダンナは失脚。そこの病院も悪評が立って傾く、と。

 で、すっかり人間不信。親も兄弟も恋人も気を許せない。」


「でも、谷田部さんには心をゆるしているじゃないですか。そんな話をしているんですよね?」

一縷の望みをかけて、弥生が質問する。

谷田部は一旦間をあけた。

深く息を吸い込むと、話を続けた。

「センセから自発的に話を聞いたわけじゃない。俺は関係者だからね。

 センセの狂っちゃった元恋人の弟なワケ。俺には聞く権利があった、それだけだよ。」

弥生は泣きそうになった。

「最初はセンセを恨んで近づいたんだけどね、

 オンナの人全員に復讐するように犯していくセンセに、なんか、こう、

 いたたまれないような気持ちになってね。気がついたら許していたよ。」

谷田部はチラッと弥生を確認した。


「弥生ちゃん。

 君と普通に愛しあったって聞いて、冷やかしながらも嬉しい気持ちでいっぱいだった。

 あぁ、この人はやっと前を向く事が出来たんだって。」


弥生の目から涙がポロポロと流れ落ちる。

「なのに、あいつは怖くなっちまったんだ。

 弥生ちゃん、君を壊してしまったらどうしようって。

 君の事が好きでたまらないのに、自分の心に蓋をして、

 君を傷つけてまで自分から遠ざけようとしたんだ。

 でも、岡本の機転で、君を誰にも渡したくないって気持ちに

 気がついた矢先だったんだよ。

 じいさん、なんでこんなタイミングで死んじまうんだよ。」


弥生は手で顔を覆って泣き崩れた。

「あの家に戻ったら、いや、戻ると決心してからセンセの心はまた凍っちまった。

 弥生ちゃん、頼むよ。あの人を救ってあげてくれよ。」


絞り出すような谷田部の言葉に、弥生は泣く事しかできなかった。


---先生。あの時線を引いたのはそういう意味だったの?先生っ。会いたいっ。


黙ってしまった2人に代わって、岡本が口を開いた。


「今日はアルコールが入って車が出せないから、明日朝一番で東京に戻ろう。

 な。ふたりとも明日に備えて、寝よう。立花、立てるか?」

そういって岡本は弥生の手をとる。

弥生は黙ったまま差し出された手を借りて立ち上がった。







佐伯と麗香を載せたヘリコプターは、とある病院の屋上にあるヘリポートに降りた。

「佐伯くん、明日また来るから、心を強く持って。いいわね?」

佐伯の腕を掴むと、麗香は佐伯の顔を覗き込むようにそう言った。

佐伯はそんな麗香の手を無理やり剥がした。

「別に、お前に言われる事じゃ無い。」


「佐伯くんっ」


麗香を残して佐伯は建物に入っていった。

エレベーターの前では、秘書の高瀬が待っていた。

「涼介様、お帰りなさいませ。みなさんお待ちです。ご案内します。」

「じいさんの顔も見ずに、か。」

「申し訳ございません。」

高瀬の言葉には有無を言わせない響きがあった。

エレベーターに乗り込むと、役員用の会議室に通された。

部屋を入った途端、中の人間が注目する。

中にはあからさまに眉をひそめるものもいた。

「涼介。遅いぞ。早く席につけ。」

一番奥の中央の席に座っている男性が高圧的に話す。

その横には佐伯と同じ顔をした男性が座っていて、佐伯に向かってにこやかに手をあげている。

「涼介、こっちだ。」

佐伯が席に座るとその男性は喋りかけてきた。

「久しぶりだな。元気にしていたか?なんだ、その眼鏡?

 ん?伊達眼鏡か?お前なんで伊達眼鏡とかしてるんだ?」

「祐介、始めるぞ。少し黙っていろ」

中央の席に座っている男性が、祐介と呼ばれた佐伯と同じ顔を持つ男性をたしなめる。

「すみませんでした。父さん。いや、ここでは、理事長、ですね。」

父さんと呼ばれた男性、佐伯祐一郎は祐介を一瞥すると高瀬に始めるようにと指示を出した。

佐伯の心は冷えていた。

生物学的に父親とされているこの中央に座っている男にも、横に座っている同じ顔を持つ兄にもできる事なら一生会いたくなかった。

しかし生前に祖父と約束していた為、この場にくる事にした。

---じいさん、なんでこんな場に来いって約束させたんだよ。

佐伯の思いを他所に、高瀬の仕切りで会合は始まった。

弁護士と紹介された人物が仰々しく遺言状を開封する。

「佐伯会に関する事業や財産等の譲渡は生前に行われています。

 ここでは故人の私的財産について、故人の遺志をお伝えします。」

その場に居合わせた全員~親戚や理事会の幹部等~は一斉に息を飲む。

故人の財産は私的といっても億はくだらない。

「それでは、読み上げます。」

『遺言者・佐伯虎二郎は、この遺言書により次の通り遺言する。

一、孫、佐伯涼介(昭和○年○月○日生)に遺言者の所有する全ての財産を全て相続させる。』

場が一斉にざわつく。

弁護士は気にせず話を進めていく。

「遺言状の最後はこう結ばれています。」

『私の血を色濃く継いだ涼介こそが、私の全てを引き継ぐ事が一番理にかなっている。

 他の者はどうかわきまえて欲しい。これは文字通り最後のわがままだ。どうか汲み取って欲しい。』


佐伯の父親、祐一郎が吐き捨てるように笑いながら言った。

「他の者、ね。じいさんらしいな。最後まで横暴で傲慢で独裁だ。」

そういいながら立ち上がる。

「涼介、お前の好きにするがいい。ただし、遺留分については要求するつもりだ。」

そして皆の方に向き直って話を続ける。

「では、これにて散会する。お集まりいただいた結果がコレで申し訳ない。

 下に軽い食事などを用意させているので、故人を偲んでいただければと思う。」


全員が立ち去った後、下を向き固まったままでいる涼介の脇に、高瀬がついた。

「涼介様。ご実家までお送りいたします。明日、朝お迎えに上がります。

 大学葬の打ち合わせと、これからについてご相談できればと思います。」

佐伯は高瀬に促されるまま病院を後にし、車へと乗り込んだ。

高瀬の運転で実家へと送り届けられた。

高瀬が車のドアを開け、佐伯を玄関まで見送る。

「ご気分はいかがですか?

 神経が昂ぶっていらっしゃるようでしたら、適当に女性を寄越させますが。

 それとも、弥生とか言う娘の方がよろしいですか?」

佐伯の顔色が変わる。

佐伯は顔をあげ、高瀬を睨みつける。

「あぁ、よかったです。やっと焦点のあった目になりました。

 やはり虎二郎様のお孫さんですね。睨まれるとゾクゾクします。」

「なんで弥生の事を知っている。それにお前は男だろ?俺にそんな趣味は無い。」

「涼介様の事は何でも知っております。

 もし、男性にも興味が湧きましたら、お声をかけていただければと思います。」

「じいさんとそういう関係だったのか?」

「ご想像にお任せします。それでは本日はこれにて失礼致します。」

そういうと車に乗り込み、去って行った。

佐伯は何年かぶりに、実家の自分の部屋に戻った。

あらかじめ言ってあったようで、部屋はホコリひとつなく、ベッドにも真新しいシーツがかけられ久方ぶりに主を迎えた。

佐伯は軽くシャワーを浴び、そのまま床に就いた。

---疲れた。

佐伯にしては珍しく弱音を吐いた。

目を閉じると弥生の姿が浮び上がってくる。

弥生の白いうなじ、少し赤みを帯びた乳房。艶やかな唇。羞恥に必死で耐えている顔とそこから漏れる艶かしい吐息。

---俺も、未練がましいな。

その時ドアがノックされた。

佐伯は返事をしなかったが、ドアが開閉する音が聞こえた後、鍵のしまる音が続いた。

鍵をしめた人物は、佐伯の寝ているベッドの傍に立ち、来ていたガウンを脱ぎ始めた。

ガウンがパサリと床に落ち、ベビードールを着た女が間接照明を背に浮かび上がる。

ベビードールから透けて見えるカラダには何も着けていないようで、乳首と恥毛がうっすらと見える。

女は佐伯の上にまたがると、佐伯に抱きついた。

佐伯はそのままの体勢で口を開いた。

「冗談がすぎますよ、お義母さん。」

祐一郎の妻、後妻の霧子だった。

熟れたカラダを佐伯にこすりつけながら、唇を吸う。

「だって、涼ちゃん全然家に帰ってこないんだもの。

 久しぶりに涼ちゃんの顔を見たら疼いちゃってしょうがなかったわ。責任とって…」

そういうと佐伯の腕を取り、佐伯の指を自身のワレメにあてる。

そのまま佐伯の指の上から、自分の指を動かし、膣口を刺激する。

佐伯の指はあっという間に愛液まみれとなった。

「ね?涼ちゃんの指を思い出して、グチョグチョに濡れてたの。

 涼ちゃん。私のおま○こ、メチャクチャにかき回して…」

佐伯が無反応なのに気がつき、勝手に佐伯の指を膣の中に出し入れし始めた。

「あっ。あっ。イイッ。涼ちゃんの指でイっちゃうっ。」

霧子は上り詰めたあと、佐伯の指を丹念に舐め始めた。

佐伯に見せつけるように一本一本いやらしく舌を絡めていく。

「するなら早く済ましちゃってください。」

佐伯がそう冷たく言うと、霧子は佐伯のペニスをクチに含んだ。

そしてねっとりと舐め上げる。

サオのウラを舌で何度も往復しながら、人差し指で、先端の部分を撫で回す。

「ふふふ。涼ちゃん、気持ちいいの?先っぽからお汁が染み出ているわよ?」

そういうとすっかりそそり立っている佐伯の肉棒の上に腰を降ろし始めた。

「はぁっ。んはっ。涼ちゃっ。あはぁっ。涼ちゃんのザーメン、中に出してっ。はっ。あんっ、あぁんっ。」

佐伯の精が霧子の中に放たれた。

霧子は佐伯のペニスを綺麗に舐めとると、ガウンを羽織った。

「今日はお疲れで気分が乗らないみたいだから、出直すわね。おやすみなさい。」

そういうと部屋を出て行った。


佐伯の部屋に静寂が訪れた。

佐伯はそのまま寝てしまった。




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