淫靡な研究室#24~交差する想い~
午後は弥生の基礎データなどを取り、解散となった。
弥生は麗香と温泉に浸かっていた。
「それにしても弥生。思ったより効果が早く切れて良かったわね。」
今日の検査で媚薬成分が血液中から検出されなかった。
「弥生が処女喪失した事となにか関係しているのかしら?」
「そうですね…って、なんでしってるんですかっ」
---そういえば岡本さんもサラッとそんな話をしていた気がする。
「うちのゼミに、基本的に隠し事はないのよ。まあ、唯一隠し事っていうか、多くを語らないのが佐伯くんなんだけどね。」
「くん?」
---弥生は心の中にザワザワしたモノを感じた。
「あっ。変な意味じゃないわよ。私たち、昔から知ってるのよ。親の仕事の関係で。」
「そうなんですか。麗香さんのお父様って何をされているんですか?」
「小さな会社を経営しているわ。」
「そうなんですかー。じゃあ麗香さんは、社長令嬢なんですね。すごく納得します」
「そうねえ。でも、ひとり娘なので、何かと親がうるさくってね。ここへは佐伯くんがいるから通わせて貰えるのよ」
「?」
弥生はキョトンとした。
「誰かから変な風に耳にはいるとイヤなので、弥生にいうのだけど。
うちの親がね、佐伯くんの事気に入っちゃって、婿に来て欲しいなんて言ってるの。彼、次男だしね。」
弥生はあまりの衝撃に絶句した。
「でもね、弥生。私たち、SとSだから、まったくあわないのよ。例えば2人で弥生を苛めるのは意気投合しても、手を取り合って何かするなんて、考えられないの。わかる?」
「た、例えがよくわかりませんが、なんとなくわかる気がします。」
「なので、安心してちょうだい。」
「安心?」
「佐伯くんの事が好きなのでしょう?」
弥生は一瞬ぼっと赤くなったが、すぐに目を水面に落とした。
「よく、わからないんです。」
麗香は弥生の次の言葉を待っている。
「好きになっていいのかどうかも、わからないんです。」
「んー。弥生。世の中に好きになっちゃいけないなんて事はないわ。佐伯くんもね、弥生と同じように葛藤しているのだと思うわよ。」
弥生の顔が明るくなった。
「でも」
麗香が話を続ける。
「岡本くんも、いい子よ?」
「それも筒抜けなんですか?!」
「だから、弥生も隠し事しちゃダメよ…」
麗香が弥生ににじり寄ってくる。
弥生は距離を保とうとしたが、直ぐに岩にぶつかって逃げ場がなくなった。
---まずい。えっちスイッチが入った時の麗香さんの目だ。
「谷田部くん、いるんでしょ?いらっしゃいな」
---え?
「なんで気がついたんですか?」
谷田部が脱衣所の方にあるついたてから顔をのぞかせた。
「今日は弥生が佐伯くんにどこをどういう風に開発されたのか、とことん調べるわよー」
---えーーっ
「ちょっ。ちょっと、麗香さん。冗談ですよね?!」
「あら?私が冗談なんて言ったことがあって?」
「えーっ。今ですよね?痛っ」
背中を岩に当てていた為、あたふたした際にこすってしまった。
「弥生?大丈夫?あ、血が。」
麗香は素早く弥生の背中を舐める。
「あっ」
「くすっ。感度が良くなってるわね。」
「もっ、もう麗香さんと一緒にお風呂には入りませんっ」
「あら。それだったら、今日は堪能しておかないとね。」
---逆効果だったっ
両腕を掴まれ、腰から首筋まで舌で舐め上げられた。
「あっ。やっ」
痙攣したかのようにカラダがビクつく。
目の前ではそんな弥生をおもしろがって見ている谷田部がいる。
腰から上がお湯からでている為、ビクつくたびに揺れる乳房が弥生の視界にも入る。
「弥生ちゃんのおっぱい~」
そういうと谷田部は弥生の乳房を両手で持ち上げなから、その谷間に顔を埋めた。
脇から乳房を寄せ、顔中でその弾力を楽しんでいる。
「やっ。あっ。はぁっ。」
「弥生。そっちに全部気をやっちゃダメよ。」
そういうと麗香はお湯の中に手を入れ、臀部をまさぐった。
そして、その中央のクボミをそっと指で触れた。
「きゃっ。麗香さんっ。そんなとこっ」
「あら?ここは使わなかったの?」
「そ…そんな…とこ…」
「慣れるとクセになるわよ。流石にお湯の中はかわいそうだから、次回にとっておくわね。」
「とっ…ておかなく…て、いい…です…」
顔を赤らめ羞恥に震えながら弥生は抗議する。
「弥生ちゃん、すっかりエロいカラダになったね。」
谷田部が感嘆の声をあげる。
谷田部が乳首をペロッと舐める。
「あんっ」
弥生はカラダを震わす。
「は…ぁ…。やめま…しょ?」
「なんで?」
「なぜ?」
二人同時に言葉が返ってきた。
息がピッタリだった。
「そうね、お湯の中ではのぼせてしまうわね。上がりましょうか。」
---あがったら、ダッシュでにげよう!
タイミングを見計らって、弥生は脱兎のごとく逃げ出した。
「もう、そんなに本気で逃げなくてもいいじゃないの」
「麗香の目がマジだったからじゃないの?」
「健一ががっつくからでしょ?」
「麗香…」
「健一…」
二人の影が重なった。
一方弥生は、脱衣所まで逃げてきた。
後ろを確認した瞬間、何かに思いっきりぶつかり、そのまま倒れこんだ。
「危ないっ」
そんな声がしたかと思うと、下敷きになって弥生を守ってくれた。
「岡本さん?!」
「怪我は、ない?」
これから風呂に入ろうとしたところだったのか、岡本が裸で弥生の下敷きになっていた。
「はいっ。ありがとうございます。岡本さんこそ、大丈夫ですか?」
「いや…ヤバイ」
弥生は焦った。
「どこか打ちましたか?」
「た、立花がオレの上に裸で乗ってる…」
弥生の股の下で、モゾっと何かが動く。
「きゃっ。」
その感触に立ち上がろうとするが、岡本が弥生の腕を掴んだ。
ムクムクと頭をもたげた岡本の肉棒は、腰を浮かせた弥生のワレメを下から撫で上げ、ついに蜜壺の入り口付近を刺激するまでになった。先端はすでに少し入っている。
「あ…。はぁっ。」
「立花…。腰、降ろして…」
「だ…め…」
岡本は掴んだ弥生の腕に、ゆっくり下向きの力をかけていく。
弥生は抗う事ができず、徐々に腰を落としていく。
弥生の陰唇が、岡本の肉棒を呑み込んでいく。
「んっ。んんっ。」
岡本は弥生の腕を離すと、下から弥生の乳房を揉みあげる。
「あっ。あぅっ。」
「はぁっ。立花…。動いて、いい?」
弥生の返事を待たず、岡本は腰を振り始めた。
最初はゆっくりと、まるで肉棒と蜜壺をなじませるように。
徐々に細かく速い振動となり、最後は大きく弥生を突き上げた。
「ん…。んんっ。」
弥生は岡本の上で、激しくバウンドしている。
「あっ。はぁっ。んンっ」
「いいよっ。立花っ。エロいよっ。はっ。もっと、俺を感じてっ」
「あっ。んっ。あぁんっ。」
「たちば、なっ」
岡本はその瞬間、弥生から肉棒を引き抜いた。
白い液体が弥生の上半身に吹き付けられる。
「ご、ごめん。気持ち良くって抜くのが遅れた。せっかく風呂に入った後だってのに、悪いっ」
「ううん…」
「もう一回風呂に入ろう。」
立ち上がろうとする岡本を弥生は止めた。
「そっちは麗香さんと谷田部さんがいるので…」
「あ、だから逃げて来たのか。じゃあ、もう一つの露天の方に行こう。」
岡本が弥生の手を取り立ち上がらせる。
弥生は今まで気がつかなかったのだが、脱衣所にはもうひとつ扉があり、こじんまりとした露天につながっていた。
こじんまりと言っても、先ほどの露天に比べ小さいと言っているだけで、なかなかの大きさだった。
---佐伯先生んち、どんだけお金持ちなんだろ…
庶民の弥生はただため息をもらすだけだった。
洗い場でしゃがんでカラダを洗っていると、岡本が後ろに回った。
「背中、洗ってやるよ」
「いえ、いいです。大丈夫です。」
弥生が慌てていると、露天のほうから声がした。
「洗ってもらえばいいじゃないですか。」
弥生ははっとして立ち上がり、湯けむりの中うっすらと見え始める人影を凝視した。
「先生!」
「なんなら先ほどの続きをしていただいても結構ですよ。」
---先生っ。聞こえてたの?!
岡本は二人を見た後、後ろから弥生の手を取った。
「そうですか。では遠慮なく。」
「な…っ」
---何をいってるの?岡本さんっ。
岡本は弥生の両腕を弥生の背中で押さえ込んだ。
そして佐伯にあえて見せつけるように、弥生の乳房を揉んだ。
「やっ。やだっ。こんなのっ。やだっ。」
「先生に見てもらって、かんじてるんだろ?」
---岡本さんっ。なんで?あんなに優しかったのにっ。なんで?
岡本は乳房を揉んだ後、弥生の片足を持ち上げ、ワレメを指でこじ開けた。
「ほらっ。よく見てもらえよっ。グチャグチャになってるお前のおま○こっ」
「いやーっ。やだっ。…えき先生…。佐伯先生っ。佐伯先生っっ」
泣き叫ぶ弥生のカラダがふわっと持ち上がった。
佐伯がいつの間にかそばに来ていて、弥生を抱き上げたのだった。
「佐伯…先生…」
弥生は安心して気を失った。
佐伯は岡本を一瞥する。
「岡本くん。君はもう少し演技の勉強をした方がいい。」
「なんの事っすか?立花が風邪引くといけないんで、はやく行ってくださいよっ」
岡本は下を向いて、吐き捨てるように言った。
佐伯は小さな声ですまない、と言ってその場を去った。
岡本は下を向いたまま舌打ちした。
「ちぇっ。なにやってんだよ、俺…」
「いい男になったじゃない。」
不意に麗香の声がした。
しかし岡本は顔をあげられなかった。
岡本は唇を噛みしめる。
後ろから麗香が抱きしめながら頭を優しく撫でる。
岡本の肩が震える。
「泣いちゃえ泣いちゃえ。今日は飲むぞーっ。谷田部くんっ。お酒お酒っ」
谷田部はお酒を取りに場を外した。
「好きだったんです。みんなに騙されて、間違って襲っちゃった時から。好きだったんですっ」
「うん。うん。」
「なんであんなめんどくさい人を好きになった子を好きになったんだろうっ」
「うん、うん。」
岡本は一回頭を横に振って、顔をあげた。
その顔に涙はなく、笑顔だった。
「よし!飲みますよっ!ついでに麗香さんと谷田部さんの進展具合も聞きますよ!」
谷田部が缶ビールを持って現れた。
「なにわけわかんねぇ事言ってんだよ。ほら、飲めよ。」
岡本がビールを開けると、勢いよく吹き出して来て顔にかかった。
「うわっ。振っていやがった。目に入ったじゃないっすかっ。いててっ。涙がっ」
岡本は目に涙を浮かべながら笑った。
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いつも応援してくださってありがとうございます!!みんな優しくって大好きですっ
弥生は麗香と温泉に浸かっていた。
「それにしても弥生。思ったより効果が早く切れて良かったわね。」
今日の検査で媚薬成分が血液中から検出されなかった。
「弥生が処女喪失した事となにか関係しているのかしら?」
「そうですね…って、なんでしってるんですかっ」
---そういえば岡本さんもサラッとそんな話をしていた気がする。
「うちのゼミに、基本的に隠し事はないのよ。まあ、唯一隠し事っていうか、多くを語らないのが佐伯くんなんだけどね。」
「くん?」
---弥生は心の中にザワザワしたモノを感じた。
「あっ。変な意味じゃないわよ。私たち、昔から知ってるのよ。親の仕事の関係で。」
「そうなんですか。麗香さんのお父様って何をされているんですか?」
「小さな会社を経営しているわ。」
「そうなんですかー。じゃあ麗香さんは、社長令嬢なんですね。すごく納得します」
「そうねえ。でも、ひとり娘なので、何かと親がうるさくってね。ここへは佐伯くんがいるから通わせて貰えるのよ」
「?」
弥生はキョトンとした。
「誰かから変な風に耳にはいるとイヤなので、弥生にいうのだけど。
うちの親がね、佐伯くんの事気に入っちゃって、婿に来て欲しいなんて言ってるの。彼、次男だしね。」
弥生はあまりの衝撃に絶句した。
「でもね、弥生。私たち、SとSだから、まったくあわないのよ。例えば2人で弥生を苛めるのは意気投合しても、手を取り合って何かするなんて、考えられないの。わかる?」
「た、例えがよくわかりませんが、なんとなくわかる気がします。」
「なので、安心してちょうだい。」
「安心?」
「佐伯くんの事が好きなのでしょう?」
弥生は一瞬ぼっと赤くなったが、すぐに目を水面に落とした。
「よく、わからないんです。」
麗香は弥生の次の言葉を待っている。
「好きになっていいのかどうかも、わからないんです。」
「んー。弥生。世の中に好きになっちゃいけないなんて事はないわ。佐伯くんもね、弥生と同じように葛藤しているのだと思うわよ。」
弥生の顔が明るくなった。
「でも」
麗香が話を続ける。
「岡本くんも、いい子よ?」
「それも筒抜けなんですか?!」
「だから、弥生も隠し事しちゃダメよ…」
麗香が弥生ににじり寄ってくる。
弥生は距離を保とうとしたが、直ぐに岩にぶつかって逃げ場がなくなった。
---まずい。えっちスイッチが入った時の麗香さんの目だ。
「谷田部くん、いるんでしょ?いらっしゃいな」
---え?
「なんで気がついたんですか?」
谷田部が脱衣所の方にあるついたてから顔をのぞかせた。
「今日は弥生が佐伯くんにどこをどういう風に開発されたのか、とことん調べるわよー」
---えーーっ
「ちょっ。ちょっと、麗香さん。冗談ですよね?!」
「あら?私が冗談なんて言ったことがあって?」
「えーっ。今ですよね?痛っ」
背中を岩に当てていた為、あたふたした際にこすってしまった。
「弥生?大丈夫?あ、血が。」
麗香は素早く弥生の背中を舐める。
「あっ」
「くすっ。感度が良くなってるわね。」
「もっ、もう麗香さんと一緒にお風呂には入りませんっ」
「あら。それだったら、今日は堪能しておかないとね。」
---逆効果だったっ
両腕を掴まれ、腰から首筋まで舌で舐め上げられた。
「あっ。やっ」
痙攣したかのようにカラダがビクつく。
目の前ではそんな弥生をおもしろがって見ている谷田部がいる。
腰から上がお湯からでている為、ビクつくたびに揺れる乳房が弥生の視界にも入る。
「弥生ちゃんのおっぱい~」
そういうと谷田部は弥生の乳房を両手で持ち上げなから、その谷間に顔を埋めた。
脇から乳房を寄せ、顔中でその弾力を楽しんでいる。
「やっ。あっ。はぁっ。」
「弥生。そっちに全部気をやっちゃダメよ。」
そういうと麗香はお湯の中に手を入れ、臀部をまさぐった。
そして、その中央のクボミをそっと指で触れた。
「きゃっ。麗香さんっ。そんなとこっ」
「あら?ここは使わなかったの?」
「そ…そんな…とこ…」
「慣れるとクセになるわよ。流石にお湯の中はかわいそうだから、次回にとっておくわね。」
「とっ…ておかなく…て、いい…です…」
顔を赤らめ羞恥に震えながら弥生は抗議する。
「弥生ちゃん、すっかりエロいカラダになったね。」
谷田部が感嘆の声をあげる。
谷田部が乳首をペロッと舐める。
「あんっ」
弥生はカラダを震わす。
「は…ぁ…。やめま…しょ?」
「なんで?」
「なぜ?」
二人同時に言葉が返ってきた。
息がピッタリだった。
「そうね、お湯の中ではのぼせてしまうわね。上がりましょうか。」
---あがったら、ダッシュでにげよう!
タイミングを見計らって、弥生は脱兎のごとく逃げ出した。
「もう、そんなに本気で逃げなくてもいいじゃないの」
「麗香の目がマジだったからじゃないの?」
「健一ががっつくからでしょ?」
「麗香…」
「健一…」
二人の影が重なった。
一方弥生は、脱衣所まで逃げてきた。
後ろを確認した瞬間、何かに思いっきりぶつかり、そのまま倒れこんだ。
「危ないっ」
そんな声がしたかと思うと、下敷きになって弥生を守ってくれた。
「岡本さん?!」
「怪我は、ない?」
これから風呂に入ろうとしたところだったのか、岡本が裸で弥生の下敷きになっていた。
「はいっ。ありがとうございます。岡本さんこそ、大丈夫ですか?」
「いや…ヤバイ」
弥生は焦った。
「どこか打ちましたか?」
「た、立花がオレの上に裸で乗ってる…」
弥生の股の下で、モゾっと何かが動く。
「きゃっ。」
その感触に立ち上がろうとするが、岡本が弥生の腕を掴んだ。
ムクムクと頭をもたげた岡本の肉棒は、腰を浮かせた弥生のワレメを下から撫で上げ、ついに蜜壺の入り口付近を刺激するまでになった。先端はすでに少し入っている。
「あ…。はぁっ。」
「立花…。腰、降ろして…」
「だ…め…」
岡本は掴んだ弥生の腕に、ゆっくり下向きの力をかけていく。
弥生は抗う事ができず、徐々に腰を落としていく。
弥生の陰唇が、岡本の肉棒を呑み込んでいく。
「んっ。んんっ。」
岡本は弥生の腕を離すと、下から弥生の乳房を揉みあげる。
「あっ。あぅっ。」
「はぁっ。立花…。動いて、いい?」
弥生の返事を待たず、岡本は腰を振り始めた。
最初はゆっくりと、まるで肉棒と蜜壺をなじませるように。
徐々に細かく速い振動となり、最後は大きく弥生を突き上げた。
「ん…。んんっ。」
弥生は岡本の上で、激しくバウンドしている。
「あっ。はぁっ。んンっ」
「いいよっ。立花っ。エロいよっ。はっ。もっと、俺を感じてっ」
「あっ。んっ。あぁんっ。」
「たちば、なっ」
岡本はその瞬間、弥生から肉棒を引き抜いた。
白い液体が弥生の上半身に吹き付けられる。
「ご、ごめん。気持ち良くって抜くのが遅れた。せっかく風呂に入った後だってのに、悪いっ」
「ううん…」
「もう一回風呂に入ろう。」
立ち上がろうとする岡本を弥生は止めた。
「そっちは麗香さんと谷田部さんがいるので…」
「あ、だから逃げて来たのか。じゃあ、もう一つの露天の方に行こう。」
岡本が弥生の手を取り立ち上がらせる。
弥生は今まで気がつかなかったのだが、脱衣所にはもうひとつ扉があり、こじんまりとした露天につながっていた。
こじんまりと言っても、先ほどの露天に比べ小さいと言っているだけで、なかなかの大きさだった。
---佐伯先生んち、どんだけお金持ちなんだろ…
庶民の弥生はただため息をもらすだけだった。
洗い場でしゃがんでカラダを洗っていると、岡本が後ろに回った。
「背中、洗ってやるよ」
「いえ、いいです。大丈夫です。」
弥生が慌てていると、露天のほうから声がした。
「洗ってもらえばいいじゃないですか。」
弥生ははっとして立ち上がり、湯けむりの中うっすらと見え始める人影を凝視した。
「先生!」
「なんなら先ほどの続きをしていただいても結構ですよ。」
---先生っ。聞こえてたの?!
岡本は二人を見た後、後ろから弥生の手を取った。
「そうですか。では遠慮なく。」
「な…っ」
---何をいってるの?岡本さんっ。
岡本は弥生の両腕を弥生の背中で押さえ込んだ。
そして佐伯にあえて見せつけるように、弥生の乳房を揉んだ。
「やっ。やだっ。こんなのっ。やだっ。」
「先生に見てもらって、かんじてるんだろ?」
---岡本さんっ。なんで?あんなに優しかったのにっ。なんで?
岡本は乳房を揉んだ後、弥生の片足を持ち上げ、ワレメを指でこじ開けた。
「ほらっ。よく見てもらえよっ。グチャグチャになってるお前のおま○こっ」
「いやーっ。やだっ。…えき先生…。佐伯先生っ。佐伯先生っっ」
泣き叫ぶ弥生のカラダがふわっと持ち上がった。
佐伯がいつの間にかそばに来ていて、弥生を抱き上げたのだった。
「佐伯…先生…」
弥生は安心して気を失った。
佐伯は岡本を一瞥する。
「岡本くん。君はもう少し演技の勉強をした方がいい。」
「なんの事っすか?立花が風邪引くといけないんで、はやく行ってくださいよっ」
岡本は下を向いて、吐き捨てるように言った。
佐伯は小さな声ですまない、と言ってその場を去った。
岡本は下を向いたまま舌打ちした。
「ちぇっ。なにやってんだよ、俺…」
「いい男になったじゃない。」
不意に麗香の声がした。
しかし岡本は顔をあげられなかった。
岡本は唇を噛みしめる。
後ろから麗香が抱きしめながら頭を優しく撫でる。
岡本の肩が震える。
「泣いちゃえ泣いちゃえ。今日は飲むぞーっ。谷田部くんっ。お酒お酒っ」
谷田部はお酒を取りに場を外した。
「好きだったんです。みんなに騙されて、間違って襲っちゃった時から。好きだったんですっ」
「うん。うん。」
「なんであんなめんどくさい人を好きになった子を好きになったんだろうっ」
「うん、うん。」
岡本は一回頭を横に振って、顔をあげた。
その顔に涙はなく、笑顔だった。
「よし!飲みますよっ!ついでに麗香さんと谷田部さんの進展具合も聞きますよ!」
谷田部が缶ビールを持って現れた。
「なにわけわかんねぇ事言ってんだよ。ほら、飲めよ。」
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