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まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
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淫猥病棟#34~ホットミルク~

 
 
黒羽はとあるアパートのドアの前に立つと、呼び鈴を鳴らした。

中からシロチョーこと田代が顔を出す。


「透?なにやってんだ、お前…。しかもその格好…。とにかく入れ。」


真っ青な顔で口を固く結んでいる黒羽の背中に手をあて、部屋の中へと招き入れた。


「お前、具合悪いのにバイクで来たのか?しかも革ジャンの中はTシャツで下はスウェットじゃねえか。なにやってんだ。葛西さんはどうした?」


黒羽はクチを開かない。



田代は無言で台所へ行くと冷蔵庫を開けなにやら電子レンジで温めている。

やがてチンという音と共に、ホットミルクが黒羽の目の前に置かれた。

甘い香りが湯気と共に立ち込める。


「まず飲め。」


黒羽は子供のように言われるままホットミルクが入ったマグカップを両手にとり、口へ運んだ。


---甘い…。あったかい…。


ホットミルクの甘さは、カラダと心の隅々まで染みていくようだった。

幾分か血の気を取り戻した顔色になったところで、田代が口を開く。


「何があった?言ってみろ。クチに出すだけで気持ちが軽くなることってあるぞ。」


黒羽はゆっくり、噛みしめるように話し始めた。


「・・・葛西と、あの日の話をしたんだ…」


田代にはあの日と言うのが、黒羽の父親が刺されて亡くなった日だと言うことがわかっている。


「心が通じたと思った。13年分の想いが伝わったと思ったんだ。あいつも会いたかったって言ってくれたし、俺が渡したハンカチをお守りとか言って持っていて・・・嬉しかった。」


田代は黙って黒羽の話を聞いている。


「でも。あいつの中には贖罪の心しかなかった。俺にカラダを差し出して、あいつの中には祐介がいるのに。その気持ちを押し殺して俺を迎え入れようとしていた。心で泣きながら。俺は、そこにつけいろうとしたんだ・・・サイテーだ。」


黒羽がギュッとコブシを握る。

握られたコブシはフルフルと震えている。

田代はため息をつきながら立ち上がると、すぐそばの棚にある救急箱を取り出し、黒羽の前にあるテーブルの上に置いた。


「手ぇ、開け。」


黒羽が反応しないと、田代は強引に握ったコブシを開かせた。

手のひらには爪が食い込んだ跡があり、うっすらと血がにじんでいた。


「手は外科医の生命線だろ?大事にしろよ。」


そういうと脱脂綿に消毒用アルコールをつけて傷口につける。


「イテ・・・」


「痛いだろ?泣け。」


黒羽は下を向いた。


「イテぇよ。シロチョー。」


---黒羽先生。あんたの息子さんはこんなに大きくなって、人の痛みがわかるような男に成長しましたよ。あんたが生きてたら、さぞかし自慢の息子だったでしょうに。


「それだったらそのまま抱いちまえば良かったんだよ。」


思いがけない田代の言葉に黒羽が驚いて反論する。


「そんなことできるわけないじゃないかっ。あいつは祐介の事が好きなんだっ。」


「じゃあ、お前諦めるのか?諦められるのか?そんなもんだったのか?お前の13年間は?!」


「ちがうっ。」


「違わねぇ。そんなもんだったんだよ。お前の想いなんて。」


「違うっ。違うっっ!!俺は何よりも誰よりも葛西が大切なんだっ。」


田代はため息と共に笑顔になった。


「わかってるじゃねぇか。それでいいんだよ。その気持ちを、そのまま彼女に伝えろ。」


そういうと黒羽の頭をポンポンと叩いた。


「葛西さんはいい子だ。お前が恩人の息子だと知って少しばかり気が動転しちまったんだろうけど、基本はちゃんと人の気持ちにまっすぐに向き合える子だ。お前の想いにもちゃんと向き合ってくれると思うぞ。」


「シロチョー・・・」


「ってな。俺、ちょっといい事いったか?」


田代は笑いながら言った。


「ありがとう・・・親父」


「おいおい、俺はそんな歳じゃないぞ?まだ40代だっ。30の子供なんていないぞっ」


「四捨五入したら50じゃねえか。」


そういうとお互い笑いあった。

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COMMENT

シロチョー大活躍!
こういう人がいるとお話が落ち着きますね。
シロチョーと看護師長さんのスピンオフとか面白そうだな~ ←言うほうは気楽…(笑)

love-rsさん、コメントありがとうございます♪

きゃ~っ。コメントありがとうございます。
師匠(勝手にそう呼んでいます)からコメントをいただけるなんて感激です~。

シロチョー気に入ってくださってありがとうございます。
明日のシロチョーも親父キャラ全開なので、ぜひ遊びにいらしてください♪

シロチョーと看護師長の話ですが、、、、
思わず「さすが師匠!展開を読まれた!!」と唸ってしまいました。
どこまで掘り下げるかはまだ決まっていないのですが、本編で少し触れたいと思っています♪
良い意味で裏切れるか、悪い意味で裏切るか、、、この先の展開を見守ってやってください♪

ではでは!!

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