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まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
そんなシチュエーションが好きな管理人が官能小説を書いてみました。まだまだ拙い文章ですが、みなさんのたくましい妄想力で補ってやってください♪

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淫猥病棟#33~離さない~

 
 
春奈は換えのシーツを黒羽に向かって投げつけた。

「携帯、返してください。」

手を胸の高さまであげ、携帯を返すように要求するその目には、涙が溢れてこぼれ落ちそうになっている。

携帯を受け取ると通話状態になっている事を確認して、黒羽に背中を向けて話し始める。

「祐介先生、今日は行けません。ごめんなさい。」

それだけ伝えると祐介の返事も聞かずに電話をきった。

春奈の背中が静かに怒っている。

そう黒羽は感じた。

「わかってます。」

春奈は冷静を装いそうつぶやく。

でも、声は震えており、まったく冷静さは感じられない。

「祐介先生が私の事好きじゃないことぐらい、わかってますっ。」

黒羽は黙っている。かける言葉が見つからないでいる。

「祐介先生は、私の事を可愛いって言ってくれても、好きとか愛してるとかは一回も言ってくれません。祐介先生の心にはいつだって別の女性がいるし、祐介先生からもココロは欲しがるなって言われてます!」

「・・・」

「でも・・・好きなんです…。どうしようもないんです。」

手で顔を覆い涙を流す春奈を後ろからギュッと抱きしめる。

「葛西。好きだ。」

「・・・」

「お前のことを、13年前から愛してる。」

「・・・」

「お前を護りたいとあの日屋上で思った。だから俺は医者を目指した。お前に寄り添って癒してやりたいと思った。」

春奈を抱きしめる手に力が入る。

「葛西。俺のこと、好きになれよ。」

「・・・」

「俺はお前のことを泣かせたりしない。大切にする。だから、俺のものになれよ。」

---ココロの隙間に入ってこないで…。

「俺は、お前が好きなんだ。」

---っっ。

黒羽は春奈の腕を掴み、体を反転させる。

春奈の目の前に、真剣な表情の黒羽が迫る。

「葛西、愛してる。俺の事、好きになれ。」

そのまま春奈の唇に自分の唇を重ねる。

---優しいキス・・・でも・・・


春奈は黒羽から離れようと体を硬くするが、それに気づいた黒羽が春奈を抱く腕にチカラを込める。

「・・・はなし、てくださ、い」

「離さない。もう、二度とお前を離さない。」

「そんなこと、言わないでください・・・」

「お前がやめろと言っても、俺は何度だって言う。葛西、愛してる。俺の事好きになれ。」

「・・・」

「大切にする。お前だけを見てる。」

「クロ・・・くん。」

「春・・・奈・・・」

黒羽は再び春奈と唇を重ねた。

春奈も今度は目を閉じて黒羽に応える。

柔らかい唇の感触が2人に伝わる。

一旦唇を離し春奈の目を見て意思を確かめると、黒羽は先程とは打って変わって、激しく春奈の唇を奪った。

唇を割って舌を入れると、春奈の舌を求め絡ませる。

熱い舌が絡み合うたび、くちゅくちゅと音が響く。黒羽は春奈の舌を吸い上げ、舌先でなぞり、再び絡ませる。

黒羽の想いをぶつけるような、情熱的なキスだった。

---俺がお前の中の祐介を全部消してやる。

黒羽は春奈を抱き上げ、ベッドへと運び、優しくおろした。

そして春奈の顔の横に手をつくと、顔にかかった髪の毛を梳きながらキスをした。

「いやか?」

「・・・ううん。クロくん、抱いて。私を抱いて。」

目を潤ませながら、まっすぐに黒羽を見て答えた。

黒羽は少し寂しそうな笑顔を浮かべながら、春奈の細い首筋に舌を這わした。

---俺は結局こいつに想いを押し付けて、無理させているのかもしれない。でも・・・俺はもうひけない。


黒羽の舌は首筋から鎖骨に向かって降りていく。その感触に春奈は顎をあげる。

---クロくんが私を欲しいというなら、私はすべてを差し出す。クロくんのお父さんを殺したのは私だし、クロくん自身の人生も変えてしまった。

黒羽の手が止まる。

「泣くなよ・・・」

「え・・・?」

黒羽は起き上がりベッドのふちに腰掛けると、自身の前髪に指を絡ませかきあげた。そして深いため息をつく。


「私、泣いてなんかないよ?」

黒羽は春奈を一瞥すると、革のジャケットを手に取り部屋を出て行った。

しばらくするとバイクの音がして、遠ざかった。

黒羽の部屋に取り残された春奈はベッドの上で目に手の甲をあて、そのまま動かなかった。
 
 
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THEME:18禁・官能小説 | GENRE:アダルト |

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マ◯◯◯さん、コメントありがとうございます〜

マ◯◯◯さん、コメントありがとうございます〜。
あ〜恋がしたい〜というまぬかんに賛同してくださってありがとうございます〜。

最近はお休みの日に極力まとめて予約投稿するようにしているので、体力とかもぜんぜん大丈夫です〜。
心配してくださって、ありがとうございます。
お話も珍しく数話先までストックがありまして。
これも、マ◯◯◯さんのように「エロなしでもぜんぜんOK!」と言ってくださる方がいるおかげです。
ですので、自由にのびのびと好きな事を好きなだけ書かせていただいています。

これからもいろいろ紆余曲折ありますが、
よかったらまた遊びにきてください♪

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