すっぴん代議士と脚フェチSP#08
「女性に向かって化けたはないでしょ?ほんと、失礼な奴ね。」
案の定突っかかって来た。笑いながらではあるが。
「悪い。口が滑った。」
「その言い方も少しムッとするんだけど、まあ、いいわ。私もそう思ってるから。バッチリ化粧をすると、政治家高階ゆう子に変身するのよ。」
「なるほど。だからあんなにきつめのメイクにしてるのか。」
高階が目を丸くして俺を見る。
「あなたね。口は災いのもとって言葉知ってる?出世しないわよ?」
「別に俺は出世なんてのぞんでない。」
「ふーん。でも、今の警察の体制には少なからず不満を持っているんじゃないの?」
「・・・」
「それを不満に思っているんだったら、上に立って変えていかないと。そうでなかったら、ただの負け犬の遠吠え。弱い犬はよく吠えるってやつよ。」
正論を言いやがって。
そもそも政治家に口でかなうはずが無い。
俺は反論するのをやめ、立ち上がった。
高階のマンションの前には目つきの悪い男たちが何人かいた。
どいつも見知った顔だ。
「高階先生。我々をおいていかれては困ります。って、お前、二宮班の真中。何でここに?」
今日の高階の警護を担当する班の班長に声をかけられる。
一緒に草むしりして酒のんでましたなんて言えない。言えるわけがない。
「彼に見つかって、ここまで連れて来られたのよ。」
高階が言う。
班長は納得したようだった。
「真中、助かったよ。」
お礼まで言われて、俺は途端に居心地が悪くなった。
「SPくん、ついでだから部屋まで送って行ってよ。」
「・・・はい。わかりました。」
まわりからはアゴで使われてかわいそうに、という同情の目で見られた。
「今日はもう出かけないから、ひきあげてもらって結構よ。ご苦労様。」
さっきとはうってかわって、まったく可愛げの無いオンナがそこにいた。
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