俺様王子とヒミツの契約#10
---私、なんで言いなりになっているのかしら?
そう思いながらも、顔をさらに下げ、桃太郎の唇にそっと唇を重ねる。
---柔らかい…。柔らかくってあたたかい唇って、久しぶり…。
そんなことを考えていると、いきなり後頭部を鷲掴みにされた。
驚いて離れようとするまりあをその手は逃さない。
すると唇を割って、舌が入り込んできた。
くちゅっ。ぬちゅっ。
桃太郎の舌がまりあの舌を貪るたび、卑猥な水音が口から漏れる。
「んっ。むぐっ。」
顔を捻って逃れようとするが、桃太郎の抑え込むチカラに抗えない。
桃太郎のもう片方の手が、まりあの胸に添えられる。
ゆっくりとさするようにその大きさと形を確かめるように動く。
「ん…。んンっ。」
そしてその動きは形を確かめるものから、その柔らかさを確かめる動きへと変わっていく。
「はァっ。んんっ。」
まりあの息が熱を帯びていく。
この時にはもうまりあは桃太郎の舌を積極的に受け入れていた。
桃太郎の舌に自らの舌を絡ませる。
互いの舌を求めあい、すいあげ、絡ませる。
桃太郎も後頭部をつかんでいた手をまりあの頬にあて、髪をかきあげるように指を絡める。
「んはぁっ。」
名残惜しそうに舌を出しながら唇を離す。
目の前には、不適に笑う桃太郎の顔があった。クチの端が上がり、目はどことなく意地悪な光を帯びている。
「なんだ。情けが欲しくなったのか?」
そういうと口の端をさらにあげ小馬鹿にしたような顔でまりあを見上げる。
「違うわよっ。ウルがお腹が空いたっていうからっ」
「あ、ああ。なるほど。それで俺の寝込みを襲ったのか。」
「襲ったってっ」
まりあは顔を赤くしながら声を荒げる。
「この状況はどう見ても、10人が10人、お前が私を襲っているように見えるだろう。なあ、アル。」
「そうですね。」
そう言ったアルの手にはなぜかカメラが握られていて、裏の液晶で見せられた写真は、まりあが桃太郎のシャツのボタンを外し、手をいれながらキスをしようとしたところがバッチリ写っていた。
「なっ。」
まりあが声を詰まらせると、アルがにやっとわらう。
「まりあ様におかれましては、どうやら社会的にそれなりに責任のある立場の方とお見受けしました。このようなスキャンダラスな写真の露出は避けたいところではございませんか?」
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