すっぴん代議士とフェチ男たち#01~レクティル越しの偏愛~
◯月□日。快晴。ややアゲンスト。
俺は愛機にバイポット(二脚)をとりつけ、深呼吸をする。
俺の心臓、止まっちまえ。
息を吐きながら、ゆっくりとスコープを覗く。
レクティル(照準線)の向こう側にキミが見える。
帽子を目深にかぶり眼鏡をかけ、ラフな格好のキミはテレビの国会中継のキミとは別人のようだ。
いったいどちらが本当のキミなんだろう。俺はそれをベッドの中で聞きたい。キミのそのうなじに舌を這わせ、快楽に溺れるキミを堪能したい。
くっ。
俺は笑いをかみ殺すと一旦愛機から離れ、ケースから弾を取り出す。
お気に入りのライフル弾。
それに一度口づけし、チャージングハンドルを引いてライフルに装填した。
これはキミへのラブレターだ。
俺は再びライフルを構え、キミがしゃがんでいる1m横の地面にめがけて引き金をひく。
いつもの儀式だ。
最初は驚いたキミも、最近ではもう、振り返ってもくれなくなった。
しかし今日は違った。
レクティル越しにのぞむキミとの間に、見慣れないオトコが割り込んできた。
なんだ、こいつは?
周りを見回し、俺に気がつくと鋭い目で睨みつけている。俺は太陽を背負っているし、向こうからはハッキリと見えるわけではないのだが。
サツか?
今日のところは引き上げるか。しかし、不愉快だ。俺とキミ・・・ゆう子との間にわってきやがって。
いつか痛い目にあわせてやる。
俺とあのオトコとのファーストコンタクトは、こんな感じだった。
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