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まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
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淫猥病棟#100~愛される資格~

 
 
祐介と春奈は並んでソファーに座っていた。目の前には先程ジョルジュから渡された紙袋がある。

祐介はその中から瓶をとりだすと、エチケットを春奈に見せた。

そこには手書きの文字があった。




『がんばれ、私の愛する息子達!運命になんて負けるな!』





「これを書いたのは・・・。」

春奈がボトルを見ながら祐介に聞く。

「俺の母親。俺たちを命と引き換えに産んでくれた。顔は写真でしか知らない。」

春奈の視界が涙でぼやける。

31年、時を隔てて届けられたメッセージに、春奈は胸が熱くなる。

「書いてある意味は・・・。・・・どこから話せばいいのか・・・。」

祐介は言葉につまっている。

いや、言葉を探している。

そんな祐介の肩に、春奈がことんと頭を乗せる。

祐介は少しだけ驚いて春奈を見る。

「先生は、先生ですよ。」

祐介は驚いて春奈から身を離し、春奈の方を向いた。

「素敵なお母様ですね。強くて優しい。そして生まれてくる息子たちを心配しつつも、大丈夫だと信じる強いココロを持っていらっしゃる。」

「はる・・・な・・・?知ってるのか?俺の・・・、俺たちのこと・・・?」

春奈がクスクス笑う。

「俺たちの中に流れる呪われた・・・」

そこまで言ったところで、春奈は祐介のクチを人差し指で抑えた。

「自分の親からもらったカラダを、わけてもらった血を、呪われてるなんて言っちゃダメです。それと、透さんの言葉を借りると、そんなのただの個性です。」

「クロまで?!・・・個性、か・・・。そうか、個性なのか・・・。はは。そうか・・・。個性、か。」


祐介は反芻するかのように繰り返す。

不意にホロっと涙が一粒こぼれた。

「あ・・・れ・・・?こんな、春奈の前で・・・。俺・・・。」

春奈は祐介の頭を自分の胸に引き寄せた。

そしてゆっくりと頭を撫でる。

「祐介先生は、頑張りましたね。」

「・・・」

「ちゃんと自分の運命と向き合って、自分を見失わず、まっすぐに育ちました。」

「・・・そんな、まっすぐじゃ・・な・」

祐介は春奈の胸に顔を伏せたまま小さく反論する。

「いいんです。今の祐介先生はまっすぐです。誰に恥じることもない、誰に後ろ指をさされるわけでもない、まっすぐで素敵な男性です。胸をはってください。」

「素敵なのは・・・わかって・・・る・・・」

祐介がやはり小さく悪態をつく。

春奈はクスッと笑い、頭をポンポンと叩く。

「お水でも・・・」

そう言って立ち上がろうとする春奈の両腕を、祐介は下を向いたままガッチリとつかんだ。

「もう少し。もう少しだけ、このままで・・・」


春奈は微笑むとソファーに座り直し、祐介の肩に寄りかかった。

そして幸せそうに微笑むと、しばらくそのままでいた。


2人ともそのまま寝入ってしまったようで、しばらく立ってから春奈は目を覚ました。

横では祐介が小さな寝息を立てて眠っている。

時計を見ると、そろそろ11時になろうかというところだった。

「祐介先生、ベッドで寝ないと風邪を引きますよ。」

祐介は起きる気配がなかった。春奈は微笑みながらため息をつくと、寝室から毛布を持ってきて祐介にかけた。

ふと、その薬指に目がいった。

そこには祐介がはめた指輪が光っていた。

---今の私に、これをもらう資格があるのかな・・・?

春奈は半分ほど祐介に背中を向け、指輪に指をかけて外そうとする。

その時不意に後ろから声がかかった。

「外しちゃうんだ。」

春奈は驚いて後ろを振り向くと、ソファーから身を起こしている祐介と目があった。

「・・・」

「あんなに喜んでくれたのに、幸せだって言ってくれたのに、外しちゃうんだ。」

祐介の視線が痛いほど突き刺さる。

しかし春奈は何も言えず、そして指輪を外すことも出来ず、そのまま立ち尽くしている。

「・・・」

「・・・」

お互い無言のまま、時間がすぎる。

ふっと祐介が薄っすらと笑みをこぼす。

「困らせてごめん。ただ、せめて部屋を出るまではしていてくれないか?後は捨ててくれても構わない。」

「そんな・・・。捨てるだなん・・・て・・・。」

---そんな、悲しそうな目で見ないでください。でも、そんな目をさせているのは私なんだ。

「帰り、ます・・・」

祐介の顔も見ず、鞄を持ち部屋を逃げるように出る。

つい先程までの幸せな時間が嘘のように、キリキリと痛むココロを抱えながら春奈はマンションを飛び出した。

---ごめんなさい。先生。傷つけてごめんなさいっ。先生が嫌いなわけじゃないんですっ。ただ、ふたりの間でグラグラしている自分には、指輪を貰うなんて、愛される資格なんて無いって、そう思っただけなんですっ。





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THEME:18禁・官能小説 | GENRE:アダルト |

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g○○○○さんへ

こんばんわ~
今日も遊びに来てくださってありがとうございます~♪

はい~。
でも、しょうがないといえばしょうがないのですぅ(ひどい?)

この後に出てくる話とかぶってしまうのでここではちょっとナイショなのですが、よかったら3人のことを温かく見守ってやってください♪

ではでは~♪

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