妄想彼氏#23~突然の訪問者~
「遥、大丈夫か?」
その夜、遥のもとに祐介から電話がかかってきた。
「ぜんぜん大丈夫だよ。祐介は?元気?」
何処と無く元気の無い祐介の声に、遥はそう声をかける。
「俺はさ、若い頃からマスコミには追いかけ回されてるからいいんだけどさ。遥、学校大丈夫だったか?」
ーーー今週は家で大人しくしていろって帰されたってきいたら、祐介は気にするよね・・・
「大丈夫。あんなマイナー雑誌誰も買って無いし。写真の写りも悪かったし。誰も私だって気がついていないみたい。」
「・・・・」
「祐介?」
「・・・俺は雑誌の話だなんて一言もいってないけど?」
「あ。」
「・・・何かあったんだな?」
「・・・。」
「いつまで停学だ?」
「今週末まで・・・。」
電話の奥で、祐介の深いため息の音が聞こえると、遥はギュッと目をつぶる。
ーーーもう会わないって言われるのかな。迷惑だもんね。副理事長って、よくわからないけど、偉いんでしょ?「カタガキに傷がつく」ってやつなんでしょ?
「親は?何か言われたか?」
「んー。まだ雑誌を見ていないらしくって。ただ、私にやましいことはないって所を信じていてくれてるみたい。」
電話の向こうで、祐介が少し押し黙ると、遥はその沈黙に耐えられず喋り出そうとする。
それと同じタイミングで祐介が喋り出した。
「えっ?」
遥は聞き取れず聞き直したが、祐介は「じゃあ5分後に」と言って電話を切ってしまった。
ーーー5分後に、電話を掛け直すってことかな?
時計をチラッとみると、そろそろ午後7時を指そうとしている。
ベッドに寝転がり、祐介からの電話を待っていると、インターフォンの鳴る音が聞こえた。
ーーーまさか?
リビングを覗くと、母親がインターフォンに出ていた。遥の家のインターフォンは声だけで、相手の姿を見ることは出来ない。それでも母親の口調から、セールスではないことが伺えた。
「まさか!」
遥は廊下を走り玄関を開ける。
突然ドアが開いた為驚いている祐介と目が合う。
「な、なんで?」
「迷惑かけちゃったんで。お詫びに。」
ーーーどうしよう。うれしい・・・。
「遥?玄関にいるの?」
廊下から母親の声が聞こえる。
「遥、あがっていただい・・て・・・。」
玄関に出た遥の母親が、祐介の顔を見た途端凍りつく。
「お母さん?」
遥を挟んで反対側にいる祐介も、遥の母親の顔を見て、固まっている。
「ゆ・・・祐介くん?」
「真智子・・先生・・・?」
遥は2人を交互に見ると、ただならぬ2人の様子に、言い知れぬ不安を感じたのだった。
こんにちは。まぬかんです。
あいかわらずこんなところでごめんなさい。
そして、土日どちらかで一本お話をアップするといっておきながらできずにすみませんでした。
いやー。慣れない雪かきでヘトヘトで、昨日は雪かきが終わって死んだように寝てました。この私が(どんな私だよ)フィギュアのフリーを見逃すなんて。あり得ない~っと、夜中の3時頃目が覚めて心の中で吠えてました。
皆さんのところは雪は大丈夫でしたか?
今日も筋肉痛がひどくって、へんな歩き方になってます。
こんなまぬかんですが、これからもどうぞよろしくお願い致します~
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いつも応援してくださってありがとうございます!!みんな優しくって大好きですっ
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「ぜんぜん大丈夫だよ。祐介は?元気?」
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「・・・・」
「祐介?」
「・・・俺は雑誌の話だなんて一言もいってないけど?」
「あ。」
「・・・何かあったんだな?」
「・・・。」
「いつまで停学だ?」
「今週末まで・・・。」
電話の奥で、祐介の深いため息の音が聞こえると、遥はギュッと目をつぶる。
ーーーもう会わないって言われるのかな。迷惑だもんね。副理事長って、よくわからないけど、偉いんでしょ?「カタガキに傷がつく」ってやつなんでしょ?
「親は?何か言われたか?」
「んー。まだ雑誌を見ていないらしくって。ただ、私にやましいことはないって所を信じていてくれてるみたい。」
電話の向こうで、祐介が少し押し黙ると、遥はその沈黙に耐えられず喋り出そうとする。
それと同じタイミングで祐介が喋り出した。
「えっ?」
遥は聞き取れず聞き直したが、祐介は「じゃあ5分後に」と言って電話を切ってしまった。
ーーー5分後に、電話を掛け直すってことかな?
時計をチラッとみると、そろそろ午後7時を指そうとしている。
ベッドに寝転がり、祐介からの電話を待っていると、インターフォンの鳴る音が聞こえた。
ーーーまさか?
リビングを覗くと、母親がインターフォンに出ていた。遥の家のインターフォンは声だけで、相手の姿を見ることは出来ない。それでも母親の口調から、セールスではないことが伺えた。
「まさか!」
遥は廊下を走り玄関を開ける。
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「な、なんで?」
「迷惑かけちゃったんで。お詫びに。」
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「遥?玄関にいるの?」
廊下から母親の声が聞こえる。
「遥、あがっていただい・・て・・・。」
玄関に出た遥の母親が、祐介の顔を見た途端凍りつく。
「お母さん?」
遥を挟んで反対側にいる祐介も、遥の母親の顔を見て、固まっている。
「ゆ・・・祐介くん?」
「真智子・・先生・・・?」
遥は2人を交互に見ると、ただならぬ2人の様子に、言い知れぬ不安を感じたのだった。
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