プロフィール

まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
そんなシチュエーションが好きな管理人が官能小説を書いてみました。まだまだ拙い文章ですが、みなさんのたくましい妄想力で補ってやってください♪

基本的に平日14時頃に更新します♪
土日は更新したりしなかったり、です。

作品リスト

すべてではありませんが、一部のお話のリストです。
ちょい読みに役に立てばうれしいです♪


作品リスト

全記事表示リンク
来てくれてありがとう
ブログ開設時から




リセット後




ありがとうございます!!
逆アクセスランキング
いつもアクセスありがとうございます。検索エンジン以外の逆アクセスです♪


FC2拍手ランキング
拍手ありがとうございます~♪
まぬかんへ・・・
まぬかんへ まぬかんへメッセージが遅れます。 感想・リクエスト・イラスト等、ぜひぜひください♪ 感想・リクエストはコメントからでも投稿可能です♪ 泣いてしまうので、誹謗中傷はご遠慮ください。 お気軽にどうぞ~
まぬかんへの連絡用としてお使いください。

イラスト等を送ってくださるかたは、下記メールフォームからどうぞ。

イラストはこちらのメールフォームから

淫猥病棟#29~止まる時間。巻き戻る記憶~

 
 
トントントン・・・

リズミカルな包丁の音がする。

黒羽は目をうっすらと開け、台所に立つ春奈の背中を見ていた。

---こういうの、いいな・・・

そう思うと、自然に笑みが浮かんできた。

視線に気がついた春奈が振り返る。

「あ、目が覚めたんですか?お粥炊いたんですけど、起き上がれますか?」

「あぁ。寝たら結構楽になった。」

よかった、といいながら、春奈が器をお盆に載せて居間に上がってくる。

春奈はもう白衣から普通の服に着替えていた。裾からレースが少し覗いているアイボリーのフレアスカートに、パステル調のラベンダー色のカットソーとカーディガンのコンビ、その上に黒羽の黒地のエプロンをつけていた。

「俺のエプロン、似合うな。」

「え?そうですか?ありがとうございます。勝手に借りてます♪でも、ちょっと大きくて。」

そういうと大きさを調整する為に幾重にも腰に巻かれた紐の部分を見せる。

---細っ。ヤバい。

それでも何とか欲情した心を理性で押さえつけると、春奈の作ったお粥を食べはじめた。

「美味しいですか?」

春奈がお盆を胸の前に抱えて心配そうに顔を覗き込んでくる。

「ああ。うまい。見た目はひどいけど」

「見た目はひどい、だけ、余計です。でもよかった。クチにあって。」

春奈は満面の笑みを浮かべ喜んだ。

---ったく、なんでいちいちかわいんだ。くそっ。

「愛ちゃんたちは、何時ごろ帰ってくるんですか?」

「ん。寄り道してこなければ、2~3時かな?」

「なんか、雲行きが怪しいんです。雨が降りそう。」

「そうか。早く帰ってくればいいな。と、ご馳走様。うまかった。」


「じゃあ、お水持ってきますね。薬飲んじゃってください。」

立ち上がり台所へ向かう。

コップを片手に冷蔵庫からミネラルウォーターを出したその時。


閃光が走り、雷の音が轟いた。

途端にバケツをひっくり返したような雨が降り始める。

雷の音と同時に、コップが割れる音がした。

「葛西?」

黒羽はカラダを斜めにして台所を覗き込む。

春奈の姿が見えない。

不安にかられた黒羽は立ち上がり、台所へ降りると、床にうずくまり耳を塞ぎながら震えている春奈を発見した。

黒羽は春奈の元へ駆け寄る。

「あ・・・」

涙を浮かべ震えていた春奈は黒羽の姿を見上げると、黒羽にすがるように抱きついた。

震える春奈の肩を抱き、頭を優しくなでる。

「大丈夫だ。もう、大丈夫だ。」

「ごめ・・・なさい。突然、鳴ったから。心の準備が・・・出来てなくて・・・雷、だめ、なんです・・・」

黒羽はぎゅっと春奈を抱きしめる。


春奈は黒羽のシャツを掴んでいる手をさらにきゅっとしめた。

その手は細かく震えている。

黒羽はその震える手を、自身の手でそっと優しく包み込む。

「・・・ハルちゃん。」

春奈はビクッとして黒羽を見上げる。

「泣かないで。ハルちゃん。」

「クロ・・・くん?」

2人の間の時間が止まったかのように、2人とも見つめあったまま動かなかった。

春奈は驚いて目を見開き、黒羽をつかんでいる手に力がはいる。

先にクチを開いたのは黒羽だった。

「忘れているなら、それでもいいと思っていたんだ。お前が幸せなら、それでいいと思っていた。でも、今のお前は、あの時のことを引きずって、苦しんでいるように見えたから。」

「クロくん・・・。私っ。ずっとあなたに謝りたくってっ。私っ。私っ。」

黒羽は泣きじゃくる春奈を引き寄せ、強く抱きしめた。

「謝る必要なんでない。お前は何も悪くない。だから、もう自分を責めるな。」






夏の終わり。

うだるように暑かったあの日・・・。

今にも泣き出しそうな空模様の下、私は家へと急いでいた。


関連記事


web拍手 by FC2←お礼ページ始めました♪

 FC2ブログランキングに参加しています
 よかったら「つん」ってしてね♪

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へ  にほんブログ村ランキング(愛欲小説)にも参加
 しています。押してもらえると小躍りします♪♪

 人気ブログランキング(官能小説)に復帰でき
 ました♪押してもらえると跳ねて喜びます♪♪

官能小説.comへ  官能小説.comのランキングに参加してみました♪
 よかったらこちらもクリックしてみてください♪♪

官能文書わーるど  官能文書わーるどのランキングに参加してみました♪
 よかったらこちらもクリックしてみてください♪♪

いつも応援してくださってありがとうございます!!みんな優しくって大好きですっ

ささやかなお願い:

当ブログには「inポイントを稼ぐための騙しリンク」や「PVを稼ぐための意味の無い大量の空白行」はありません。
皆さんの愛(クリックや閲覧)だけで成り立っています。もし「しょうがねぇな、少しは応援してやるか」という気持ちになられましたら、バンバンクリックしていただけると泣いて喜びます。







THEME:18禁・官能小説 | GENRE:アダルト |

COMMENT

EDIT COMMENT

非公開コメント

関連サイトのご案内

この歳になってまさかの腐女子再デビュー。 BL小説・BLお絵かきを不定期に更新中。ハメをはずしすぎてます。(佐伯兄弟の祖父と高瀬の話「孤独な月」はこちらで超スローペースで配信中・・・のはず。)
⇒BLすいっち

淫猥病棟を全年齢向けに改稿。3月14日に最終回です♪ 誤字脱字、こちらで「NG集」とした部分なども修正しています(笑)
⇒恋愛すいっち

いつか小説に挿絵をいれるために・・・。 はじめてのペンタブレットをつかって、お絵描きの練習を公開するという赤面もののブログです。(現在休館中)
⇒ちょっとえっちなおとなのためのお絵描き館

おっぱい大好き管理人が、「後ろからおっぱいを揉まれる姿を堪能したい!」という欲望のまま、無料動画などを紹介しています。(マダ少ナイデスガ・・・)
⇒もっとえっちなおとなのための・・・
まぬかんのちょっとひとこと
記事にするまでもないちょっとしたヒトコトをつぶやいていきます
リンク


まぬかんのお気に入り♪珠玉の官能的純愛小説です↓

Lovers' labo~官能的純愛小説~




↓6/25(火)からPVアクセスランキングが始まるというので表示内容をそれに切り替えてみました♪なぜだか1位??ありがとうございますー♪


↓人気ブログランキングに復帰しました♪

このブログをリンクに追加する

ページランクブログパーツ

えろぐちゃんねる
検索フォーム
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム
広告




忍者Admax

倉野くんちのふたご事情ダウンロード販売

以下は18歳以上の方のみアクセスしてください♪

どれもまぬかんがamazon当日便で購入し、良かった品です。

ハイパワー2エッグ

ラブクラウド アンドロイド Wキラー バイブ