淫猥病棟#62~バツ×キス~
朝早かったため、道は空いていて快適なドライブだった。
「意外に空いていたから、はやくついたな。ちょっと足をのばそうか。」
そういって祐介はアクセルを踏み込んだ。
春奈が空を見上げると、朝の清らかな太陽の光が木々の緑に反射してキラキラ光っている。
「きれい・・・」
祐介は春奈の様子に満足すると、おもむろに聞いた。
「春奈はさ、こっちの方の海に来た事は?」
春奈は祐介の方をみると、少し興奮気味に話をした。
「ないんですっ。というか、よく考えると、私、太平洋って初めてなんですっ。」
「えっ?春奈って出身どこ?」
「秋田です。だから海っていったら日本海で。」
「秋田なんだ。どおりで・・・」
「どおりで?」
「いや、なんでもない。」
---どおりで肌が白くてきめ細かくって、吸い付くように柔らかいと思った。
春奈の裸を思わず思い浮かべてしまった祐介は思わずハンドルをきる。
一本横道に入り、路肩に寄せて車をとめる。林道のような道で、車通りは全くなかった。
「祐介先生?」
「まだ"先生"って言ってる。」
「あっ。ごめんなさい。」
「だめだよ。バツとして・・・キスしてよ。」
「え?」
「これから"先生"っていうたび、その場でキスだから。ほら。」
祐介はシートベルトを外し、少しだけリクライニングする。
「ちなみに、30秒以内にしないと、ディープなヤツになるから。」
「えっ。」
祐介はチラッと腕時計を見る。
「はい。30秒たった。」
「ひどーいっ。祐介先生、ずるいですっ。」
「ちなみに、NGワードを5回言うと、1回ヤるよ」
「もうっ。えっちっ。」
「ほら、春奈・・・」
そういって祐介は目を閉じた。
春奈は祐介の顔を見つめている。
少しずつ、顔が、唇が近づいていく。
助手席のシートの上に膝を乗せ、コンソールに手をついて体を支える。
---祐介先生・・・
唇が触れる。
---何度もキスしているはずなのに、なんでこんなにドキドキしてるんだろう・・・
祐介の手が伸びてきて、春奈の頬に触れる。
春奈がゆっくりと唇を離すと、熱っぽく潤んだ瞳が目にはいる。
---祐介先生も、ドキドキしてくれてるの?
確かめてみたくって、春奈は祐介の胸に手をあてた。
「ドキドキいってるの、わかる?」
祐介がはにかみながら言う。
「祐介先生もですか?」
「春奈も?」
そういって祐介は体を起こすと、春奈の胸の谷間に顔を埋める。
「本当だ。これは外科的処置が必要かな?」
「外科的処置?」
「開胸して」
祐介がスッと春奈の両胸の中心を指でなぞる。
「心マ(心臓マッサージ)」
そして春奈の左胸を揉みあげる。
「んっ。心停止してないです・・・。むしろ逆です…。」
祐介は春奈に軽くキスをすると、手を引っ込めた。
「なんてね。」
茶目っ気たっぷりの顔で笑う祐介を見て、春奈は頬を膨らましたのだった。
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