淫猥病棟#番外編3~甘いキス(祐介×媚薬) 前編~
あー。退屈だなぁ。早く終わってくれないかな・・・
正直なところ、接待とかされても困るんだよね。特に佐伯家の立場上・・・・
祐介は学会が終わったあと、医療機器メーカーのMRに接待を受けていた。
祐介は断ったが、先輩医師がつきあえというので渋々帯同した。
『春奈、今なにしてる?』
スマホで春奈にメッセージを送ると、しばらくして返信があった。
『今、同期で集まって、なぜか新橋で飲んでます。』
お、新橋?銀座から近いじゃん。
『俺、今銀座なんだけど、この後あわない?接待退屈で』
『OKです。』
俺は上機嫌になってスマホをしまった。
だからまったく気がつかなかったんだ。
目の前に出された酒に、あんなものが入っていたなんて。
「祐介先生。飲んでます?」
俺の隣に座ったホステスが話しかけてきた。
さすが銀座。クオリティが高い。
「はい。飲んでください♪」
そういって目の前にあった水割りを差し出す。
よし。これを飲んでトイレといって席をたって、抜けちまおう。
俺はとにかく早く帰りたい一心で、それをぐいっと飲み干す。
「俺、ちょっとトイレ」
そう言って席を立った。
トイレに行って洗面台の前に立ち身なりをチェックする。
その時、突然めまいが俺を襲った。
なんだ?俺。あれぐらいでよっぱらっちまったのか?情けない・・・。
水で顔を洗い、水滴をハンカチで拭う。
トイレから出ると先ほどのホステスがおしぼりを持って待っていた。
「はい。祐介先生。」
「あ、ありが・・・と・・・・。」
おしぼりを受け取ろうとすると、意識が朦朧として足元がふらついた。
そんな俺を彼女が支える。
「大丈夫ですか?すこし別室で休みましょうか?」
そういって俺の肩を抱き、先ほどとは違う部屋へと通された。
俺はなんとかソファーまで歩き、どっかりと座るとネクタイを緩める。
おかしい。
心臓がバクバクいって、汗がとまらない。
なによりもあそこがおったちいまいそうだ。
さっきのホステスが俺の前にひざまづくと、いきなり股間を触ってきた。
「ちょっ。何するんだよっ。くっ」
ホステスの華奢な指が俺の膨らみを確かめるかのように撫で回す。
そして、その長さを確かめるように、やや掴むように指を曲げ、根元から上にそって手を動かす。
「んっ。ダメだっ。やめ・・・ろっ」
ホステスを払いのけようとしたが、躯がふらついているため力が入らない。
「祐介先生をご満足させるように、MRの方に言われました。」
「はぁ?」
「先生がつまらなそうにしているので、ご奉仕しなさいと。でも、私。先生だったら仕事抜きでも構わないわ・・・・」
そういってスラックスの上から膨らみにかぶりつく。
「ちょっ。だめだっ。」
俺は力を振り絞り立ち上がると、よろけながらも部屋を出た。
うしろから追いかけようとするホステスを、目でいなす。
なんとか店をあとにして、春奈と待ち合わせている場所へと移動する。
くそっ。高々数百メートルなのに、きついな・・・。
「祐介先生?」
声をかけられ視線をあげると、目の前に春奈が立っていた。
「春奈・・・・。なんで・・・ここに?」
「先生に少しでも早く会えたらって思って・・・」
かわいいこと言うなぁ・・・・。
そこで意識が崩れそうになる。
「先生っ。祐介先生っ」
春奈のよびかけに俺の意識が呼び戻される。助かった。いま本当に落ちそうだった。
「春奈、悪い。どこかで休みたいんだけど、部屋を・・・とってきてくれる?」
十数メートル離れた先にあるホテルにチェックインすると、祐介は仰向けになってベッドへと倒れこんだ。
春奈が水をコップに注ぎ、心配そうにして祐介に差し出す。
しかし祐介は起き上がることができず、くるしそうに肩で息をしていた。
「先生、お水です。」
そういって口に水を含むと、祐介に唇を重ねて水を流し込む。
口の端から水が流れ出してはいるが、いくぶんか飲むことが出来た。
「お水、もっと欲しいですか?」
「うん・・・」
春奈が水を再び口に含み、祐介に流し込む。
祐介はバランスをとるためにおかれている春奈の腕に手をかける。
春奈は上体を起こすことが出来ず、そのまま唇を重ねている。
祐介は下から春奈の唇を貪るように吸い付くと、舌を差し込んだ。
甘い。
春奈とのキスはなんでこんなにとろけそうに甘いんだろう。
俺が舌を動かすと、春奈もそれに応えるように絡めてきてくれる。
それがうれしくってついつい春奈の舌を巻き上げるように舌を絡める。
「んはぁっ。」
春奈が苦しくなったのか、唇を離す。
しかしそれはほんの数センチで、目の前には春奈の潤んだ瞳がアップになっている。
うれしい。
キスだけでかんじてくれちゃってるの?
「春奈・・・・。キスして・・・・。」
普段だったら赤面モノのセリフだが、今日の俺はなんだか違った。なんか変だ。
変なのはわかるけど、俺は春奈のキスが欲しかった。
少し顔を赤らめながら、春奈が目を閉じ俺にキスをする。
唇に触れた柔らかい春奈の唇が、やがて開き、俺の口の中に舌をすべりこませる。
歯茎を舐め、上あごの裏を舐め、そして俺の舌を貪るように舌を絡ませる。
あ・・・・。やばい。キスだけでイっちゃいそうなのは、俺のほうだ・・・・・。
くちゅくちゅという音が俺を刺激する。
あ・・・っ。春奈・・・・っ。俺、やばい・・・・・っ。
俺は顔をすこし横にずらすと、それに気がついて春奈が唇を離す。
「苦しかったですか?」
違う。そうじゃない。
春奈は立ち上がると、バスルームに入っていった。
しばらくして戻ってくると、手には絞ったタオルが握られていた。
「とにかく、躯の火照りをおさめましょうか。あるけるようになったら、病院へ行きましょう?」
そういって額にタオルをおいてくれる。
「祐介先生、、、シャツを脱がせてもいいですか?」
俺の返事をまたずに、春奈はワイシャツのボタンに手をかけると、1つ1つはずしていった。
やがてシャツの前がすべて開かれ、俺の汗ばんだ上半身がさらされる。
春奈は俺の腕からシャツの袖を抜き、シャツをソファーへとおくと、俺の脇の下に冷えたペットボトルをあてがう。
あぁ、気持ちいい。でも、何か違う。熱中症とかだったらこれでマシになるかも知れないけど、俺の火照りはたぶん違う。
「俺さ・・・・。たぶん、さっきの店で、一服盛られたんだと思う。」
「えっ」
春奈が驚いて俺を見る。
「何を盛られたか判らない以上、病院へは行けない。やばい薬だったら、人生終わっちまう。というか、佐伯会が傾いちまう。」
「先生・・・。でも・・・。」
「大丈夫。出所はMRのやつらだろうから、命が危険になるようなものでは、ないだろう・・・。」
呼吸を荒くしながら、でも、極力落ち着いたようにみせようと、普通にしゃべっているつもりだった。
「あのバカMRが接待といってホステスに渡しているような薬だ。ただの興奮剤とか・・・だと・・・思・・・・んっ。」
ドクンッと、俺の下半身の血が滾った。
やばい。またさらに勃ってきやがった。
くるしそうに脂汗を浮かべながら耐えている俺を春奈が見下ろす。
「は・・・るな・・・。見る・・・な・・・。見ないで・・・くれ・・・・。」
こんな情けない俺を見ないでくれ。
下半身に集まる痛みにも似た疼きを耐えながら、涙目になっている情けない俺なんて見せたくない。
その時、春奈は軽く俺の口にキスをすると、かちゃかちゃと俺のベルトを外し始めた。
そして俺の下着を、勃起している俺のモノにひっかけないよう注意しながらおろした。
俺のモノは大きく膨れあがり、そそりたっていた。そしてその先端からは汁がにじみでていた。
春奈は俺の下着とスラックス、そして丁寧に靴下まですべて脱がせると、俺の足の間に座り、お辞儀するかのように上体をくの字に曲げた。
「んンっ」
春奈が俺のモノを口に含んだだけで、俺はイってしまった。
後編は17時ごろまでにアップする予定です。
2つに分かれてしまってすみません。
少しはエロくかかれてますか?まだまだでしょうか?
精進します!!
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