淫靡な研究室#02~先生の目の前で~
大学について、弥生は肩で息をした。
カラダには痴漢の指の感触が残っている。
そんな状態で講義に身がはいるわけがなかった。
そうこうしている間に、午前中の講義がおわり、弥生は友人と共に大学のカフェテリアにいた。
同学年の友人の為、自然と"ゼミをどこにするか"という話になった。
リーダー格の栄子が口を開く。
「やっぱりさ、一番人気は佐伯先生のところだよね。」
それに同調するように、椎奈が続く。
「だよねー。でもね、まだ1人も決まっていないらしいよ。佐伯先生断っちゃってるんだって。」
えー、なんでー、と、他の女子が声をあげる。
弥生も内心同じ事を考えていた。
「ね、佐伯先生のウワサ、知ってる?ふたつあるんだけど。」
みんなは椎奈の続きの言葉を待った。
「佐伯先生って、理事長の孫らしいよ。」
聞いているみんなが色めきだつ。
「佐伯先生、独身だよね。超優良株じゃん!」
そう言う栄子の反応を確かめてから、椎奈は話をすすめる。
「あとね、佐伯先生、ゼミに来た女の子、食べちゃうんだってー」
きゃーっと、先程より大きい嬌声があがる。
私、佐伯先生だったら、食べられてもいい~なんて声も聞こえる。
食べられる心配は自分にはないが、ゼミが決まらないのは困ってしまう。人気のあるゼミは先に埋まっていくものだ。弥生は少し焦った。
午後の授業も終わり、廊下を1人で歩いていると、弥生を呼び止める声が聞こえた。
「すみません。君、そこの君。申し訳ないんですが、床に散らばった資料を拾っていただけませんか?」
弥生が振り返ると、両手で今にも底が抜けてしまいそうな段ボールを自分の身長よりも高く抱えている人物がいた。両脇には筒に入った資料まで抱えている。
弥生は資料を拾い、声をかけた男性のところに持って行こうとした。
---佐伯先生!
「どうもありがとう。段ボールの上に資料を載せていただけますか?」
段ボールの上をみると、今にも崩れ落ちそうな資料が乗っている。床に散らばった資料も、ここから落ちたに違いない。弥生はそう思って、段ボールの上の資料を持てるだけ手に取った。
「研究室までお運びします。」
弥生がそう言うと、佐伯は微笑んでお礼を言った。
「ありがとう。助かります。実は崩さずたどり着ける自信がなかったんです。」
冷たいと言われている佐伯の思わぬ笑顔に、弥生の胸の鼓動が速くなった。
無事荷物を佐伯の研究室に届け、帰ろうとしたところお礼にコーヒーでも、ということになった。
コーヒーの香しい匂いが、部屋中に広まる。
佐伯はコーヒーにこだわりがあるらしく、豆から挽き始めた。
入れられたコーヒーはとても美味しかった。
弥生はこのコーヒーは佐伯みたいだと思った。
キリッと澄んでいるが深い味がする。しかしよく味わってみると、甘い香りがする…
『ゼミに来た子を食べちゃうらしい』
弥生はその話は嘘だと思った。人気がある先生には、とかくブラックなウワサが立ちやすい。
ライバルを1人でも減らす為に、誰かが故意にウワサを流すのだ。
また、助教授ともなれば、次の教授戦に向けて、足の引っ張り合いがあるのかもしれない。
「どうかしましたか?」
急に黙り込んだ弥生を怪訝に思い、佐伯が声をかけてきた。
弥生は焦った。何か話さないと!と。
とっさに口をついてでてきたのは、ゼミのことだった。
佐伯のゼミに興味があるが、競争率が激しそうで入れそうもない、と。
本人に向けていう話ではなかったと、後から考えたら赤面モノだったが、とにかく場をつなぎたい一心で話してしまった。
「そうですね…」
佐伯の眼鏡の奥の鳶色の瞳が妖しく光った。
「別に選り好みをしているわけではないのですが、なかなか条件に当てはまる人がいなくて困っていたんです。」
佐伯が弥生に近づいてきた。
眼鏡をとって、弥生の耳に唇を近づける。
弥生の心臓は早鐘のように激しく大きく鳴っている。
佐伯は弥生の耳の後ろ当たりに唇をつけると、元の体勢に戻り妖しい笑顔を向けた。
「立花さんにはお手伝いしていただける条件が揃っているようです。どうですか?良かったら私の研究を手伝っていただけませんか?」
弥生はぼーっとして佐伯の妖艶な微笑みを見ていた。魅入られた生贄のような心境だった。
「立花さん?」
弥生はやっと我に返った。
「はっはひっ。おねがいしますっ」
大切なところで噛んでしまった弥生を、佐伯は楽しげに見ていたのだった。
翌日他のゼミ生と顔合わせをする事になり、弥生は研究室を後にした。
---あれ?ところで遺伝子薬学ってなにするんだろ?ま、明日になればわかるからいいか。
弥生は意気揚々と帰途につくのである。
帰りの電車もひどく混んでいた。
クロスする路線が運転見合わせとの事で、こちらに乗客が流れてきたのだった。
---やだなぁ…
覚悟を決めて、電車に乗り込んだ。
「おや、立花さん。奇遇ですね。」
混んだ車内で向かい合わせになってしまった男性に声をかけられた。
上を向くと、佐伯の笑顔があった。
混んでいるせいで、佐伯とかなり密着している。
弥生は顔から火が出る思いだった。
離れようにも、後ろに立っている男性はびくともしない。
「混んでいますね。大丈夫ですか?」
佐伯が弥生を気遣うと弥生は下を向きながら大丈夫です、と、返事をした。
混んでいるとはいえ、佐伯の胸に顔をうずめるような体勢だ。
弥生の豊満な胸は、確実に佐伯に当たっている。いや、見ようによっては押し付けているとさえ取れる体勢だった。
しかし佐伯は気がつかないのか、いつも通りクールだった。
緩やかに電車が走り始める。
電車の揺れに合わせて、乳房が揺れる。その先端は佐伯の腹の部分でこすれている。
---おっぱい弱いのに、ど、どうしよう。変な気分になってきちゃった…
そんな弥生のお尻に、何かが触れたかと思うと、いきなり鷲掴みにされた。
ビクッと弥生のカラダが反応する。
---やだっ。ち、痴漢?!よりによって佐伯先生の前でっ?!
痴漢の手はスカートの上から円を描くように弥生の尻を撫で回す。
乳首は佐伯の腹でこすれ、お尻は弄られ、弥生の息が少し上がってきた。
---佐伯先生には知られたくない…
その一心で痴漢の手を払いのけようとするのだが、痴漢は全く歯牙にもかけない。
とうとうスカートの中にまで手の侵入を許してしまった。
痴漢の手はショーツの上から弥生の尻の形を確認すると、中に侵入してきた。
「立花さん、顔が赤いですけど大丈夫ですか?車内少し蒸しますね。」
佐伯が弥生に声をかける。
「だ、大丈夫です…。あっ、ありがとう…ございます」
弥生は痴漢に柔尻を揉みしだかれながら、声を絞り出し、そう答えた。
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そんな状態で講義に身がはいるわけがなかった。
そうこうしている間に、午前中の講義がおわり、弥生は友人と共に大学のカフェテリアにいた。
同学年の友人の為、自然と"ゼミをどこにするか"という話になった。
リーダー格の栄子が口を開く。
「やっぱりさ、一番人気は佐伯先生のところだよね。」
それに同調するように、椎奈が続く。
「だよねー。でもね、まだ1人も決まっていないらしいよ。佐伯先生断っちゃってるんだって。」
えー、なんでー、と、他の女子が声をあげる。
弥生も内心同じ事を考えていた。
「ね、佐伯先生のウワサ、知ってる?ふたつあるんだけど。」
みんなは椎奈の続きの言葉を待った。
「佐伯先生って、理事長の孫らしいよ。」
聞いているみんなが色めきだつ。
「佐伯先生、独身だよね。超優良株じゃん!」
そう言う栄子の反応を確かめてから、椎奈は話をすすめる。
「あとね、佐伯先生、ゼミに来た女の子、食べちゃうんだってー」
きゃーっと、先程より大きい嬌声があがる。
私、佐伯先生だったら、食べられてもいい~なんて声も聞こえる。
食べられる心配は自分にはないが、ゼミが決まらないのは困ってしまう。人気のあるゼミは先に埋まっていくものだ。弥生は少し焦った。
午後の授業も終わり、廊下を1人で歩いていると、弥生を呼び止める声が聞こえた。
「すみません。君、そこの君。申し訳ないんですが、床に散らばった資料を拾っていただけませんか?」
弥生が振り返ると、両手で今にも底が抜けてしまいそうな段ボールを自分の身長よりも高く抱えている人物がいた。両脇には筒に入った資料まで抱えている。
弥生は資料を拾い、声をかけた男性のところに持って行こうとした。
---佐伯先生!
「どうもありがとう。段ボールの上に資料を載せていただけますか?」
段ボールの上をみると、今にも崩れ落ちそうな資料が乗っている。床に散らばった資料も、ここから落ちたに違いない。弥生はそう思って、段ボールの上の資料を持てるだけ手に取った。
「研究室までお運びします。」
弥生がそう言うと、佐伯は微笑んでお礼を言った。
「ありがとう。助かります。実は崩さずたどり着ける自信がなかったんです。」
冷たいと言われている佐伯の思わぬ笑顔に、弥生の胸の鼓動が速くなった。
無事荷物を佐伯の研究室に届け、帰ろうとしたところお礼にコーヒーでも、ということになった。
コーヒーの香しい匂いが、部屋中に広まる。
佐伯はコーヒーにこだわりがあるらしく、豆から挽き始めた。
入れられたコーヒーはとても美味しかった。
弥生はこのコーヒーは佐伯みたいだと思った。
キリッと澄んでいるが深い味がする。しかしよく味わってみると、甘い香りがする…
『ゼミに来た子を食べちゃうらしい』
弥生はその話は嘘だと思った。人気がある先生には、とかくブラックなウワサが立ちやすい。
ライバルを1人でも減らす為に、誰かが故意にウワサを流すのだ。
また、助教授ともなれば、次の教授戦に向けて、足の引っ張り合いがあるのかもしれない。
「どうかしましたか?」
急に黙り込んだ弥生を怪訝に思い、佐伯が声をかけてきた。
弥生は焦った。何か話さないと!と。
とっさに口をついてでてきたのは、ゼミのことだった。
佐伯のゼミに興味があるが、競争率が激しそうで入れそうもない、と。
本人に向けていう話ではなかったと、後から考えたら赤面モノだったが、とにかく場をつなぎたい一心で話してしまった。
「そうですね…」
佐伯の眼鏡の奥の鳶色の瞳が妖しく光った。
「別に選り好みをしているわけではないのですが、なかなか条件に当てはまる人がいなくて困っていたんです。」
佐伯が弥生に近づいてきた。
眼鏡をとって、弥生の耳に唇を近づける。
弥生の心臓は早鐘のように激しく大きく鳴っている。
佐伯は弥生の耳の後ろ当たりに唇をつけると、元の体勢に戻り妖しい笑顔を向けた。
「立花さんにはお手伝いしていただける条件が揃っているようです。どうですか?良かったら私の研究を手伝っていただけませんか?」
弥生はぼーっとして佐伯の妖艶な微笑みを見ていた。魅入られた生贄のような心境だった。
「立花さん?」
弥生はやっと我に返った。
「はっはひっ。おねがいしますっ」
大切なところで噛んでしまった弥生を、佐伯は楽しげに見ていたのだった。
翌日他のゼミ生と顔合わせをする事になり、弥生は研究室を後にした。
---あれ?ところで遺伝子薬学ってなにするんだろ?ま、明日になればわかるからいいか。
弥生は意気揚々と帰途につくのである。
帰りの電車もひどく混んでいた。
クロスする路線が運転見合わせとの事で、こちらに乗客が流れてきたのだった。
---やだなぁ…
覚悟を決めて、電車に乗り込んだ。
「おや、立花さん。奇遇ですね。」
混んだ車内で向かい合わせになってしまった男性に声をかけられた。
上を向くと、佐伯の笑顔があった。
混んでいるせいで、佐伯とかなり密着している。
弥生は顔から火が出る思いだった。
離れようにも、後ろに立っている男性はびくともしない。
「混んでいますね。大丈夫ですか?」
佐伯が弥生を気遣うと弥生は下を向きながら大丈夫です、と、返事をした。
混んでいるとはいえ、佐伯の胸に顔をうずめるような体勢だ。
弥生の豊満な胸は、確実に佐伯に当たっている。いや、見ようによっては押し付けているとさえ取れる体勢だった。
しかし佐伯は気がつかないのか、いつも通りクールだった。
緩やかに電車が走り始める。
電車の揺れに合わせて、乳房が揺れる。その先端は佐伯の腹の部分でこすれている。
---おっぱい弱いのに、ど、どうしよう。変な気分になってきちゃった…
そんな弥生のお尻に、何かが触れたかと思うと、いきなり鷲掴みにされた。
ビクッと弥生のカラダが反応する。
---やだっ。ち、痴漢?!よりによって佐伯先生の前でっ?!
痴漢の手はスカートの上から円を描くように弥生の尻を撫で回す。
乳首は佐伯の腹でこすれ、お尻は弄られ、弥生の息が少し上がってきた。
---佐伯先生には知られたくない…
その一心で痴漢の手を払いのけようとするのだが、痴漢は全く歯牙にもかけない。
とうとうスカートの中にまで手の侵入を許してしまった。
痴漢の手はショーツの上から弥生の尻の形を確認すると、中に侵入してきた。
「立花さん、顔が赤いですけど大丈夫ですか?車内少し蒸しますね。」
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