妄想彼氏#33~重いオンナ~
遥 編
祐介をみると、わたしのことを優しい目をして見つめ返してくれている。
「祐介・・・・」
「ん?何?」
そういってにっこりほほえむ祐介をみて、わたしの胸がふたたびきゅっとなる。
この笑顔をひとりじめしたいと思うのは、欲深いことなんだろうか。
祐介の顔を見ながら、自分が泣いていることも忘れて、そんなことを考えてしまう。
祐介からの初めてのキス。
それはどういう意味なの?
慰めるためのキス?
それとも愛情のキス?
・・・祐介はいったい、私のことどう思っているの?
やだ。
こんな重いオンナは、やだ。
笑え、私。
笑おうと頬の筋肉に力をいれようとする。でも、うまく力がはいらない。なんで?今ここは笑うところでしょう?
自分にダメ出しをしていると、ふたたび祐介があたまをポンポンと叩いた。
「何を無理やり笑おうとしているんだよ。」
その言葉に、涙をせき止めていた最後の堤防が決壊する。
祐介は私を腕の中におさめ、ギュッと抱きしめてくれた。
私は小さな子供のように、肩を震わせながら祐介の腕の中で泣いた。思いっきり泣いた。
新幹線から降り、在来線に乗り換えて目的の駅へとたどりついた私達を出迎えてくれたのは、1人のきれいな女性だった。
私は直感した。
この人が、あのハルナさんだと。
こんにちは、まぬかんです~。
明日の更新をお休みさせていただきます~♪
感謝祭の準備をします~♪
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