淫靡な研究室2番外編3~温泉に行こう!~
弥生 編
「弥生。温泉に行こう!」
涼介さんがいきなり言った。
あまりに突然すぎて、あまりに突拍子もなくて、脳が理解するのが少し遅れた。
「嫌?」
私が返事をするのが遅れたからなのか、涼介さんが首を傾げて聞いてきた。
でも、その顔はニヤニヤと笑っていて、私が断るわけがないと思ってる。
「どうしたんですか?急に。」
私は夕飯の後の食器を洗いながら、カウンター越しに涼介さんに聞いた。
カウンターの前にいる涼介さんが、ぐるっと回って来て、私の背後に立つ。
私の背中にぴったりと身体をつけ、私の両側、シンクのヘリに手をつく。
私の髪に顔をうずめ、体重を少しだけかけてくる。
「涼介さん、片付けできません・・・。」
「返事を聞くまで、こうしてる。」
もう。すねたふりをする涼介さんが可愛くって、ついふふっと笑ってしまった。
「ふぅん。」
涼介さんの低い声がしたかと思うと、シンクのへりについていた涼介さんの手がだんだんとその間隔を狭めてきて・・・私の腰を抱くように絡めてきた。
「ちょっ。涼介さんっっ。」
「意地悪をする悪い子には、お仕置きしないとね。」
そう言ってカットソーの裾から手を差し込んできた。
肌を直にまさぐられ、私は小さく声を漏らす。
「ぁんっ」
涼介さんの手がだんだんと上がってきて、ブラジャーの下、すこし浮いているその隙間を指ですすっとなぞる。
「はやく答えないと・・・。」
ブラジャーをくいっと指で持ち上げ、そのままその指で私の突起を撫でる。
涼介さんの指が触れるたび、私の突起はムクムクと勃ちあがり、硬くしこっていく。
「答えます。あっ。はぁんっ。答えますから・・・んっ。」
答えようとしたその瞬間、顎をぐいっともちあげられ、涼介さんに唇を塞がれた。
上から覆いかぶさるようにされるキスは、食べられてしまうのではないかと思うほど激しくて・・・。
これじゃ・・・返事ができません・・・・。
そう思っていると、涼介さんの片方の手が太ももをまさぐり、だんだんと上に、内側に上がってきて・・・。
「んっ。んんっ。」
くぐもった声を漏らす。
涼介さんの指が、布越しに私のワレメをさする。
指先に少しチカラを入れ、布を食い込ませるように、指を動かす。
ヒザがガクガクとしてもう立っていられない。でも、ヒザのチカラが抜けそうになると、その分涼介さんの指が食い込んできて、私は跳ねるようにしてヒザにチカラを入れる。
涼介さんが唇を離し、代わりに乳首をまさぐっていた指で私の舌を挟む。
私は真っ赤な顔で、涼介さんから与えられる愛撫に躯を震わせながら、涼介さんを見る。
「弥生。お仕置きをして欲しくって、わざと答えないんですね?」
違うっ。
涼介さんが私の唇を塞いでいたから。
そして今は舌を指で挟んで、私の言葉を奪っているから。
「そんな潤んだ瞳で私を見て。そんなにお仕置きしてほしいんですね?」
ズクンッ
私の躯の中心が熱くなる。
顔が、躯が、私のすべてが、勝手に蕩けだす。
そんな私を見て涼介さんの口角が上がる。
涼介さんは私の耳にキスをした後、息を吹きかけながら囁いた。
「淫乱なドM体質の弥生さん。今日はたくさんいじめてさしあげますよ。」
あっっ。
私の躯が大きくビクンビクンと跳ねる。
足の力が抜け、よろよろっと涼介さんにもたれかかる。
そんな私を涼介さんが抱きとめてくれた。
「・・・まさか。声だけでイったんですか?」
私は真っ赤になりながら俯く。恥ずかしくって顔を上げられない。
「弥生・・・。」
俯いている私の耳元で涼介さんが甘い声で囁く。
もう、そんな声で囁かないでくださいっ。
私は涼介さんのことが好きすぎて、涼介さんが触れるだけで、涼介さんが甘い言葉で囁いてくれるだけで、それだけで・・・。
「弥生・・・。好き。」
耳にちゅっと唇で触れる。
あ・・・っ。
「弥生。愛してる・・・。」
再びちゅっとキスをする。
もう、そんな言葉で言わないで・・・っ。もう、もう・・・。
「弥生・・・。」
再び私の躯がビクビクッと震える。
クスッと、耳元でかすかに笑う声が聞こえた。
「涼介さんっ?」
涼介さんの手を振りほどき、私は躯をひねって涼介さんに抗議する。
「私の声でイってしまうなんて・・・。本当に・・・」
「もうっ。どうせM体質ですからっ。もう認めますからっ。」
私が少しだけやけになってそう言うと、涼介さんがちゅっと、今度は唇に軽くキスをした。
「本当に・・・愛おしい。」
涼介さんがそう言って柔らかく微笑み、私を抱きしめながら何度もキスをする。
「では・・・」
とろんとした目で涼介さんを見上げると、そこには意地悪そうな笑みを浮かべ私を見ている涼介さんがいた。
涼介さんが、捕食者の目になってる!!
あわあわと口をパクパクさせている私を、涼介さんが抱き上げた。
「では、私の声だけで何回イけるか、実験してみましょう。温泉に行こうと思って休みをとってありますからね。たっぷりと時間をかけてかわいがってあげますよ。」
そう言って私をそのまま寝室に連れて行こうとする。
「りょっ。涼介さんっっ。温泉!温泉に行きたいですっ!」
私は脚をバタつかせ、涼介さんの首の後ろに手を回し身体を起こしながらそう言った。
「温泉?なんの話ですか?」
そう言ってニヤッと笑う。
もうっ温泉っっ。温泉に行きたいですってば!
・・・って、実は涼介さんと一緒にいられれば、私はそれだけで幸せなんです・・・。
たぶん言わなくても涼介さんは分かってる。
「もう。大好きです。」
私が頬を膨らましながらそう言うと、涼介さんが一瞬驚いた表情を見せた後、にっこりと笑った。
「奇遇ですね?私もです。」
温泉に行こう? 完
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久々の涼介×弥生のイチャイチャ。
お楽しみいただけたらうれしいです♡
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