すっぴん代議士と脚フェチSP#21
ホテルの記者会見場では、マスコミがゆう子の到着を今か今かと待ち構えていた。
しかし時間を過ぎてもゆう子は現れない。
これはいっぱい食わされたかと記者たちがざわついているその時、会見場のドアが開いた。
一同言葉を失った。
「た、高階先生。その恰好は?」
「暑かったので、ひと泳ぎしてきたのよ。あなたもいかが?」
笑みを浮かべながら壇上に上がる。
髪は濡れて貼りつき、スーツからは水が滴り落ちている。そして、化粧はほぼ落ちてスッピンに近い。
しかし、そこにいる記者たちは、今までのどのゆう子よりも1番強く、そして1番美しいと感じていた。
「本日はお集まりいただいてありがとうございます。今日皆様に聞いていただきたいのは・・・」
ゆう子は静かに語り始めた。
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