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まぬかん(旧名:h4a管理人)

Author:まぬかん(旧名:h4a管理人)
羽交い絞めにしておっぱいを揉む!
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淫猥病棟#67~要らないコの涙~

 
 
黒羽は替えの氷枕を持って、愛の部屋に向かっていた。

愛の部屋の前までくると、中から話し声がする。

---ん?健太か?ったく。うつるから入るなって言ったのに。

扉を開けようと手を伸ばしたところ、会話の内容が聞こえてきて、思わず手を止めてしまった。


「愛のバカ。なんでおたふくなんかにかかってるんだよっ。」

愛の枕元で健太が怒っている。

「ごめ・・・なさ・・・」

愛は半べそをかきながら謝っている。

「透にいちゃんに迷惑かけちゃダメって言っただろ?忘れたのかよ。にいちゃんが俺たちのこと要らないって言ったら、俺たちバラバラにされるんだぞ。いいのかよ。」

愛の目に涙がみるみるたまる。

「よくない・・・。でも、透おにいちゃんはそんな事言わないもん。」

「愛は小さくてわからなかったかもしれないけどな、俺たちを引き取るっていう話で、大人は押し付けあってたんだぞ?要らないコだって。透にいちゃんだって、今は引き取った事後悔しているかもしれないじゃないかっ。あんなに旅行楽しみにしてたのにっ。最近のにいちゃん、すごく楽しそうだったのにっ。俺たちのせいで旅行いけなくなって、俺たちの事恨んでるぞ。俺たちなんていなければ良かったって、思ってるぞっ。」

「そんな事ないもんっ。お兄ちゃんはそんな人じゃないって、おねえちゃんがいってたもんっ。」

「おねえちゃんだって、こんな子供がいるお兄ちゃんは嫌だって言ってるかもしれないじゃないかっ。フェラーリのお兄ちゃんのほうがいいに決まってるよっ」

「そんな事ないって、言っていたもんっ。今はまだ選べないっていって、どっちも好きっていってたもんっ。」

「そんなのうそだっ。お前バカだからすぐ信じちゃうんだっ。」

「バカじゃないもんっ。あたし達がいないほうがいいっておねえちゃんに言ったら、そんな事言ったら、透お兄ちゃんが悲しむからダメだって、おねえちゃんに言われたもんっ。私は透お兄ちゃんとおねえちゃんを信じるもんっ。健太にいちゃんなんてキライっ。大嫌いっ。」

「愛のわからずやっ。お前なんて嫌われて捨てられちゃえっ。」

ガチャッ

ドアが開いた音に健太と愛は驚いた。

ドアが開くと、黒羽が立っていた。

「健太、うつるから入るなって言ったよな?」

「・・・」

健太は答えない。

黒羽は愛の氷枕を変えると、健太と愛を引き寄せ抱え込むように抱きしめた。

「不安にさせちまって悪かったな。」

突然の抱擁に、健太も愛も驚く。

黒羽は自分の体温が2人に伝わるまで、2人を抱きしめた。

そして微笑みながら離れると少し言葉は乱暴だったが、優しい声色で言った。

「健太、そこに座れ。愛は寝ろ。寝ながら話を聞け。」

そう言って健太を床に座らせ、愛を寝かせると、黒羽も床に座った。

「俺が小学生の頃、母親が出て行って、俺は父親に育てられたんだ。でもな、父親は仕事が忙しくって、なかなかかまってもらえなかったよ。それで母親を恨んだ時期もあった。なんで連れて行ってくれなかったんだって。」

健太も愛も、黙って話を聞いている。

「だから反発して、母親には全然会わなかった。母親とちゃんと会話をしたのは、父親の葬式の時だったよ。」

「おそうしき?」

愛が聞いた。

「ああ。天涯孤独・・・ってわからないか。一人ぼっちになった俺に一緒に暮らそうって言ってくれた。ダンナさん・・・お前達の父さんも優しく手を差し伸べてくれた。でもな、その時、母親のお腹の中には健太がいて、俺はそこの家に居場所がないと思った。家族になる自信がなかった。そん時ついて行けば、お前達2人をこんな気持ちにさせることはなかったんだろうな。ちゃんと家族になっていたら良かったのにな。ごめんな。」

黒羽は健太の頭をグリグリと撫でた。

「半分しか血がつながっていなくっても、俺たちは家族だ。兄が弟や妹の面倒を見るのは当たり前だろ?健太、お前だって愛の面倒を見るのは当たり前だと思っているだろう?」

健太は小さく頷く。

「そうだ。それと一緒だ。わかったか?二度とつまらないこというんじゃないぞ。」

健太は涙を溢れさせながら、何回も頷く。頷くたび、涙がポタポタと膝に落ちる。

「あと、お前、ネコかぶってたな?それについては許さないぞ。」

笑いながら黒羽が言う。

健太はどうしていいのかわからない顔をしている。

「そうだな・・・。バツとして・・・。」

黒羽は少しだけ考えると、健太に向かって手を広げた。

「飛び込んで来い。」

健太は顔をくしゃくしゃにして、黒羽の胸に飛び込んだ。

「ずるい~。愛も~っ。」

愛がベッドからダイブする。

2人を胸の中に抱え、黒羽は笑った。



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