淫靡な研究室2番外編~Sweet Christmas~
こんばんわ。まぬかんです。
いつもあそびにきてくださる方に、クリスマスプレゼントです♪
というか、プレゼントになっているかは微妙になぞですし、クリスマスあと10分で終わりますし・・・
ぎりぎりセーフということで許してやってください♪
「さむ・・・。」
弥生は凍える手にはぁっと息を吹きかけ、街角に立っていた。
街はクリスマスのイルミネーションで色とりどりに彩られており、その柔らかい光は温かみすら感じられる。
しかし時折吹く冷たく強い風に、それは錯覚であると思い知らされる。
「涼介さん・・・。遅いなぁ。」
街行く幸せそうなカップルをぼおっと眺めながら、まだ来ぬ恋人のことを想う。
まさかまた涼介の身に何かあったのではないか。そんな不安にとらわれそうになる心を奮い立たせる。
携帯の待受をチラッと確認するが、着信を知らせるものは一切ない。
---涼介さん…。
その時、弥生の後ろから手が伸び、弥生を羽交い締めにするように抱きついた。
弥生は一瞬驚いたが、その手が愛する者の手であるとすぐに気がつき、自分を包むように回された腕に頬をつける。
はぁっ。はぁっ。
涼介は駆けてきたきたようで、息がすっかり上がっており、まだ喋ることができない。
弥生は腕に頬をつけたまま、自分の前に回されている涼介の手に、自分の手を添える。
その瞬間、涼介はハッとしたように身体を離し、弥生の肩を掴むと自分の方を向かせた。
「弥生っ。手がこんなに冷たいっ。なんで待ち合わせの店の中にいなかった?」
涼介は弥生の冷たい手を自分の手で温めるように包み込むと、息を吹きかけ温める。
「いつものカフェが、クリスマスパーティーとかで貸切だったんです。」
弥生はニコッと微笑みそう答える。
「連絡くれて暖かい場所にいればよかったのに。」
包んだ手にキスをしながら涼介がそう言うと、弥生はニコッと笑った。
「弥生…。私が気にするといけないからとか、会議中だったら、とか、そういうことを考えてた?」
弥生は言い当てられて少し恥ずかしそうに笑うと、そんなことありませんよ、と目を伏せながら小声で言った。
---弥生は本当に嘘がつけないな。
涼介は弥生を見下ろしながらそう思う。
「弥生。もうちょっと怒ったりわがままを言ったりしてくれていいんですよ?」
「えっ。」
弥生は驚いて涼介を見ると、春の暖かい日差しのような笑顔をみせた。
「わがままですよ?だって、涼介さんを独占してますから。」
今度は涼介が驚き弥生を見る。
目の前にいる弥生が愛おしくてたまらない。
そんな衝動に突き動かされ、その場で弥生を抱きしめる。
「ちょっと。涼介さんっ。恥ずかしいですっ。」
涼介は弥生の顎に指をかけると、唇を重ねた。
涼介に前から抱きしめられ自由がきかない手を、それでもなんとか涼介の背中にまわす。
唇を離すと、涼介が弥生の目を見つめながら、話し始めた。
「予約したレストランもだいぶ時間が過ぎてしまったし。私の家に来ますか?」
弥生は首を縦に振る。
「タクシーをひろいたいところなんですが、このあたり一帯ひどい渋滞で。さっきもあきらめて降りてしまったんですよ。広い通りまで少し歩きますが大丈夫ですか?」
そういって手を差し出すと、弥生は少し顔を赤らめながら手を乗せた。涼介はその手をそのまま自分のコートのポケットに入れると、大通りに向かって歩きはじめた。
大通りでタクシーを拾い、涼介のマンションに向かう。
タクシーの中でも涼介のコートのポケットに弥生の手が入っている。
涼介はポケットの中で、弥生の指を撫ではじめる。
爪の生え際、指の関節など、その形状を確かめるかのように撫でまわす。
---やだ。手を触られているだけなのに。なんかおかしな気分になってきちゃった・・・・。
弥生が下を向きながらそんなことを考えていると、涼介が耳に口をあて、子声でしゃべり始めた。
「弥生。感じちゃった?」
弥生が真っ赤になりながら涼介を横目で見ると、涼介は口角を上げ愉し気な笑みを浮かべ弥生の顔を覗き込んでいる。
「もう、いじわるですねっ。」
弥生がそう小声で抗議すると、涼介はさらに楽しそうに笑い、指の谷間をさすりはじめる。
---そこ・・・・っ。ダメです・・・・っ。
涼介の攻撃になんとか耐えマンションにつき、部屋に入ると弥生は涼介に抗議する。
「もうっ。涼介さんっ。なんであんなことをするんですかっ!!」
顔を赤くして頬を膨らます弥生が可愛くて仕方がないといった表情で、涼介は黙って弥生を見ている。
しかし、肩からさげられた大きな紙袋に気が付くと、「それは何?」と聞いた。
「あぁ、これですか?私も中身知らないんですけど・・・。今日偶然谷田部さんに会って、涼介さんに会うって言ったら、これを渡されました。」
---偶然?あいつ絶対わざとだな。なんとなく想像がつく気がする・・・・。
「このまま谷田部くんのお膳立てにのるのもシャクに触りますが・・・・。今日はありがたくいただくことにしましょう。弥生。着替えてきなさい。」
「え?着替え?」
「おそらくその中は着替えが入っていると思います。絶対に着てきなさい。」
そういって弥生の背中を押し、隣の部屋に押し込める。
しばらくすると、隣の部屋から声にならない叫び声が漏れ聞こえる。
涼介はくくっと笑いを噛み殺す。
し・・・んとなり、しばらくしておずおずと弥生が顔をのぞかせる。
「あ・・・の・・・・。」
ソファーで脚を組んで座っていた涼介は、脚を戻すとひざをぽんぽんと叩く。
「こっちへ来なさい。」
弥生は観念したかのように部屋に入ってきた。
「ずいぶんとエロいサンタさんですね。」
肩が大きくあいたデザインのサンタクロースチックなワンピースに身を包んだ弥生は恥ずかしそうに涼介のもとへとやってくる。
平均よりも大きい胸がワンピースをつりあげ、ワンピースの裾のラインが規格よりも上がり、きわどいラインを生み出している。
「そんなに・・・見ないでください・・・。」
「なぜ?」
「恥ずかしい・・・・です・・・・。」
「では、恥ずかしいなら脱ぎましょうか。」
「えっ!」
「だって、着ているとはずかしいんでしょう?」
「えっ。恥ずかしいですけど、でも・・・・っ。」
そこまで言って涼介の顔を見ると、あきらかに面白がっている表情をしていた。
「もうっ!涼介さんのいじわるっ」
「では、そろそろサンタさんからプレゼントをいただくことにしましょうかね?」
そういって弥生をソファーに押し倒した。
「弥生。メリークリスマス。」
「涼介さん。メリークリスマス。」
二人は熱いキスを交わした。
おしまい
オチのない、ただのらぶらぶな話でしたが、ニヤニヤしていただけたらうれしいです。
初めての方に注釈をつけさせていただきますと、過去に谷田部のおぜん立てで弥生がメイド服で涼介にご奉仕をしたことがあります。⇒この話です。
その、セルフパクりです(笑)
そうこうしているうちにあと7分でクリスマスが終わるっ。
みなさま、よいクリスマスをお過ごしください~
まぬかんより愛をこめて。
←お礼ページ始めました♪
いつも応援してくださってありがとうございます!!みんな優しくって大好きですっ
いつもあそびにきてくださる方に、クリスマスプレゼントです♪
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弥生は凍える手にはぁっと息を吹きかけ、街角に立っていた。
街はクリスマスのイルミネーションで色とりどりに彩られており、その柔らかい光は温かみすら感じられる。
しかし時折吹く冷たく強い風に、それは錯覚であると思い知らされる。
「涼介さん・・・。遅いなぁ。」
街行く幸せそうなカップルをぼおっと眺めながら、まだ来ぬ恋人のことを想う。
まさかまた涼介の身に何かあったのではないか。そんな不安にとらわれそうになる心を奮い立たせる。
携帯の待受をチラッと確認するが、着信を知らせるものは一切ない。
---涼介さん…。
その時、弥生の後ろから手が伸び、弥生を羽交い締めにするように抱きついた。
弥生は一瞬驚いたが、その手が愛する者の手であるとすぐに気がつき、自分を包むように回された腕に頬をつける。
はぁっ。はぁっ。
涼介は駆けてきたきたようで、息がすっかり上がっており、まだ喋ることができない。
弥生は腕に頬をつけたまま、自分の前に回されている涼介の手に、自分の手を添える。
その瞬間、涼介はハッとしたように身体を離し、弥生の肩を掴むと自分の方を向かせた。
「弥生っ。手がこんなに冷たいっ。なんで待ち合わせの店の中にいなかった?」
涼介は弥生の冷たい手を自分の手で温めるように包み込むと、息を吹きかけ温める。
「いつものカフェが、クリスマスパーティーとかで貸切だったんです。」
弥生はニコッと微笑みそう答える。
「連絡くれて暖かい場所にいればよかったのに。」
包んだ手にキスをしながら涼介がそう言うと、弥生はニコッと笑った。
「弥生…。私が気にするといけないからとか、会議中だったら、とか、そういうことを考えてた?」
弥生は言い当てられて少し恥ずかしそうに笑うと、そんなことありませんよ、と目を伏せながら小声で言った。
---弥生は本当に嘘がつけないな。
涼介は弥生を見下ろしながらそう思う。
「弥生。もうちょっと怒ったりわがままを言ったりしてくれていいんですよ?」
「えっ。」
弥生は驚いて涼介を見ると、春の暖かい日差しのような笑顔をみせた。
「わがままですよ?だって、涼介さんを独占してますから。」
今度は涼介が驚き弥生を見る。
目の前にいる弥生が愛おしくてたまらない。
そんな衝動に突き動かされ、その場で弥生を抱きしめる。
「ちょっと。涼介さんっ。恥ずかしいですっ。」
涼介は弥生の顎に指をかけると、唇を重ねた。
涼介に前から抱きしめられ自由がきかない手を、それでもなんとか涼介の背中にまわす。
唇を離すと、涼介が弥生の目を見つめながら、話し始めた。
「予約したレストランもだいぶ時間が過ぎてしまったし。私の家に来ますか?」
弥生は首を縦に振る。
「タクシーをひろいたいところなんですが、このあたり一帯ひどい渋滞で。さっきもあきらめて降りてしまったんですよ。広い通りまで少し歩きますが大丈夫ですか?」
そういって手を差し出すと、弥生は少し顔を赤らめながら手を乗せた。涼介はその手をそのまま自分のコートのポケットに入れると、大通りに向かって歩きはじめた。
大通りでタクシーを拾い、涼介のマンションに向かう。
タクシーの中でも涼介のコートのポケットに弥生の手が入っている。
涼介はポケットの中で、弥生の指を撫ではじめる。
爪の生え際、指の関節など、その形状を確かめるかのように撫でまわす。
---やだ。手を触られているだけなのに。なんかおかしな気分になってきちゃった・・・・。
弥生が下を向きながらそんなことを考えていると、涼介が耳に口をあて、子声でしゃべり始めた。
「弥生。感じちゃった?」
弥生が真っ赤になりながら涼介を横目で見ると、涼介は口角を上げ愉し気な笑みを浮かべ弥生の顔を覗き込んでいる。
「もう、いじわるですねっ。」
弥生がそう小声で抗議すると、涼介はさらに楽しそうに笑い、指の谷間をさすりはじめる。
---そこ・・・・っ。ダメです・・・・っ。
涼介の攻撃になんとか耐えマンションにつき、部屋に入ると弥生は涼介に抗議する。
「もうっ。涼介さんっ。なんであんなことをするんですかっ!!」
顔を赤くして頬を膨らます弥生が可愛くて仕方がないといった表情で、涼介は黙って弥生を見ている。
しかし、肩からさげられた大きな紙袋に気が付くと、「それは何?」と聞いた。
「あぁ、これですか?私も中身知らないんですけど・・・。今日偶然谷田部さんに会って、涼介さんに会うって言ったら、これを渡されました。」
---偶然?あいつ絶対わざとだな。なんとなく想像がつく気がする・・・・。
「このまま谷田部くんのお膳立てにのるのもシャクに触りますが・・・・。今日はありがたくいただくことにしましょう。弥生。着替えてきなさい。」
「え?着替え?」
「おそらくその中は着替えが入っていると思います。絶対に着てきなさい。」
そういって弥生の背中を押し、隣の部屋に押し込める。
しばらくすると、隣の部屋から声にならない叫び声が漏れ聞こえる。
涼介はくくっと笑いを噛み殺す。
し・・・んとなり、しばらくしておずおずと弥生が顔をのぞかせる。
「あ・・・の・・・・。」
ソファーで脚を組んで座っていた涼介は、脚を戻すとひざをぽんぽんと叩く。
「こっちへ来なさい。」
弥生は観念したかのように部屋に入ってきた。
「ずいぶんとエロいサンタさんですね。」
肩が大きくあいたデザインのサンタクロースチックなワンピースに身を包んだ弥生は恥ずかしそうに涼介のもとへとやってくる。
平均よりも大きい胸がワンピースをつりあげ、ワンピースの裾のラインが規格よりも上がり、きわどいラインを生み出している。
「そんなに・・・見ないでください・・・。」
「なぜ?」
「恥ずかしい・・・・です・・・・。」
「では、恥ずかしいなら脱ぎましょうか。」
「えっ!」
「だって、着ているとはずかしいんでしょう?」
「えっ。恥ずかしいですけど、でも・・・・っ。」
そこまで言って涼介の顔を見ると、あきらかに面白がっている表情をしていた。
「もうっ!涼介さんのいじわるっ」
「では、そろそろサンタさんからプレゼントをいただくことにしましょうかね?」
そういって弥生をソファーに押し倒した。
「弥生。メリークリスマス。」
「涼介さん。メリークリスマス。」
二人は熱いキスを交わした。
おしまい
オチのない、ただのらぶらぶな話でしたが、ニヤニヤしていただけたらうれしいです。
初めての方に注釈をつけさせていただきますと、過去に谷田部のおぜん立てで弥生がメイド服で涼介にご奉仕をしたことがあります。⇒この話です。
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